羊羹切らないで、手首切ってどうするんだよ……(汗)

 こんばんは、星野です。
 ……「ぼくらの」の、キリエ君の迷台詞から……。上手くないよ、キリエ君……(汗)
 普段は口数もちょっとしかなく、カナちゃんに暴力をふるう時くらいしか感情というものを感じさせないウシロ君が「バカ! 何ボケた事言ってんだ!」……と、極めてまともな対応をしたのが、何気に驚きでした。
 そしてそんなキリエ君が、一番ジアースを上手く操縦したのがびっくりでした…。
 と言いつつ、語るのは、前の記事でも書きましたが、モジ君&ウシロ君です。
 では、続きから。
■モジ君
 ナカマちゃんのユニフォームを、唯一着て戦ってくれたイケメン君です。
 ナギ、ツバサちゃんという幼馴染と一緒に施設で育ち、三人仲良く過ごして来ました。…このままずっと三人仲良しで一緒。そう思っていた筈なのに、ある夏、浴衣姿のツバサちゃんの可愛さに、彼女が「女」だと意識してしまった時から三人はいつまでも三人仲良し…という訳にはいかなくなってしまいました。
 それでも表面上、三人は上手く仲良くやっていたのです。…ところが、ナギ君が中学一年になって難しい病気にかかった事により、状況はがらりと変わります。
 心のどこかで、発病したのがツバサちゃんではなく、ナギで良かった、と思ってしまったモジ君。
 ――そんな時、彼はジアースと契約してしまい、その後自分の運命を知った時、「天罰だ」と思います。
 いやいやいやいやいや。
 天罰ってそんな…なんぼなんでも重すぎだよ!!! ・゚・(ノД‘)・゚・

 日に日に弱っていくナギ君。…彼が助かるには、心臓移植以外に方法はありません。
 しかし拒絶反応ゼロのフルマッチのドナーなんて、そうそういる筈が……と、思いきや。
 一体どんな運命の巡り合わせなのか? 軽い気持ちで受けた検査で、自分がそのフルマッチのドナーになれるという事を知ったモジ君。
 ――僕にはジアースでツバサ達を守る力があり、ナギを助けられる力がある。
 そう知った時、彼が選んだ道はただ一つ。
 親友であるナギの心臓となって生き続ける事。
 仮にナギ君が亡くなったとして、ツバサちゃんの性格上、優位なモジ君が選ばれる筈が無い。……そう分かっていたモジ君にとって、ジアースで地球を守り、親友のドナーになる事。それこそが親友の死を願ってしまった自分自身への罰であり償いでもあった…のかも知れません。
 パイロットとして選ばれた時、彼は病院からの帰り道でツバサに言いました。
「近い内、ナギにドナーが現れる。それも、拒絶反応ゼロ。フルマッチのドナーが……」
 いつも、よく「当たる」と言われる彼の「勘」。
 しかし今回、それは只の勘ではありませんでした。

 ………いよいよ戦いが間近に迫った時、彼が最後に会ったのはツバサちゃんではなく、ナギでした。
 すんません。ここはもう、コエムシじゃありませんが……せめて告白位は…と、チラッと思ってしまいました。
 それこそ、やるこたやっとけYO!!! と。・゚・(ノД‘)・゚・
 しかもぶっちゃけ、どう見てもツバサちゃん、……モジ君に気があるんじゃね? って感じですし……。

 モジ君の願いで国防軍の計らいにより、転院が決まったナギ君。その直前にナギの病室を訪れたモジ君は、本当にごく何気ない会話をして、そのままジアースのコクピットに転送されます。ツバサに気持ちを伝えろよと。…自分はとうとう言わなかったくせに、親友にその言葉を告げて姿を消したモジ君。彼が直前まで座っていたパイプ椅子には、ひとひらの銀杏の葉が落ちて、既に季節が夏から秋に変わりつつある事を物語っていました……。

 コクピットで、わざわざナカマちゃんが作ってくれたユニフォームに着替えるモジ君がなんか凄い律儀な子だ、と思いました。中身もイケメンだよ君は!!! ・゚・(ノД`)・゚・
 彼が座っている椅子は、ナギを見舞っていた時、いつも座っていたパイプ椅子でした。
 そんな彼の眼前には、なんか二つに分身するキノコみたいな形をした敵が現れます。

 急所である「核」を剥き出しにしつつ迫る敵。二つに分かれたキノコのつなぎ目にあたるその部分を、取り敢えず斬ってみるモジ君ですが、やはりそれは偽物の急所。完全に二つに分かれてしまった敵の攻撃は結構強力で、何発も喰らったら厳しい状態になってしまいそうです。
 ――そこで彼は、ある作戦を思いつきました。
 わざとジアースの急所を守るようなそぶりを見せ、相手の出方を見たのです。
 彼の戦いは、今までもパイロットの中では頭脳派な所を見せていたモジ君らしい頭脳戦という感じでした。
 …「影のヒーローになる」と、文字通りノリノリで戦ったワク君。父親を死なせてしまったパニックに陥りつつも勝利したコダマ君。憎んだ先生への復讐を諦め、これまでの感情を爆発させるように戦ったチズちゃん。家族の為に戦い、皆で行く筈だった遊園地を守ったダイチ君。自分自身の守りたいものの為、いつもいつも「きちんとしてなくてもいいんだ」と、なりふり構わず戦って勝ったナカマちゃん。
 皆それぞれに自分「らしい」戦い方だったな…と思いますが、モジ君は中でもダントツで彼らしさを最後まで貫いていたと思います。
 …戦闘が終われば死が待っている、とはとても思えぬ心理戦。そして彼はそれに勝ちました。
 彼は攻撃に出て来た方のキノコには目もくれず、攻撃してこなかった方のキノコをぶっ叩きました。
 ――果たしてそれが敵の「急所」で、ジアースは戦闘に勝利。
 そしてこの戦いで、彼はある事に気付きます。
 そう、彼の心理戦に乗ったという事は、「敵は、少なくとも僕たちと同じ心を持っているという事だ」
 それが何を意味するのか? 彼はそこまで言う事はなく、またわざわざユニフォームから制服に着替えると、丁寧にユニフォームを畳んで椅子の上に置くと、穏やかな微笑みを浮かべました。
「ごめん、もう行かなきゃ。みんな、……ありがとう」
 
 病院では、手術室の前で待っていたツバサちゃんに、ナギが「手術が終わったら、お前に話したい事がある」……そう言っていました。
 ドナーが現れたのが夢のようだと語る彼。「代わりに誰かが死んでいると思うと、素直には喜べないけど……」
 ナギ君、ナギ君。
 それ、モジ君んんんんんんん!!! ・゚・(ノД`)・゚・
 ツバサちゃんは「そんな事無い。その人の分まで、生きるの」とナギ君を励まします。
 ……ツバサちゃん。それ、モジ君なんだよ……。
 彼女がこの事を知る事はないかも知れません。否、知らない方がもしかしたら良いかも知れません。
 それでも、「三人一緒」が果たされる為にもナギ君とツバサちゃんが幸せになる事、そしてナギ君がモジ君の分まで元気に生きる事を祈りたいです。

 彼の去り際、ユニフォームの上に銀杏の葉がひとひら落ちたシーンが、特に涙腺の秘孔を突きました。
 モジ君が去った後、ぶっちゃけ男性陣で唯一ムードメーカやれそうなのは、カンジ君くらいになっちまった……。物語が更に重くなる中、正直彼が去ったのは色々な意味でダメージ大きかったです……。
 彼が、「敵」の正体に何処まで気付いていたのか?
 それは分かりませんが、相当鋭い彼の事ですから、本当は気付いていたのかも知れないですね。
 何にしても、モジ君。……君は本当に、最後までイケメンだったよ……。(涙)


■ウシロ君
 小学四年生の妹に、事ある毎に暴力をふるい、しかも何故か父親の元を飛び出して、親友のカンジ君の家に転がり込み、学校も不登校扱い。
 ――これだけ書くと、ぶっちゃけほんとどうしようもない子なんですが。
 何故か彼は憎めません。

 カンジ君とだけは唯一友達なようですが、カンジ君が言うには、ウシロ君がいつもカナちゃんの暴力を振るうのは、カナちゃんを産んで間もなく母親が死んだのを目の当たりにした事が原因のようです。
 カナちゃんのせいで母を失ったという気持ちと、自分達を置いて死んでしまった母への不満を、カナちゃんにぶつけている…ようなのですが。
 うん、全っっっ然、同情できないね(苦笑)
 それでも黙って耐えてるカナちゃん、良い子過ぎでしょ……。二人でカンジ君の家に飛び込んでからは、家事とかも積極的にこなしてますし。…ウシロ君のパンツまで洗ってるし(笑)
 兄弟の内どっちかがダメだとどっちかがしっかりする、という典型でしょうかね…この兄妹は(^^;)

 しかしそんなウシロ君ですが、後にマキちゃんと同じく両親とは血がつながっていない養子である事が明らかになります。
 ちょうど、マキちゃんのエピソードの後辺りに出て来たやくざのおっさんが、国防軍の一員で、ジアースのパイロット達の面倒を見ていた田中さんが本当の母親である事を明かしてくれました。
 次第に季節が秋~冬になる中、未だに夏ものの服を着ているウシロ君とカナちゃんを気遣っていた田中さんは、ウシロ君に「今度、一緒に服を買いに行こうか?」と誘います。
 これは俗に言う死兆星という奴で(涙)、田中さんは何とかジアースの存在を世に知らせようと戦った結果命を落としてしまう訳ですが、ウシロ君が田中さんが本当の母だと知ったのは、その直後でした。
 結局一緒に行く時間が無くて、自分で適当に服を買ってしまった田中さん。
 カナちゃんは女の子だから分かるけど、男の子のウシロ君のは分からないから…と、彼女が買ったのはマフラーでした。これを渡してやりながら語られる田中さんの壮絶な人生。
 ありえねえ(苦笑)
 16歳にして、なんかやくざの若頭的な奴にヒトメボレされる⇒結婚⇒出産⇒しかし夫はやくざの抗争で命を落とす⇒身の安全を図る為、ウシロ君はカナちゃんの両親に預け、自分は国防軍の学校へ⇒後に国防軍の軍人として、ジアースのパイロットとして契約した息子と再会。
 なんじゃこりゃ(汗)
 カナちゃんのお母さんが亡くなったのは、ウシロ君を連れての逃亡生活の無理がたたって…というのもあったようですね。
 元々ウシロ君の養父は、どっかの山の中で不登校児を引き受けるフリースクール的なものを作るという夢があったようです。その計画を早めて、山の中でひっそり暮らしてればやくざの抗争に巻き込まれる事もあるまい…といった思惑もあったみたいです。
 勿論、養父となった方は、ウシロ君にもカナちゃんにも変わらず愛情を注いではいたようですが、もしかしたらウシロ君は、心のどこかで本当の親ではない、という事に気づいていたのかも知れませんね。

 ――やがて親友・カンジ君も戦いの中で命を落とし、残ったのはコエムシの妹だったマチちゃん(彼女は実は契約者ではありませんでした)、国防軍の関さん、そしてウシロ君の三人になりました。
 残りはあと二戦+引き継ぎ戦。(次の地球にロボットを引き継ぐ戦い。ジアースのパイロットになった子供たちが最初に会った「ココペリ」も、実はこの引き継ぎで地球を訪れていたパイロットでした)
 引き継ぎ戦のパイロットは、次の地球でのロボットのパイロットを探すという役目と、ロボットの使い方を教える役目があります。……そして、その引き継ぎの見返り? として、引き継ぎのパイロットだけは助かって元の地球に戻れる、というルールがあるみたいです。
 マチちゃんの話でそれが明らかになり、カンジ君が死んだ直後、次の「ココペリ」にならないか、と誘われるウシロ君。
 彼はそれに即答はせず、カナちゃんを連れて父親の元へと帰ります。――カナちゃんは契約していませんから、彼女だけでも、父親の元へ返そうとしたんですね。
 たまたま見送りに来ていたマチちゃんも誘って、三人で父親の元へ戻るウシロ君。
 その長い道のりの中で、訥々と自分の今までの過去を語る姿が、彼なりに寂しさを抱えていたんだな…というのが分かります。
 父親は気を使う人だったし、普通に自分にも優しくしてくれた。けれど自分にはそれがどこかよそよそしいものに感じられた…。
 そう語るウシロ君。…しかしマチちゃん&カナちゃんは長い電車旅に疲れたのか眠ってしまっていて、拗ねた顔して赤くなってる彼がまた、可愛い。…うん、なんでこんな可愛いんだ、こいつは…。

 後にカナちゃんは、独白でこう語ります。
「私がお兄ちゃんと一緒にいたのは、殴られるのが怖かったからではありません。どこか寂しそうなお兄ちゃんが放っておけなかったからです」
 小学校四年生の妹にまで、そんな母性本能的な感じで放っておけないと思わせる、その危うくてどこか寂しげな所。
 ああ、これがこいつのとんでもない魅力だったんだと気付きました(汗)
 
 小さな頃、フリースクールの設立に忙しくてなかなか構って貰えず、保育所では父親に似顔絵を見せたいからと遅くまで一生懸命起きていようとした幼い頃のウシロ君がまた、何とも可愛らしいです。
 母の愛を知らず、父とも近くて遠い距離感にあった彼は、元々の不器用な性格もあって、その寂しさを上手く表現する術を知らなかったのでしょう。…それにしたってカナちゃんへの暴力はダメですが、そんな方法でしか、自分の感情をどうにかする方法を知らなかった、というのは切ないと思います。
 父親とも、本当はなんだかんだで気持は繋がっていたのでしょう。
 彼はその事を、父の部屋に大切に残されていた似顔絵を見て知ります。彼はやっぱり何も言えずに家を飛び出してしまいましたが、長く遠回りをしたけれど、やっと父子の心が繋がったんだな…と思わせる瞬間でした。OPでも描かれていますが、夢中で山の中を走るその姿が、本当に不器用な子なんだな…と思わせます。
 彼が「ココペリ」になる事を選べば、今度こそ父との関係を修復する時間も出来るでしょう。
 数多の戦いを経て、少しは精神的にも成長出来た彼なら、きっと…。

 けれど、彼はそれを選びませんでした。
 その夜、マチちゃんの部屋を訪れた彼は、「俺はココペリにはならない」と告げます。
 でも、コエムシの性格からして、それを許してくれるとは思えません。それどころか、揺さぶりをかけようとしてカナちゃんを無理やり契約させてしまうかもしれない、とマチちゃんは言いました。
 しかし、カナをこんな事に巻き込んでしまったのは自分だから、何とかカナだけは助けたい。
 そう願ったウシロ君の気持ちを知ったマチちゃんは、ある決意を固めました。

 …ていうかすみません。ここでも思いました。
 やることやっちまえよ(笑)
 よりによって夜にマチちゃんの部屋を訪れて、しかも二人きりで話してるんで、てっきり少し位いい雰囲気に…(ゴハァ!!)

 マチちゃんがしょっちゅうカナちゃんを気に掛けていたのは、傍目から見て横暴な兄と妹の姿を、自分と兄に重ねていたから…? と思います。
 結局兄と共に何度も色んな「地球」へ行き、「ゲーム」を続けて来たマチちゃん。
 そんな彼女の目に、最後に「兄」としての顔を見せてカナを助けたいと頼みに来たウシロ君はどう映ったのでしょうね。父の元へ帰るまでの旅の中でも、なんか結構お似合いかもなあ…なんて思ってしまった私は、あまりの重すぎる展開にちょっと脳が煮え滾ってしまったのかも知れません(苦笑)

 次の戦闘が近づいた時、コエムシに対し、「ココペリにはならない」と答えるウシロ君。
 マチちゃんの予想通り、コエムシはカナちゃんを無理やり契約させようとします。しかしその瞬間、マチちゃんは速攻魔法「ピストル」を発動しました。(※これは元々、ウシロ君がやくざのおっさんに渡されたものです。田中さんが「生きぬいて欲しい」という願いを込めて託したものでした)
 不意打ちのピストル連打をモロに食らいまくり、息絶えるコエムシ。
 容赦ねぇぇぇえええええ!!! (((( ;゜Д゜)))
 そこへ、前の「コエムシ」が現れました。
 この辺は良く分からなかったのですが、前の「コエムシ」との話からすると、どうやらジアースの管理は完全にパイロット達に委ねられたようです。
 つまり、あと二戦戦ったら、次にまた別の地球にジアースを引き継ぐかどうかも決められるみたいですね。
 その時マチちゃんは自ら契約を結び、パイロットになります。
 ジアース諸共、敵ロボットを殲滅せんとする無人兵器の総攻撃により、周囲は数千度の業火に包まれます。コクピットは熱からも遮断されているとは言え多少は熱くなってきましたが、それでもマチちゃんは戦い抜き、あと一戦…という所までこぎつけました。
 ――せめて最後のパイロットは自分が、と名乗り出る関さんに、「俺達が始めたゲームだから」と、自らが最後のパイロットになる事を決めるウシロ君。
 それを見届けたマチちゃんは、彼らを元の場所に転送した後、コエムシの亡骸のすぐ傍で「ごめんね、お兄ちゃん」……そう呟きながら静かに倒れました。
 戦闘が終わり、静けさを取り戻したその場所には冬の訪れを告げる雪が舞い、そんな二人の亡骸を白く、白く染めていきます。
 ――このシーンも、泣けました……。

 こうして最後のパイロットとなったウシロ君は、次の戦闘までの時間を父と妹と共に過ごしていました。
「ちょっとした事でイラついて、お前を殴っていた。その償いに、俺はジアースで戦って、この地球を守る」
 カナちゃんにそう告げて間もなく、彼は「次の戦闘」が近づいて来たという予感を感じました。

 基本的に敵ロボットは、パイロットのいる周辺に現れます。
 このままではここを巻き込んでしまう、と、慌ててその場を離れるウシロ君。…彼はコクピットに転送される際に媒介となる「椅子」の元へと走ります。
 彼の体格には少し小さすぎる、素朴な木の椅子。
 それは、彼の父が設立したフリースクールの教室の椅子でした。
 ――しかしその背中に、カナちゃんが縋りつきます。
「行っちゃ嫌だ! 私も一緒に行く!!」と。
 しかし、今までは契約していないながらも一緒にコクピットに呼ばれていた彼女ですが、今回、ウシロ君は彼女をコクピットに連れて行く気はありませんでした。
 彼は、自分の戦闘が終わったらジアースを分解し、完全にこの「ゲーム」を終わらせるつもりでした。
 この時、元の場所に転送出来るか分からないから、と、関さんもコクピットには来ないように告げています。…それはカナちゃんも同じでした。
「お前の戦いは、生きる事だ。お前は俺達15人の、大切な仲間の一人だ!」
 最初の頃は仲間に対しても冷たい発言の多かった彼が、まさかこんな台詞を言えるなんて(涙)
 そこへ父が来て、一度ウシロ君を家へ連れ戻しました。
 三人で囲んだ最後の食卓。そこで父は「敵に同情するな。こちらも同じものを背負っているのだから」そうアドバイスします。……やっと心が繋がったと思ったら、父親として言えるアドバイスがそれかい!! ・゚・(ノД‘)・゚・
 ――そしてウシロ君は、カナちゃんが眠っている間に、コクピットへ行ってしまいました。
 長期戦になるかも知れないから、と父親が持たせてくれた食事や飲み物を持って。
 やくざのおっさんが買ってくれた服を着て。
 目が覚めたカナちゃんがフリースクールの教室へ行った時、そこにはもう、空の椅子しかありませんでした。

 ゲームを始めた時は15人いたコクピットも、今は彼一人です。
 しかし彼は、去って行った仲間達の事を胸に刻んで、30時間という長丁場の激闘を戦い抜き、勝利しました。
 またこの時、カコ君に対して「あいつも、もっと時間が欲しかっただろうな。あいつだって、もっと考える時間があったら戦えたさ」と振り返ってフォローを入れているのが救いでした。
 …正直、15人中、カコ君だけがあんまりな感じだったので……。
 そしてそのフォローを入れたのが、あのウシロ君、というのが彼の成長を感じさせます。
 最後の最後で、こんな強い子になりやがって……(泣)
「……こんなきつい戦いが、ずっと続いてたなんて。よその地球へ持って行かなくて、良かった」
 そして最後の最後には「他の地球」を気遣う程の強い心まで持ったウシロ君。
 順番が一番最後だった為か、彼は一番、成長したな…と思いました。

 バラバラに分解されていくジアース。そのマスクから最後の光点が消えた時、この「ゲーム」に一つの幕が下りました。

 ――やがて時がたち、カナちゃんは兄と同じ年頃になっていました。
 そんな彼女の通うフリースクールに、何の縁か? ダイチ君の妹・弟達が入学して来ます。
 兄がいなくなったのが余程ショックだったのか、コダマ君みたいな思想の持ち主になり、すっかり人を信じなくなってしまったダイチ君の弟を見た時、カナちゃんは思いました。
「私の戦いはまだ続くんだ」
 と。彼らにダイチ君達の話を語って行こうと決意するシーンが、少しだけ救いです。
 彼らの地球を守って戦った仲間達の気持ちを引き継いで、今度は「生きる」戦いを続けるカナちゃん。

 彼女がいつか、ダイチ君の弟達だけではなくて、他の仲間達の家族達とも会って、彼らの戦いを語っていく。そんなシーンに想いを馳せるラストでした。

 以上、モジ君&ウシロ君(&カナちゃん、マチちゃんもですが…)について語ってみました。

 ――まだまだ、他の子供たちとか、やくざの皆さんの事とか色々突っ込みたい事はありますが、例によって長くなってしまいましたので、ちょっと一区切りしようと思います。
 しかしこのアニメ、本当にOP&EDがめっさ良曲です。聞いてるだけで色んなシーンが頭を過ぎって、また涙腺が熱くなって来ます……。
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テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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