ぼくらの、ぼくらの――

こんばんは、星野です。
…台風のせいで本日はいつもより早く帰る事となりました。
ので、久しぶりに「ぼくらの」原作版を語ってみたいと思います。

今回は、そのタイトルの由来も描かれる、そしてウシロ君好き&ウシロ君とマチちゃん好きには堪らなく……萌えて、そしてラストで……。となった、10巻をちょこっと語ってみたいと思います。
 マチちゃんが契約出来なかった理由。
 それは彼女がココペリ戦の時点では、まだ前の地球の「契約者」扱いだった為、二重契約として無効になっていたからでした。
 何と言うか、あのコエムシが、なんやかんやでものっそい妹ラブだったというのがまた萌えた。。
 そして、この地球の為にパイロットとして契約者となって戦う事を選択したマチちゃんと、同じく契約者ではなかったけれど新たに契約をしたウシロ君の二人は、残り二戦までの間、今まで一緒に戦ってきた仲間達の家族たちの元を回ります。
 ……旅行のシーンが、いちいち萌える!!
 砂糖増量のコーヒーを買って来るウシロ君とか(笑)
 間接キスを地味に気にしてみたり、コエムシの事を「気にしていない」と言いつつも「気にして」マチちゃんの手を握れないウシロ君とか。
 いいぞもっとやれ! なんぞこのもどかしいこの……このおおおぉぉぉ!!!

 …ちょっと落ち着いて。

 皆の遺族の元を回るウシロ君&マチちゃんですが、一番印象に残ったのが、カコ君の家族の所でした。
「あの子、逃げてたんでしょ。街をふみつぶして」
「でもね、あたしはそれが悪いなんて思ってないのよ。誰だって逃げたいでしょ」
「せめてバカにしないでいてあげて」

 カコ君を突き離すような言動をしていたお姉さんですが、本当は弟の事を想っての行動だったのですね。
 …あの時理由を知っていれば、彼女はカコ君の気持ちをほんのちょっとでも受け入れてあげられたのでしょうか…。 普通の子なのよ、というお姉さんのコメントが凄く心に刺さりました。
 確かに、私はカコ君のあの反応は、中学一年生として…いえ、普通の人間として、当たり前の反応だと思います。他の皆があまりに何と言うか…妙に悟りきってる部分があっただけに、余計にそう感じました。
 家族であるお姉さんが、そしてきっとカコ君も内心甘えたいと思っていたであろうお姉さんが、「バカにしないでいてあげて」と頭を下げるシーンが、切ないながらほんの一抹の救いだと思いました。
 …これで家族まで「あの子は、街を壊して!!」と非難していたりしたら、ほんとに切ないですから…。

 それともう一つ、ナカマちゃんのお母さん。
 あんなに綺麗で堂々としていた人が、あそこまでやつれきった姿になっていたのが痛ましかったです。
 でもアニメ版と違って、彼女のユニフォーム、基本的に殆ど皆着て戦ってたんですね。
 彼女が作ったユニフォームを見せて、「この服が私たちを繋いでくれました」と話すマチちゃん。
 最後にウシロ君が「ぼくらは半井さんの事を、ナカマ、と呼んでいました」――そのシーンが泣けて来ます。
 沢山友達が出来るように、と行かせた自然学校で、まさかこんな事になるなんて。
 けれど彼女には、ちゃんとこうして「仲間」が出来ていた。何の救いにもならないかも知れませんが、それでも、お母さんの心には沁みた一言だと思いました。
 そしてその言葉を、あの冷たくてどこか他人には無関心にも思えたウシロ君が言った、というのが印象に残りました。
 ワク君の家を訪ねた時からそうですが、実は他人に無関心なんかじゃなく、しっかり皆を「見て」いたんですね。
 本当は凄く寂しがり屋で、優しい子なのでしょう。母の死というトラウマもあって、妹への暴力という歪んだ形で心の中に溜まったどうしようもない感情を吐き出していたが故、隠れていただけで。
 そしてそんなウシロ君に惹かれていくマチちゃん。
 最後に、実はジアースのパイロットではなかった狩田君の所を訪れた時。

 狩田君の弟が、独り遊ぶ公園で、自分の顔の傷痕を見せて、ジアースのパイロットと明かしたマチちゃん。
 その後、彼女はベンチでウシロ君に告白します。
 ………なんと甘酸っぱい。
 そして、「ありがとう」と一言答えるウシロ君の不器用な答え方がまた、もう萌え度数200%。
 とか思っていたら、更なる追撃が!!
「今日の夜、一緒に寝よう」
 おおおおおおおおおおおいいいいいいいいいいいぃぃぃいぃいいいいいいいぃぃぃ!!
 ちゅ、ちゅ、中学一年生が何て事を言ってるのかね!?
 いいぞもっとやれ…!!
 というか。…自分は大人を迎えられないと分かっているマチちゃんの、精一杯背伸びした感じが凄く切なくもなった一言でした。
 ウシロ君も勿論それは同じな訳で。
 …ウシロ君がマチちゃんをどう思ってたのか? は明確に描かれてはいませんが、言葉少なく「ありがとう」と答えた辺りからして、多分悪しからずは思っていたのでしょうね。
 そしてその夜、二人は本当に一緒に寝たのか!?
 その答えは、遂に出る事はありませんでした。

 なんでそこでいきなり、どこぞの暗殺者が出て来るのさ!? ・゚・(ノД`)・゚・

 何故、ジアースのパイロットの子供たちに護衛が付いていたのか。
 何故、移動もなるべくコエムシの転送を使ってたのか。
 それは全て、こういう事態を危惧しての事だったのに……。

 勿論この時だって護衛は付いていました。
 しかし、普通に電車などを使って移動していた分、確実にいつもよりはその警備だって薄くなったでしょう。
 二人の残り少ない時間を考慮して叶えられた、ほんのささやかなわがまま…それがまさか、こんな形の幕引きを彼女にもたらすなんて。
 しかもマチちゃん達の甘酸っぱい会話が、ほんの僅か、コエムシの監視の目さえ緩ませた、その時に。
 なんじゃこりゃああああああああ!!! ・゚・(ノД`)・゚・

 ――暗殺者の銃弾によって、マチちゃんは戦闘不能になりました。
 このままではパイロットは務まらない。……そこでコエムシは、妹の為に出来る「最高のサポート」として、彼女を次のパイロットから外しました。――自らの手で、最愛の妹の命を断つという形で。

 引き継ぎ戦のパイロットについては俺に考えがある。
 そう告げた彼は、ウシロ君と二人、ある場所を歩きます。…互いに同じ「喪失感」を胸に抱きながら、それでもいつもの口を利く二人の姿がほんとに哀しい……。
 しかし、コエムシがウシロに見せたもの。
 それはなんと、マチちゃんの姿でした。

 実は彼女は、マチちゃんと顔、名前共に瓜二つという非常に珍しい存在でした。…正に二重存在とも言える子で、マチちゃんがこの地球に存在していた間、彼女はどこかに隔離されていたみたいですね。
 それが、マチちゃんが亡くなった事で戻ってきた訳で……。
 勿論、そのマチちゃんはウシロ君達が知っているマチちゃんではありません。彼女であって彼女とは違う存在。
 それでも、「もう一人の彼女」とも言える存在がちゃんと生きて、家へ帰って行った
 それは、戦いを控えたウシロ君にとっても、そして兄のコエムシにとっても、一抹の救いを残したのかも知れません。
 それにしても、切ない。……せめて、一緒に寝かせてやってくれよー……(泣)

 そして次はいよいよ、ウシロ君の戦いになります。
 
 ウシロ君の戦いは、マジで泣けました。アニメ版の戦いも壮絶でしたが、原作版は凄絶の一言。
 今までの皆の戦いをずっと見つめ続けて来た、彼の集大成とも言える姿が拝める11巻についても、また後日語りたいと思います。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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