テラフォーマーズ(YJ1号)感想:雷帝、戦闘態勢。

 ――と書いて、「アドルフ、スタンバイ」と読む。
 そんなセンスが好きです(笑)
 ……しかし、もう着々とアレですね…走馬灯的なアレに入ってますね……。
 今週は「キングダム」のヒョウ公将軍もそうですし…何故に私の好きなキャラが続々とストーリー上から柄ぁかわすスタンバイに入っているのか……?
 もうやめて!! 星野のテンションは0よ!! ・゚・(ノД‘)・゚・
 という訳で、今週の「テラフォーマーズ」を語ってみます。
■第30話 DER ZITTERAAL 電撃生物
 人が「雷」のようなものを自在に生み出せるようになったのは19世紀になってから。
 その後、それは様々な事に利用され、今では人の生活と切り離せないモノとなりました。

 そんな「科学技術」を生まれながらに持つ生物が、なんと遠くアマゾン大河にいました。悠久の大河に於いて食物連鎖の頂点に立つその生き物は、その姿形は蒲焼きでお馴染みのアレに似ている訳ですが、実際には全く異なる生物。
 ――その名を「電気鰻」
 一属一種の「電撃生物」…それが、アドルフのM.O.ベースでした。

 ジッパーを下ろしたその下顎は半分以上表皮がめくれ、歯や筋繊維が剥き出しとなっています。
 大方の予想通りとは言え、「雷帝、戦闘態勢」のアドルフはカッコ良すぎます。雨の中閃光と共に佇むその姿は、相当痛ましい傷痕が残っているのにイケメンに見えるこの不思議。
 そんな彼は、M.O.手術者の中でも異例中の異例である「武器持ち」でした。
 先週投げていたあのクナイのような武器も、ある条件付きで許されていたものです。
 元々、テラフォーマー相手に銃火器は通用せず、却って奪われたリスクの方が高い為に徒手で火器を持ったテラフォーマーに対抗出来るように、と施されたのが「M.O.手術」です。
 しかし、以下の条件を満たしたごく一部の者のみ、「武器の携帯」が許可されていました。

1)己の技術によるもの(そいつが使ってこそ、本当の威力を発揮するもの。ゴキに奪われてもそれ程痛手でないもの)又は己の特性(のうりょく)を最大限に活かすもの
2)マーズ・ランキング15位以内


 アドルフはその両方をバッチリ満たすオフィサー。
 ロングコートの下には、ズラリと並ぶ電極手裏剣。……しかしそれは、ゴキが奪ったとしてもゴキ達には「只の手裏剣」としてしか使えません。(ぶっちゃけゴキ達の力を考えると手裏剣一本でも相当な脅威なんじゃ…と思わずにはいられませんが^^;)
 ズラリと手裏剣を抜き放ち、ゴキ達の群れへ身を躍らせるアドルフ。
 先週銃口を爆破されたゴキは、流石に手裏剣を手にした瞬間来た電気ショックに怯む様子を見せます。
 しかし。
「ジョウジ!!!」
 そんなヒットマンゴキを叱咤(?)するムキムキゴキ。
 …ていうか、なんかカタカナになってるんですけど…。
 もう、「じょうじ」があらゆる意味に使える汎用語に思えて来た(苦笑)
「そんな程度で怯むな! 戦えェイ!!」とかそんな感じですかね。ここでの意味合いは。
 さて、そんなムキムキゴキの指揮の下、続々と前進するゴキ軍団。
 そんなゴキ共に正確無比な狙いで手裏剣を突き立てるアドルフ。その場所は、数週前アシモフさんが説明した「食道下神経節」のある辺り、つまりゴキ達の急所です。
 ここで、「発電魚」の発電の仕組みの解説が入りました。
 曰く、発電魚は神経線維と接触する筋肉の一部分が「発電板」と呼ばれる細胞に変化しているとの事。それが見事に整列する事で形成される「発電器官」と呼ばれるモノを使い、他の生物と同様、神経から生じる僅かな電流を極限まで増幅させて発電をしています。
 中でも電気鰻の放電は他の発電魚とは一線を画していて、それは定位(自分の位置・体勢を定める)や威嚇などという範囲に留まらず、明らかに敵・獲物・人体を「殺傷する」為に進化したものでした。
 体重88kgを数えるアドルフの全身の筋肉が、M.O.手術によって全てこの「発電器官」を備えたならば、それは正にライデイン…否、ギガデインも真っ青な威力です。
 かくして、彼の能力は電極手裏剣によって増幅され、ゴキ達の表皮・気道・食道・そして食道下神経節を破壊。6体を一瞬にして無力化し、「捕獲」する事に成功しました。
 燈の糸も真っ青なこの威力。
 一方、そんなアドルフを腕組体勢で見降ろしつつ「じょうじ…じょうじ…」などと呟くムキムキゴキ。
 お前は一体何が言いたいんだ(^^;)
 今回の「じょうじ」は「成る程…それが奴の力…」とでも言っているのでしょうか(苦笑)
 一方、そんなムキムキゴキには、イザベラさんが挑発を仕掛けます。
「オイ。よそ見してんなよ」
 余裕からか、ゆっくりと脱出機から降りて来るソイツを前に、イザベラさんも戦闘態勢に入りました。
「残念だなその筋肉…。ゴキブリ野郎じゃなきゃあ、タイプなんだけど」
 イザベラさん、マッチョが好みなのか…ますます私の好みになって来た(笑)
 そして、ぶっちゃけ今週冒頭辺りで残念な感じになっているのを予想していただけに、今週もこれだけイイ台詞をキメてくれたのが予想外に嬉しかったです。
 …頑張れ…頑張れイザベラさん…!!

 一方、社内ではエヴァを始めとする非戦闘員の皆さんが、アドルフの凄まじい戦いぶりに驚愕していました。…確かに、エヴァは「濡れると危ない」って言われる訳ですね(^^;)
 確かに、この雨&ゴキ達をも無力化するほどの電撃攻撃。…皆さん、足手まといどころかほんとに「巻き添え」食らっちゃいます……。
 しかし「雷帝」に相応しい圧倒的な力でゴキを制圧するアドルフですが、彼の心に去来した想いは「悲しい」でした。
 次から次へとゴキ達を感電させていくアドルフ。
 しかしナレーションが語る通り、電気鰻が自らも感電しているのと同様、アドルフ自身もゴキ達を感電させつつ自分も感電していたのです。
 その顔や全身に走る火傷の痕も、全て自らの強過ぎる能力によるもの。
 電気鰻は分厚い脂肪の層が絶縁体の役目を果たしているので致命傷を免れているようですが、アドルフの場合は全身に埋め込まれた安全装置によって、電気鰻と同じく自らを感電から守っています。
 しかしそれでもこの痕。
 本人の身をも削る諸刃の剣なんですね……。
 彼はゆっくりと自分の人生を振り返ります。「最初の感電は、確か 8つの時」
 そのコマで下顎部分の傷痕がアップされている事から、その時に出来た傷なのかも知れません。
 彼の両親は共に「バグズ手術」に失敗して亡くなり、彼自身も当時はまだ実験段階だった「M.O.手術」のモルモットとして研究所で育ったようです。
 授業参観に両親の姿も無く、一人傷痕を隠すコートを着て授業を受ける小さなアドルフの姿が痛ましい……。(T_T)
 どうやら、両親共々(?)軍の研究施設又はU-NASA辺りに「買われた」みたいですね。
 幸か不幸か彼の手術は成功したものの、その後の人生は軍役に就き、様々な実験の被検体にされるという、全てが彼の意志とは無関係に決められたものでした。
 監視の目をかいくぐって、どう死ぬか。
 それだけが目標だった……そんな彼の世界を、ある日変化させた存在。
 それが、彼女でした。
 
 アドルフよ。宿命に縛られた人生で、君は。

 パンにかじりつかんとするアドルフ少年の傍を通りかかった可愛い少女。…なんで見るからに機密情報がてんこ盛りな感じの施設に、普通の掃除のおばちゃんみたいなノリでこんな子がいるんだ…? という突っ込みはさておき。
 どうやら彼女が、アドルフにとっての運命の女性みたいですね。
 ここからどう、16才の「美しい記憶」へと繋がっていくのか…!?
 
 次号、巻頭カラーでアドルフ激闘!!
 ……うん、もうアレだ…走馬灯入っちゃった…・゚・(ノД`)・゚・
 この上はしかとその生き様と戦いを見届けようと思います……。

<追伸>
 しかしよくよく考えてみたら、アドルフってよく結婚出来たな…と思います。
 彼自身が機密情報の塊みたいなモノでしょうし、奥さんも何かしら守秘義務的なものが課せられていても不思議じゃないでしょう。(先週号を見る限りは普通の家に住んでるみたいでしたが、軍関係者の監視付きだったりするのだろうか、とか考えると複雑な気持ちになります)
 そしてそんな人の奥さんに手ェ出す間男。
 何気に度胸あり過ぎだろ…と思います(^^;)
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雷帝の力

見よ火星のゴキブリ共!これがアドルフの、オフィサーの、そして人間の強さだああああ!!(`;ω;´)


アレックスが投げた物体も、もしかしたら携帯を許された玉かもしれませんね( ^ω^)
野球の技術を活かすなら、やはりそこらの石ではなく球体が好ましいでしょうし。


ふと思ったんですが、先々週倒れてたアドルフはもしかして能力の使いすぎで?と思いました。
強力ゆえに持久力に欠ける能力なのかも?
なにしろ力を使うときに常時感電してるわけですからね。安全装置があるとはいえ、そこんとこどうなの?って気がします(;´Д`)


しかし走馬灯を見て寝てる場合じゃないんだ!
気力で立ち上がりG共を蹴散らし、マーズランキング○位の流れを期待します(`・ω・´)

とても切ない煽り文

ゴキブリはそろそろ人語を話しても驚きませんねw
アドルフ…電気鰻は自分が痺れるだけですむかもしれないけど、お前には自我も心も有るはずだろ!?(泣)
後はアドルフの嫁さんは、多分ドイツがアドルフの生きる希望を与えるため、そして橙やミッシェルのような二代目を作るための『雌』なのではないでしょうか?
アドルフはそれにまんまとかかり、ドイツ側の実験に進んで協力するようになり、そして生きる希望を持ったのでしょう。
しかし何かのきっかけでそれを知ってしまうとかじゃないでしょうか。それを知って辛いと思い自害しようと思うこともあった。しかしそれが出来ないから人間が…『自分』が弱いと思ってしまったとか。
アドルフは間違いなく強いと思います。だからこそこの戦いを最後まで見ようと思いました。

Re: 雷帝の力

螢一さま、こんにちは。
まさに「地球を嘗めるなよ!!」と言い放ちたくなる激闘ぶりでしたね。

> アレックスが投げた物体も、もしかしたら携帯を許された玉かもしれませんね( ^ω^)
> 野球の技術を活かすなら、やはりそこらの石ではなく球体が好ましいでしょうし。

はい、なので、やっぱりアレックスもマーズ・ランキング15位以内なのかな、とチラッと思っています。実際あのティンゴキともちゃんと渡り合えてましたし。アレックスのボールも、アレックスが使わなきゃ只の「ボール」としてしか使えないですし。

> ふと思ったんですが、先々週倒れてたアドルフはもしかして能力の使いすぎで?と思いました。
> 強力ゆえに持久力に欠ける能力なのかも?

 私も、今週号を見てそうなんじゃないかな…と思いました。
 結局自分自身も感電している&あの傷痕を見るに、安全装置で緩和しているとは言え、実際相当な苦痛を伴うんじゃないですかね…あの能力を発動するのは(汗)
 淡々とライデイン撃ってるように見えても、実際は自分の身を削って戦っているのだと思うと、もうホントに頑張れ! ここで退場しちゃだめだー!! と応援したくなります。…現実は非情なんだと思いますが…(涙)ホントにあそこから立ち上がるorエヴァや他の非戦闘員が奮闘して何とかあの場を切り抜ける位して欲しいですね。…あのまま朝日を見ずに退場するのは切ない…。

Re: とても切ない煽り文

 ななしさま、こんにちは。
 …私も、もう本当に人の言葉を放すゴキが出て来そうでドキドキしています(笑)…ただ、あの「ジョウッ!」だの「じょうじ」だの、言葉が全く通じない不気味さがまた良いとも思うので、このままゴキ達には「じょうじ」で行って欲しいです。

> 後はアドルフの嫁さんは、多分ドイツがアドルフの生きる希望を与えるため、そして橙やミッシェル
のような二代目を作るための『雌』なのではないでしょうか?

 アドルフの人生を考えるに、とても「自然な出会い」で結婚出来たとは考えにくいので、もしかしたら…? とは思っていたのですが、あまり考えたくない可能性ですね(汗)
 男を連れ込まれてる時点で既に救いが無いというのに、この上結婚まで実は仕組まれていたものだったとか、ちょっと救いが無いってレベルじゃないですよ…。第一部のティンよりある意味ヒドい……。

> アドルフは間違いなく強いと思います。だからこそこの戦いを最後まで見ようと思いました。

 そうですね、少なくとも確実に今現在違う男の方へ奥さんの心が移ろっているのを分かっていて、それでも任務の為、仲間の為に戦えるんですから強い人でしょう。実験動物同然の人生を送って来たにも関わらず、部下の身を案じたりする情の深さも持ち合わせてますし。
 この積み立てまくった死亡フラグを全部叩き折る位の奮闘ぶりにも一縷の希望を抱きつつ、次号を待とうと思います。

雷帝

こんにちは、更新お疲れ様です。

何というか…アドルフさんが出てきてから話がやけにドラマチックな
感じの構成になってきているのは気のせいでしょうか?
何か読んでると無性に視界がぼやけてくるんですが…
奥さん?ちょっと奥さーんっ!旦那さん格好良いですよ!!(涙)

しかし雷帝の最初で最後の雄姿になってしまうのか…。
他の幹部とか(ミッシェルさんとか)と共闘すると
尚更格好良い描写が出来そうなので勿体ないですよね。
柄ぁかわすスタンバイ状態のメンバー多過ぎです。
(星野さんギャングスターアイランドお気に入り?(笑))
火星上だと柄ぁかわす先があの世しかないのが切ないですが…。

ここからどのようにしてGの大群に追いつめられる展開になっていくのか…
イザベラさんに見せ場はあるのか…マーズランキング高そうなんですけどね。
各班のナンバー2は一桁順位の可能性がありますし。
何とかこの局面を突破してアネックス1号に辿り着いて欲しいです。

何か読んでる作品がどれもこれも目が離せない展開になってきていて
発売日が近づくとテンションが上がりまくりな今日この頃です(笑)

あおり最高

 雷帝戦闘態勢!アドルフスタンバイ!
 シルベスター隊長の時は赤き手を持つ帝王見参!タスマニアンキングクラブ!
 テラフォーマーズのあおり格好よすぎです。

Re: 雷帝

ふぃるさま、こんばんは!

> 何というか…アドルフさんが出てきてから話がやけにドラマチックな
> 感じの構成になってきているのは気のせいでしょうか?
> 何か読んでると無性に視界がぼやけてくるんですが…
> 奥さん?ちょっと奥さーんっ!旦那さん格好良いですよ!!(涙)

ねえ……カッコ良いですよね……雷帝…!!
今週号のお話も、読んでいて何か視界がボヤけて来ました……。
しかしアドルフの能力は、一体多数の戦いに向いているものの、一歩間違えると味方も巻き込んでしまうので共闘がちょっとし辛いかも…? と思いました。
しかしミッシェルさんとの共闘とかカッコ良いかもですね!! 幹部同士の共闘シーンは見てみたいのですが、六班がバラバラになってしまった今、それは叶うのでしょうか……(涙)

> 柄ぁかわすスタンバイ状態のメンバー多過ぎです。
> (星野さんギャングスターアイランドお気に入り?(笑))

ギャングスターアイランドは……何と言うか、気に入っている、という訳ではないのですが、「柄ぁかわす」とか「密告(チンコロ)」とか「喧嘩しようぜオラァ!!」「開き直ってんじゃねぇぞコラァ!!」とか……妙に頭に残るフレーズがありまして、気になっている存在です(^^;)

> 火星上だと柄ぁかわす先があの世しかないのが切ないですが…。

すみません、何故か笑ってしまいました。…上手過ぎです…(笑)
アドルフさんには、まだまだ柄ぁかわして欲しくないのですが……。今週号で、更なる無理ゲー的展開になって来ましたね。…そりゃあ、追い詰められもするわ…と。

私も、木曜日が近付くとテンションが上がります。しかし、大炎な展開にはなっているのですが、その度に好きなキャラが去りそうなのが切ないです…。

Re: あおり最高

キートンさま、こんばんは!
「テラフォーマーズ」はアオリもカッコ良いですよね。
嘗て連載されていた「夜王」や「華と修羅」もそうでしたが、アオリも単行本に一緒に収録して欲しい位秀逸なものが多いと思います。
アシモフさんの「赤き手を持つ帝王」や、マルコスの「悪魔の天敵(アシダカグモ)」等も良いですよね。今後も、メインキャラの能力お披露目の時には是非! カッコいい煽りを欲しいですね。
しかし矢張り、今は「雷帝、戦闘態勢」です(笑)
響きがカッコ良過ぎますね……。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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