今週のスピナマラダ! 感想:この漫画が好きなんだ……(泣)

 冒頭ページから一枚捲って、いきなり「最終第6巻」とか書かれていたのが切な過ぎた……。
 そこはせめて、来週の扉絵でも良かったんじゃないかな、と。
 覚悟はしていたものの、遂に来てしまったか…という感じです。相当凹みましたが、それでも今は来週までしっかりロウ達の活躍を見届けようと思います。
 そして、願わくば読み切りでちょっとした続編や後日談的なモノを載せてくれる事にも希望を寄せて、来週のアンケ葉書用に1枚、50円切手を補充しておこうと思います……。
 ともあれ、続きから今週の感想です。
■第五十九話 全ての決着
 第三ピリオドまで0-0のまま決着が付かず、5分間の延長戦へともつれ込んだ清里との試合。
 清里側のベンチでは、若林監督が浩一に最後のアドバイスを送ります。
「大きく構えて冷静に。パックの動きに集中しろ。勇払のことも清里のことも考えなくていい。お前がコントロールできるのは目の前のパックだけだ」
 いつも通り、冷静な指示の後、最後は「行って来い!!」とメンバーを送り出す若林監督。
 取り敢えず、今日は高校日本一のGKになれ…とその後ろ姿を見送ります。
 自分も到達出来なかった世界を見られるかも知れない可能性を持った選手である源間浩一という選手への、彼の熱い期待と意気込みが伝わって来ます。
 ただ、それ故か、チームメイト全員に檄を飛ばした二瓶先生と比較すると「あれ…他の選手は??」感がちょっと拭えない感じがしました(^^;)
 元は自分も「GK」だっただけに、そして才能ある選手なだけに、ちょっと贔屓入っちゃってる所があるのかなぁ…と。

 ともあれ、勝負の行方は5分間の延長戦に。泣いても笑っても、あと5分で決着です。
 1点でも失えば試合終了。そんな中、二瓶先生が選んだ4人のフィールドプレーヤーの中には、ロウの姿がありました。
 樋口元主将、土肥教官といった観客席の皆さんに、ベンチからは小杉、水嶋、そして紅露キャプテン達が、戦いを託した4人への声援を送ります。
 何故かキャプテンがベンチにいる、というのがまた凄いと思いました。最後の決戦なのに……。(^^;)
 一方、慶一はちょっとまた気負い過ぎているみたいです。
 あのバカ兄貴に俺が正しいってことを証明する。
 精神的に不安定になるとブツブツ言う辺り、性格が正反対に見えてもやっぱり浩一と兄弟なんだというのが良く分かります。
 ケンゴ君もちょっと心配して声を掛けようとしますが……。
 そこへ、ロウがスティックで喝を入れました。
「いいこと教えてやろうか?」
「あ? 何だよ」
「ようやく慣れて来た」
「何が慣れたってんだよ!!」
「このスケート靴だ。フィギュア用からホッケー用に替えて約半年……やっと慣れて、前と同じくらいにスケーティングが出来るようになった」

 何気にここのやり取りが凄く好きです。
 そう言えば、ロウは最初の頃フィギュア用の靴を履いていたなぁ…と思いました。
 半年前、という事は清里に連敗した辺りからでしょうか。丁度浩一が清里に転校した辺り…? 色々あったターニング・ポイントでもありますが、「靴を替えた」という言葉から、ロウのアイスホッケーへの情熱がそれだけ深く強くなっているのが伝わって来ました。
 しかも「前と同じようにスケーティングが出来るようになった」という事は、靴が慣れるまで上手く滑れていなかったという事でしょう。(現実のフィギュア選手でも靴を替えると不調な時期が結構続く事もあるみたいですし、半年かそこらで慣れて矯正したってのは相当な事かも知れません)
 ただ、慶一やケンゴ君が驚いてた所を見ると、ぱっと見は解らない位滑れてたという事なのか?
 この辺もちょっと気になる所ですが、ロウのこの言葉は慶一の気持ちも切り替えさせてくれたようです。
 そしてフェイス・オフ。
 この大事な延長戦の局面で、紅露キャプテンではなくケンゴ君に任せた二瓶監督もかなり思い切った事をするなぁ…と思いました。人情とかそういうので選手起用する人ではありませんし、それだけケンゴ君の技術を高く評価したという事かも知れません。
 この試合をきっかけに、大学からも声が掛かって欲しいです。
 そして始まる延長戦、声援と歓声が入り混じる中、ロウは心の中でハルナに語ります。

(ハルナ見てるか? オレがこのリンクにいるのは……フィギュアのかわりを見つけたからじゃない。
 アイスホッケーが好きだ。
 こいつらが好きなんだ


 見開き一杯に、輝く瞳でスティックを振るうロウ。その脳裏に浮かぶのは、沢山の仲間達でした。
 今は清里へ転校した浩一も大きく描かれているのが嬉しいです。
 皆イイ笑顔をしている中、土肥教官が無駄にポーズ決めているのがクスッと来ます。
 こんないいシーンでもやってくれるとは……(^^;) グッジョブ過ぎだぜ!!

 そしてロウが、今は本当に「アイスホッケーが好きだから」このリンクに立っている、という台詞が凄く胸に響きます。
 アイスホッケーの代わりを見つけたからじゃない、という台詞が「アイスホッケーが好きだ」と言う台詞を際立てているな、と。
 単行本2巻で、二瓶先生が「お前はアイスホッケーを愛せるか?」と尋ねた時、ロウは「今度こそ愛してみせる」と心の中で誓っただけでした。
 そして今、はっきりとその答えが出た、というのが熱いです。
 勇払に入部してもうすぐ一年が経とうとしていますが、靴を替えた事と言い、ロウの心の変化がはっきり描かれているのが嬉しいです。

 そこに一つの決着が付くまで、あと5分。延長戦は様々な想いを飲み込んでスピーディーに展開します。
 清里は桐渕が絶妙なハンドリングでパックを奪い、ロングパスへと繋げました。通れば大ピンチ、しかし……!!
 それをカットしたのはケンゴ君。
 才能ある慶一を見てかつては悩んでいた彼が、手技の天才とも言える桐渕のプレイに対し、堅実なプレーでしっかり対処したこのシーンも地味に今週の名シーンでした。ケンゴ君は、前回の清里戦でもやっぱり桐渕のロングパスをカット、そこからロウへと繋げて1点入れるのに貢献した事を思い出します。元々スケーティングの速い選手だったと思いますが、それ以上に「良く見ている」からこそ、清里の速いロングパスにも対抗出来るのかなと思いました。
 そして、樋口元主将が涙を流して「ケンゴ!!」と叫ぶシーンもいい…!
 かつてはダークサイドに引き込もうとした人ですが、この人もやっぱり一皮むけたんだな、と。

 そしてパックは源間慶一へ。
 ゴールへ向け、スティックを振りかぶる慶一。…しかしその姿は、兄・浩一には「点灯」しているようにしか見えませんでした。
(慶一、お前は……点灯してんだよッ
 当然、そのシュートを防ぐべく動こうとする慶一。
 しかし慶一が打ったパックはゴールへは向かいませんでした。
 思わずゴールを振り向いた桐渕の目にも、そして浩一の目にも、パックはいつまでも見えません。ふと見れば、パックは慶一の足元に……!
 シュートした、と思われた動作は実は氷を叩いただけ。
「ドロップパスか」
 気付いたその時、浩一の目の前には正真正銘シュート体勢に入ったロウの姿が……!!
「いけフィギュア野郎ッ」
 ゴール前の清里・仲元はこれを阻止しに来ます。
 パックをしっかりコントロールしたまま、見事に身体をターンさせて仲元をかわすロウ。必死に差し出す浩一のグローブも僅かに届かず、そのスティックから放たれたパックはゴールラインを………割った…ように見えます。
 これは入った…!? 入ったか!!?
 いや、入ったでしょう!!!
 ここまで来て、ポストに当たって跳ね返って…とか要らんですよ!?

 次号、ロウ達の戦いの結末を、しっかり見届けようと思います。

<追伸1>
 浩一は、技術的な弱点をしっかり克服して、ほぼ隙のないGKになった筈なのに、最後の最後でしくじったなぁ…と思いました。
 若林監督は「パックの動きに集中しろ」と言っていたのに、「人」を見てしまいましたね。
 この辺が、彼もまだまだGKとして未熟だった、という事でしょうか。

<追伸2>
 本当に良い展開なだけに、もうちょっとエピソードを重ねてからこの話を見たかった、とも。
 沢山沢山、見たいエピソードがあります。
 ……それは言いっこなし、というのは解りますが、やっぱり、……惜しい……。
 この無念を少しでも補完する為に、少し位は増ページしてくれると嬉しいです。それと、ちょっとした読み切りとかも欲しいですね。…これからウインタースポーツの季節ですし。
 この漫画が大好きだ……!!
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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