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スピナマラダ! ありがとう……!!(※11/3追記※)

 こんばんは、星野です。今週、「スピナマラダ!」が最終回となりました。
 正直、「もっと読みたかった………!!!!!!!」の一言です。
 本当に本当に残念です。
 アンケ葉書には、ちょっとした番外編的なものを希望する言葉を添えて投函。ファンレターも出そうと思います。
 今週は、もっともっとページ数が欲しかった。その一言に尽きますが、勝利に歓喜する勇払のメンバー達&万感の想いで拳を突き上げる二瓶先生のガッツポーズに目頭が熱くなりました。
 続きから、今週のレビューを語ります。また、後日別途特集記事をアップします。
■最終話 走れッ!!
 浩一の「読み」を外し、ゴール前に迫ったロウが決めた見事なシュートはそのままゴールラインを割りました。
 じっとパックを見つめ、黙って敗北の証を見つめる浩一の物言わぬ表情。その心にはどんな気持ちが去来するのか…? そう言えばこの試合、彼は一度もゴールポストに向かって呟いた事はありませんでした。敗北が決まった今も同じ。今後、彼が「呟く」事はもう無いのでしょうか…。
 ――そして。
 次の瞬間、リンクが、観客席が、歓喜に震えます。
 叫べ! 吼えろ!! 喜べ!!!
 全ては、この瞬間の為に!!!!
 そんなアオリが正にピッタリな歓喜のシーン。チームメイト皆と抱き合って喜ぶロウ、宙に舞うグローブ、幾重にも重なるチームメイトの輪。その中には小杉君や水嶋君もしっかりいるのが良いです。
 万感の想い込め、拳を突き上げる二瓶先生の背中が熱い…!
 腕や背中が小さく震えているのが、その気持ちを雄弁に物語りますね。…正面からも見たい気がしました。清里に二連敗を喫し、(しかも全国高校大会の方は結果として初戦敗退という厳しい結果)指導者としての責任も問われていたかも知れません。精神的に追い込まれていたのは選手達だけではなく、二瓶先生も同じだったのでは…? と思います。勿論そんなモノに潰されるような人ではありませんが、それでも心の中で相当色々思う所はあったのかな、と。
 それでも終始選手たちを引っ張り続け、ブレずに指導を続けて来て。
 それが今、最高の形で報われた。
 自分のやり方を、選手達を信じ続けた末のこの勝利。
 いつか二瓶先生はロウ達に「気迫の込もったプレーでオレを泣かせてみろ!!」なんて言ってましたが、今回のプレーは本当に泣けるモノだったのではないでしょうか。
 観客席では、見事雪辱を果たしてくれた後輩達を見て涙する樋口先輩。優勝カップを手に涙を流す和歌美ちゃん。(告白出来るのか…!?)
 そして……お前はどうしてそうなんだ、土肥教官(笑)…帰れ帰れ!!!
 こいつの汚い乳首券とか、一体誰得ぞ…!? 例えコマ的に一番小さな大きさでやられても、ロウ達の感動のシーンをブチ壊しにしかねない謎の存在感。幾ら感動の涙を流していても全く感情移入出来ねえ……。
 ただ、変な話ですが最後の最後までこういう所が、土肥教官らしいなぁ…とも思いました(^^;)
 笑顔で拍手を送るハルナ。あの靴を履いて氷の上に乗ってくれるのでしょうか。
 ………一方。
 皆が歓喜に湧く中、それこそ本来はその輪の中心で一緒に涙していてもいいはずのケンゴ君が、何故かチームメイトからも目を反らして明後日の方向を見つめています。
 その視線の先には、源間兄弟が。
 氷上で分かれた兄弟の再会。勝者となった慶一が涙を流し、浩一が黙ってそんな慶一の頭を抱えてやるシーンを見ていると、ああやっぱりこの二人は兄弟なんだなぁ…と改めて思いました。
 皆が歓喜に湧く中でもいち早く察して兄弟を見つめるケンゴ君も、二瓶先生の言う通り「良く見ている」人だと思います。華やかなスター性は無いかも知れませんが、細やかに全体の戦況をよく見て冷静に動ける所とか、選手としては必要とされる人材では…? と思うのですが。大学、声掛けないかなぁ……。
 こうして、1-0で勇払は再びインターハイの王者に返り咲きました。
 去り際に若林監督が「勇払の『勝ちたい』という気持ちが、ウチより少しだけ上回っていた」この台詞を残したのが印象的でした。
 技術的な事、戦略的な事で敗因を分析するのではなく、「気持ち」の問題を前面に出したのが意外です。
 二瓶先生とは対照的に、近代的なトレーニング法等を取り入れ、どちらかというと泥臭い精神論的なモノは時代遅れと考えている部分のある人だったと思うのですが…。その人が「気持ちが上回っていた」と表現する所を見ると、恐らくそれ以外に何処にも清里が負ける要因が無かった、という事かも知れません。上の台詞の前の手書きの「……」が、その何とも表現出来ない心境を物語ります。
 ただ、次に戦う時は清里も更に強くなって来るでしょうね。
 浩一も更に強くなっているでしょうし。
 次の勇払VS清里戦がどうなるか、…本当に見たいです。
 今はただ、再び取り戻した王者の誇りを胸に勝利に歓喜するメンバー達。氷の上では、勇払メンバーが皆で円陣を組み、校歌斉唱です。

 見よや西に噴煙雲の 盛り上がる樽前山を仰ぎ
 穹天を突く我ら勇払の気宇 尊き皇国の隆運は
 天地共に 窮まりなかるべし


 …この歌詞、何気に好きです。
 雪花高校の石崎監督も、卒業後何十年と経ってるでしょうに未だにそらで歌える位ですから、きっとこのメンバー達もずーっと覚えてるのだろうな…と思います。
 
 紅露キャプテンはその後、日本のトップリーグであるアジアリーグでプレーを。
 ケンゴ君はこの大会での活躍が認められ、関東の有名大学チームへ何とか滑り込めました…! 良かった…! 本当に良かった…!!
 そして源間慶一は、なんと高校1年でU18世界選手権へ大抜擢。
 校歌斉唱を見つめつつ引き上げる兄・源間浩一。嘗ては自分も一緒に歌っていたその校歌を、今はどんな想いで聞いているのでしょう。
 彼も同じくU18世界選手権に抜擢されましたが…海外遠征でバカな弟の面倒を見る事にうんざりしている、というナレーションが笑えました。…うん…。特におまけね…。あの年でローソクもらいに行っちゃう子だものね……(笑)
 そして紅露キャプテンが去った後の次期キャプテンには牛山先輩が…!
 え、ていうか言葉通じない(!?)じゃん…どうすんの!? と思っていたら!!
牛山先輩:「×△○~」
熊野先輩:「声出せッ」

 ここに唯一無二の名通訳が誕生しました(笑)
 通称・ダバディ。
 一体何かと思ったら、トルシエ監督の通訳だった人ですね。……こんな所でもネタを……(^^;)

 そして、インターハイから時が経ち。
 まだ氷の張るあの池の上に、ロウとハルナの姿がありました。
「どうだ? キツくないか?」
「ちょっと小さいけどまだ履けた」
「コケるなよ?」
「大丈夫…まだ身体がおぼえてる。お母さんも小さい頃、このリンクで遊んでたって」
「そうか。じゃあ全部ここから始まったんだな…………」


 小学生の頃の靴だし、大丈夫かな…? とちょっと心配していたのですが、まだ履けてほんとに良かった……。
 小さな頃の気持ちのままに、手を繋いで氷の上に乗る兄妹の姿はじわっと心に響きます。
 
 ロウがアイスホッケーと出会った池であり。
 源間兄弟とケンゴ君の約束の池であり。
 そして、ロウの母もまた、ここでスケートで遊んだ池。
 まさに始まりの場所だったのですね。
 向こう側に小さく見えるゴールポストは、今も近所の子供達に使われているのでしょうか。

「ねぇ知ってる? 苫小牧には全日本で何度も優勝してる女子ホッケーチームがあるんだって。見学してみようかな」
 ハルナが結局この後ホッケーを始めたかどうかは謎のままですが、双子で兄も妹もホッケー界で活躍したらそれはそれで凄いかも…。二人とも、昔はフィギュアで有望な選手として注目されてましたし。
 フィギュアから転向した異色のホッケー選手として注目されるかも知れませんね。
 ただ、結果がどうであれ、ハルナも何か自分なりに「熱くなれるもの」を見出し始めた、というのが凄く大きいと思います。コミックスのオマケ漫画ではそれを探す様子がかなりシュールに描かれていましたが(笑)、実際本編でもしっかり描いて欲しいな…と思っていましたので、チラッとでも触れてくれて嬉しかったです。
 やがて時が経ち。
 春である!!!
「もっとトバせ一年生ッ」
「もたもたしてるとラブワゴンが来るぞ」

 …なんか聞き覚えのある台詞です(笑)
 しかしそれを言っているのは、ケンゴ君達ではありません。
 そう、今や「勇払ホッケー部」のジャージを着たロウ達です!!!
 小杉君の背中が凄く逞しくなったと思います。昔は氷の削りカスにしがみついてカブトムシとかやってたのに……(じわっ)
「…ラブワゴン?」
 誰もが最初は意味のわからないこの言葉を反芻するのは土肥教官。
 土肥君の他、宮森中時代の子達が今は勇払の新一年生として頑張っている…! 皆頑張って来年の春には勇払ジャージを着ていて欲しいです。
 そして。
「うわあ来たッ」
「やべえ! いそげッ」

 そんな感慨深い気持ちを振り払う、慶一&安海の警告。
 そう、モタモタと走る一年達の後ろからは、例のあの車が!!

 響く車輪の音とクラクション。ついでにもう一つ。
「走れ走れッ。狂った犬のように走れーッ」
 ガラスを叩く音と共に響く、二瓶先生の怒鳴り声!!!
 勇払名物・ラブワゴンが今日も行く。そのフロントガラスには、一年前に安海君のピタゴラスイッチによる生々しい傷跡が。…今年は大丈夫でしょうか、二瓶先生のラブワゴン。

 ……限られた話数の中で、しっかり綺麗に締めたと思います。
 何よりも「勇払のジャージ」を着たロウ達が見られて嬉しかった…!

 色々言いたい事も見たかったエピソードも山程ありますが、それは言っても詮無い事。
 今は、ありがとうございました…! の一言です。
 力不足、という事は無いと思っています。アイスホッケーを全く知らない私から見ても、日々の練習シーン・試合シーンどちらも楽しめました。ロウと一緒にルールを学べる感じが楽しかったですし。
 6巻も楽しみにしています…!!

<追伸1>
 ロウだけ「その後」についてのナレーションがありませんでしたが、幾ら天才的なスケーティングの力を持っているとはいえ、アイスホッケー選手としてはまだまだ伸びしろがある選手。なので、慶一みたいにいきなりU18の世界選手権に抜擢…とかは流石にちょっとどうなんだろう? と思います。彼についてはこれからも勇払のホッケー部でまだまだ鍛えて貰う、という事で良いと思っています。
 アイスホッケー選手としての技術もしっかり身に付けば、その内嫌でも注目されるでしょう。
 言っても詮無い事、と書いたばかりですが、やっぱり、そこまで読みたかった…(苦笑)

<追伸2>
 物語の最初が「池」で始まり、「池」で締めた、という所も凄く綺麗だったと思います。
 ロウとハルナの二人が手をつないで氷に乗るシーンは、全編通して屈指の名シーンです。「コケるなよ?」とか、何気にお兄ちゃんしているのもツボでした。ハルナがただ純粋にスケートが好きだった時の気持ちを取り戻してくれれば、ロウもあのスケート靴を大切に取っておいた意味がある。そう思います。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

初めまして。
「スピナマラダ!」もこちらの感想も、読むのを楽しみにさせて頂いていた者です。

連載終了、私も本当に本当に残念でなりません。
2か月前にスピナの存在を知り(遅)、詳しく語れる程ではないけどアイスホッケー大好きな私の心の支えとなっていたのですが・・・;;

連載の終わってしまったYJを買うのもちょっと業腹なのですが、私も遅まきながらアンケートハガキ出そうかと思っています。

後日の特集記事、楽しみにしています!

コメントありがとうございました!

 こんにちは、初めまして。スピナマラダ! 好きな方と出会えて嬉しいです…!!
 私はアイスホッケーは全然ルールも知らず、ロウと同じような状態で読んでいたので、元はフィギュアの選手でアイスホッケーに関しては初心者であるロウに凄く親近感を覚えたものです。
 もっともっと、沢山読みたいエピソードもありました…。
 今は、とにかく残念でなりません。

 アンケートハガキ、私も明日投函予定です。
 これからウィンタースポーツは本番ですから、読み切りでちょっとしたロウ達のその後とか載ってくれたら嬉しいな…と思っています。
 和歌美ちゃんの告白の行方も凄く気になりますし、単行本では加筆を凄く期待しています。
 特集記事、楽しみにして頂けて嬉しいです。…私の事なので、またエラく偏ったモノになるかも知れませんが、楽しく読んで頂ければと思います。

No title

ああああ・・・・
最終回見たくなかったですけど、やはり「現実」は見なくてはいけなくて・・・もう続きが読めない・・・言葉にならない喪失感です。

もはや多くは語れないですが、アイスホッケーをしっかり描きながら漫画としてもとても面白いところもあり、素晴らしいアイスホッケーコミックでした。
その分の今週の巻末の野田先生のコメント「力不足」という言葉が胸に刺さりました。
本当はもっと遠大な話を構想していたんでしょうか。

そしてまだ、期待できるなら・・・数年後でも良いので続きの話が読みたいです。
浩一が転校したあとまで話を巻き戻してからでも良いですし、
ロウ世代が脇役の次世代の話などでまたいつか続編があると信じて・・・

野田先生にはやはりアイスホッケーをテーマにした作品を描いて欲しいです。

星野さんのスピナマラダ!のレビュー記事は私の中では日本で一番のクオリティだと思っていて、読むのもとても楽しみにしていました。
何かの機会でまた星野さんのスピナマラダのレビューが読めることを楽しみにしています。

コメントありがとうございました >ていさま

ていさま、こんばんは!
…本当に、まだまだ先であって欲しかった…。そう思います。
来週のYJを開いてもどこにもない…というのは、本当に寂しいです。スポーツ物では、本当に久々にハマッた漫画なので…。
 野田先生、「力不足」と語っていましたが、決してそんなことはない…と思います。
 ストーリー構成はかなりしっかりしていましたし、もっともっと遠大な話を考えていた…と思います。

> そしてまだ、期待できるなら・・・数年後でも良いので続きの話が読みたいです。
> 浩一が転校したあとまで話を巻き戻してからでも良いですし、
> ロウ世代が脇役の次世代の話などでまたいつか続編があると信じて・・・

 はい、私もこれは読みたいです!!
 又は、更に過去にさかのぼってサファリパークだった勇払アイスホッケー部を率いて全国制覇を達成した若き日の二瓶先生の番外編とか……。何気に見てみたいです。選手時代はどういうポジションだったのか? とか。
 恩田先生もどんな人だったのか、何気に凄く気になっているのです…。

> 野田先生にはやはりアイスホッケーをテーマにした作品を描いて欲しいです。

 私もそう思います。
 アイスホッケーについて、相当詳しいのかな? と見ていて思いますし、何より「アイスホッケーが好きなんだ、こいつらが好きなんだ」というロウのモノローグには、野田先生ご自身の想いも詰まっているように思えました。きっと、野田先生もアイスホッケーを好きなのだと思います。
 競技への愛があれば、いつかきっちり運も掴める…! と思いますし、今後もアイスホッケーを描いてくれたら私も嬉しいです。(ロウ達がちょこっと出て来たりしたら嬉しいなぁ…なんて^^;)
 レビュー、楽しみにして頂けてとても嬉しいです。
 今後も色々振り返りながら特集記事を書いていきますので、お楽しみ頂ければ、と思います。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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