パンドラの箱の底に残っていたものは…。

 こんにちは、星野です。
 今週のYJ、「イノサン」に「WxY」もすごかったです。
 特に「イノサン」が…。スーパーマリータイム継続中じゃないですか…。ずっとマリーのターンじゃないですか…!(汗)
 続きから、ちょこっと語ってみます。
■WxY
 横田先生の「あいみ」の原点が、あの厳格な姉にあったとは…。
 考えてみれば、愛美ちゃんと初めて出会った時、彼の描く「愛美」ちゃんとそっくりだった、というのは只の偶然ではなかったのですね…。
 元々、愛美のモデルになったのは、強く優しく美しい姉。
 その姉の娘で、面影も母親に似ている愛美ちゃんが、横田先生の描く「愛美」とそっくりなのはごく自然な話だったんだな…と。

 姉がいきなり厳しくなり、きれいな黒髪も短くし、さっさと結婚し、出産し…。
 そうやって早々に大人への道を歩んだ一端は、横田先生にあるんだろうなぁ…と思うエピソードではありましたが、恐らく、姉の態度が豹変したのは、彼女なりに弟を想っての事でもあったのだろうと思います。
 実の姉と弟という関係を考えた時、どう考えても少年の頃の横田先生が姉へ向けていた感情や行為の数々は危険極まりないもので…。あのまま優しく接し続けたらどうなるか、ちょっと考えると色々と怖いものが(汗)
 何とか弟の自分への気持ちを反らす意味でも、彼女も急いで「大人」になってしまったのかなと。
 もうちょっと彼女が大人だったらもう少しうまくやれたかも知れないのですが、彼女は彼女で、思春期の難しい時期に弟があんな感じになってしまったから、冷静な対応をしろってのも難しいでしょうし。
 …しかし。
 そろそろ、話も纏めに入ってるんだろうなぁ…と寂しく思いつつも、横田先生なりに「あいみのつぼみ」をきちんと完結させようと頑張った事と、姉との長年の確執にも一つの決着が付いたシーンは、凄くじわっと来ました。
 鷲尾さんとの関係も、もうちょっと進んでくれると嬉しいなぁ、なんて思います。

 ただ、その前にもう一つ決着を付けなければならない事が一つ。
 ザネリの件です。

 相変わらずカネキさんモードのままの小松さんですが、なんか今週はめっちゃいい事言ってるな…と思いました。眼帯も取って髪の色も元に戻して、彼もまた、編集者として一歩前へ進むのかな、と。
「過去にどれだけ執着しようと、時間は平等に流れ、記憶は不公平に残る。しかし 掛けられた足枷の重さは ただ足元をもつれさせるだけではない。
 そこから踏み出せた一歩が、何よりも力強いものだと思い知る為に、言い聞かせるんだ、自分に。
 前へ進めと。
 今度はきっと、うまくいくと」

 …小松さん…(ノД`)・゜・。 名台詞だ…。どうしちゃったんだ、アンタ…!!
 横田先生は辛い事や別れを経験しつつ、沢山の人達の助けも得て、少しずつそれを出来ていますが、ザネリは未だに出来ていないんですよね…。
 小松さんは「彼女の心が欠落した要因の一端を、あなたが握っているような気がしてならない」
 そう言って、ザネリのマンガ賞授賞式へ来てくれるよう頼んでいきました。

 ただ、思うのですが。
 ザネリは、横田先生に関係なく、元々何かが欠落している人だったのでは…? と。だから、周りの人とも摩擦があったり、色々誤解されたりもした訳で。
 それを横田先生との関係の中で、もしかしたら掴めたかも知れなかった。…でも、あんな形で横田先生との関係が終わってしまい、結局するっと掌から零れ落ちてしまったのではないか、と。
 彼女が「それ」を取り戻せるかどうかは、微妙な気がします…。
 問題は、彼女が人の救いの手や声を、受け付ける事が出来るかどうかなのかなぁと。
 小松さんに限った話じゃなく、下手すれば横田先生の言葉だって、聞けるのかどうか。

 それはともかく、横田先生もザネリを放っておけないと思ったのか、授賞式へと向かいました。
 周囲の顔ぶれや雰囲気に気遅れしつつも、何とかザネリを見つけてお祝いする横田先生。
 しかし、横田先生が「あいみのつぼみ」は完結させても、またすぐに新作を始めるつもりだと知るや、雰囲気は一変します。
「おとなしく私のアシスタントになればいいんだよ! 才能ないんだから!」
「私のマンガを手伝うって言え! 私の言う事だけ聞くって言え!」

 …子供のワガママよりタチの悪い言葉をぶつけるザネリに対し、横田先生も譲れないものはあります。
「イヤだ! ザネリにとって世界の中心は自分なんだろうけど、僕は僕のマンガを描きたいんだ! ザネリの夢の為にその夢を犠牲にできないよ!」
 …ザネリは、横田先生を一体どうしたいのでしょうね…。少なくとも、昔と同じ関係を取り戻す事は出来ないし、彼女が変わらない限り、多分ずっと彼女は過去に忘れた何かを取り戻す事も出来ないというのに。
「犠牲って…私はただ…」
 この先に、どんな言葉を続けようとしたのか。
 そして、例によって横田先生はこの時のザネリの表情をちゃんと見ているのか…。
 と、その時また、色々とすごいタイミングで鷲尾さんが到着してしまいました。
「横田さん…どうしてここへ…」
 びっくりする鷲尾さん。しかしそんなんどうでも良くなる位、更にエラい事に…。
 ザネリが何か大変な事になってます。
「嬉しい! やっと 私のアシスタントになってくれるんだね!
 高志が引退する分、私 いっぱい仕事するかね!
 一段落したら子供も作って、うんと立派な家を建てよう! これから2人で頑張ろうね!」
 一目で嘘と分かるような嘘を必死に吐くザネリ。
 鷲尾さんの表情が………何かこう…かわいそうなものを見るような感じになってるような………。

 未だに心を過去へ置き去りにしたままな状態のザネリに対し、今の横田先生はどんな言葉を掛けるのか。
 そして、どういう形で決着を付けるのか。
 横田先生なりに、完結させた「あいみのつぼみ」がどんなお話になるのか、も気になります。
 まだまだ続いて欲しいな…と願いつつ、今は今後の展開を見守ろうと思います…!

■イノサン
 もうやめて!! 元帥のライフはとっくに0よ!!! (ノД`)・゜・。
 すみません、もうこの一言です。マリーちゃん…。いや、正直元帥がやった事は許しがたい事ですけれども…
!!
 元からどこか歪んでいたマリーですが、元帥の所業が更に彼女を哀しいモンスターに…。
 元帥は苦しみにのたうちまわり、あまりの状況に観衆が騒ぎ出しました。
 止めようとするシャルルですが、処刑台に掛けた手に、釘が刺さります。…なんと、シャルルに邪魔をさせまいという事か、処刑台には無数の釘が…!!!
 ふと周りを見渡せば、助手達の醒めた目がそこに。
(お前達、サンソン家の助手でありながら…!)
 皆、マリーに加担したという事でしょう。茫然とするシャルル。やはり彼女を処刑人にしてしまったのは間違いだったのか…!?
 神話の時代、パンドラが開いた箱からは、あらゆる災いが吹き出しました。
 まるでそのパンドラのように、観衆からの悪意や罵倒を受け、瓶まで投げつけられて顔を朱に染めながら、それでも復讐の剣を振り上げるマリー。
 僕も「箱を開けてしまった共犯者」だと、彼女を制止しようとするシャルル。
 しかし、その瞬間…!
「サンソン家の娘が…なんと恥さらしな…」
 処刑人の剣を手に、父上が立ち上がりました…。
 本来なら、もう立ち上がる事もままならない身体の筈なのに…!?
 昔交わした、元帥との「約束」を守る為なのか。それとも、言葉の通り「サンソン家の恥」を晒し続ける娘が赦せなかったのか。
 ナレーションは、こう締め括ります。

 最後に箱の底に残ったのは"希望"だというのはただの神話(つくり話)だ。
 底に潜んでいるのは、真っ黒に蠢く人間の"自我(エゴ)"―――…。


 本来はなれない筈の「女の処刑人」。その禁忌の箱を開けてしまった結果がこの惨状なのか。
 マリーが開いてしまった箱の底に残っていたものは、彼女に何を齎すのでしょう。

 それにしても、相変わらずパンドラの箱の辺りの描写とか、絵がハンパ無いです……!! 何かクラクラします。
 箱の底に残ったものが「希望」というのは、ただの作り話…という一文が、凄く印象に残ります。
 流石にそんな夢も希望もないオチは勘弁して欲しいと思いますが、…どちらかというと「そうあって欲しい」という人の願いが、「箱の底に最後に残ったものは希望」というオチを付け加えたという事なのでしょうか…。
 それにしても。
 目覚めるサンソン家、"闘争"の遺伝子…!!
 このアオリを見た時、一瞬別の漫画を見ているのかと思いました…(^^;)
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プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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