YJ13号キングダム第378話「正義」

 こんばんは、星野です。
 コメント・拍手コメントありがとうございます。…お返事が遅れていて申し訳ありません。m(__)m
 ヤンジャンと聖闘士星矢Ωのおかげで、木曜日と日曜日は認識出来ている状況で…。もう休日出勤は嫌だー!!!

 …と叫びつつ。
 史記の「例の記述」の事、そして、瑠衣ちゃんがほんとに強い&呂不韋が久々に輝いていましたね。
 続きから語ります。
■感想御題:正義とは、勝った者に宿る。…いい事いいました。では、勝たせて頂きましょう!!!
 最初に出会った時、彼の為に本当に心から涙を流す人間が、どれだけいたのか。
 それが今、屯留の広場は彼の為に慟哭する者達で溢れています。…それを見つめながら、信は嘗ての成キョウを思い出していました。
(あんときは本当に"一人"って感じだったが、あれから お前も大きく変わってたんだな。成キョウ)
 信や政が、大きく変わったように。
 7年という月日は、あのしょうもないクソガキを、こうも一人の漢へと成長させるに十分な月日だったのでしょう。

 屯留の反乱は、その後は呆気なく集結しました。
 最後の最後、悪あがきとばかりに反乱軍討伐軍総大将・将軍壁の首を狙いに来た龍羽将軍。
 しかしそれは、壁の罠だった…!!
「弓隊放てェ――」
 …よくよく考えれば、当たり前の事なのかも知れませんが。
 龍羽将軍は、普通にその弓の雨の中、討ち取られました。

 すみません。
 将軍というと、土門将軍や栄備将軍クラスの人達ですら、何故かこういう攻撃では死なない、という勝手な思い込みがありました。…キングダム世界では、「将軍」や一級の「武将」ともなれば、矢の方から勝手に避けてくれる特殊効果が標準で付属しているとばかり……。(壁さんは「当たっても死なない」というちょっとレアな特殊効果ですが)
 でも、よく考えたらそんな訳無かった。
 龍羽将軍は、俺達にその非情な現実を身をもって教えてくれた…!!

 こうして、弓の雨が止んだ後。
 雑兵その1が、確かに龍羽将軍の死亡を確認。

 史記に曰く。
 王弟成キョウが将軍となり、趙軍を討った。
 そして屯留で謀反し、そこで死んだ。
 関係した軍吏は斬死となり、その後 民も移住させられた。

 将軍壁死。
 戦った将軍は城内で死んだ。


 屯留の人、蒲カクも謀反し死んだ。蒲カクの屍は、更に誅された。

 ………将軍壁死。
 それは、壁さん最大の死亡フラグでした。

 まさか、龍羽将軍をリリースして回避するとは思いませんでした。

 ………。
 ………。
 ………。

 WRYYHYYYYYYYYYYY!!!
 もう誰も壁さんを倒す事など出来ない!!!
 これがっ! 俺達の壁さん…!
 これからも、信の良き兄貴分として頑張って下さい! …ある意味、「将軍壁」の記述が出た時から、内心少し覚悟していただけに、まさかのこの展開。
 成キョウの事は正直残念でしたが、壁さんに関してはちょっと嬉しかったです…。
 まさか、こんな形で………。

 しかし。
 当然、壁にとっても信にとっても、今回の戦いは苦い勝利となりました。
 貂と羌姐を先に前線へ帰らせ、信は一度、咸陽へ向かいます。
 曰く。
「俺は一言、政に謝りに行ってくる」
 パワーアップした新生飛信隊の任務。それは、苦い結末となってしまいました…。

 元々、限りなく無理に近い任務でした。そして、成キョウもかなり頑張ってくれました。
 しかし、それでも。
 あとほんの僅か、時間が足りませんでした………。

 その十日後。
 信は、瑠衣、政と共に、王宮の一角にいました。
 そこで、瑠衣は成キョウの胸の内を明かします。

「成キョウ様は、心底エイ政様を憎んでおられました。しかし、七年前の反乱の一件の後、成キョウ様の中に変化が起き、一気にお心に血が通われたように感じます。
 それをさせたのはエイ政様です。
 憎しみこそ消えずとも、そこから成キョウ様は、エイ政様のことを兄として、王として、尊敬していたと思います。
 成キョウ様は、きっと…。
 もっとエイ政様とお話をしたかったと思います」


 突然現れ、玉座を奪っていった兄。
 今まで自分にかしずいていた大臣たちはあっという間に去り、母も又寵愛を失って心を病み、ある意味、彼は人生の栄光の道から突然蹴落とされた形となりました。
 
 それでも、瑠衣が言った事は紛れもなく本当でしょう。
 憎しみと尊敬と、共に入り混じった複雑な想いを抱えながら、それでも彼はきっと、もっと対話を望んでいたに違いありません。…そしてそれは、政も同じでした。
「過去の罪を帳消しにすることはできぬが、俺もあいつと話すことは、たくさんあった…」
 惨たらしく殺された昌文君の配下達、それだけではなくあの反乱で流れた多くの血。
 それを容易く許す事や帳消しにする事は、政の立場的にも出来ないでしょう。…それでも。

 あとほんの僅かでも、話す時間を持てれば。
 例え互いに、普通の兄弟みたいには出来なくても。仲良しとまではいかなくても。もっともっと、理解し合えたかも知れません。
 今は互いに、話す口も聞く耳もあったというのに…それだけが残念でなりません。
 成キョウの心に血が通った、と瑠衣は語っていましたが、それには政の鉄拳制裁も相当関与しているのでしょう。あれで、成キョウは本当に「人の痛み」を知ったのではないでしょうか。精神的にも物理的にも。
 そしてその「痛み」を、憎しみを駆り立てる方向に費やすのではなく。
 人として成長する糧に変えるだけの心は、少なくとも彼にはちゃんとあったのだな…と改めて思います。

 そしてそんな政に、
「漂のこと言ってんならもういいぞ。漂はそんなに器の小せェ男じゃねェ」
 …一言そう言って、もう少しくらい「兄」としての顔を見せても…と言外に告げる信が、ほんとに大人になったなぁと改めて思いました。考えてみたら、もう21歳なんですねぇ…。
 更にその後。
 呂不韋をどうやっても裁けないのか、と確認し、政が改めて「……無理だ」と返した時も。
「………そうか」
 静かにそう返すだけの今の反応にも、改めて大人だな、と。
 しかし、夫の名誉の為にも、このまま終われない瑠衣。
「ならば やはり勢力争いで打ち倒すしかありませんね」
 涙の中、彼女はなんと!!
 成キョウの遺言通り、彼の一派を政の前にずらりと並べてみせました。

 なんと、成キョウの一派は殆どそのまま、瑠衣の下に残りました。去ったのは僅か一割。…成キョウが「半分は去る」と予測していたのが、良い意味で外れました。
 政を「兄王様」と呼び、「兄妹力を合わせて」…夫が出来なかった事を自らが引き継ぐ覚悟を見せる瑠衣。
 信はいつか、「本当の無念は、やりたかった事が夢幻に終わった事だ」と語りました。生き残った者がするべきは復讐ではなく、死んだ者達が出来なかった事を「実現してみせる」事だと。
 瑠衣は正にその道を往こうとしています。
 呂不韋という強敵を相手に。…ここにまた、新たな女傑が一人…!!
 頑張れ瑠衣! めっちゃ応援してるぞ私は!!!

 …ただ、彼女は恐らく、公女でですから普段は後宮にいるのでしょう。
 しかも、表向きは反乱を起こしたとされる成キョウの妻。…極めて微妙な立場でしょうし、何より後宮にいれば、今度は太后様の例の一件にも…? ………と、ちょっと心配にはなりますが、成キョウの一派を見事とりまとめ、政争を戦い抜いて欲しいです!!

 信はその後一人、回廊を歩いていました。
 きっと、すぐに政達は打倒呂不韋の件で話し合いを始めたのでしょう。…そうなれば、そこはもう信の戦場ではなく政の戦場ですから、信が出来ることも無いでしょうし。
 ――しかし。
 ふと下を見れば、そこには呂不韋とその一派の姿が…!!
 何を楽し気に話しているのやら。…しかしその先頭を歩く者の姿を見た時、信は。

 半ページ使って、呂不韋の前に見事な着地をキメました。

 …正直、政や瑠衣と一緒にいたとき、「…だが、それも成キョウ一派の力を失って…」なんて、やけに現実的な事を言っていたので、なんというか、大人になったと思う反面、少し寂しくも思っていました。
 おいおい、まさかこのまま引き下がるの? と。
 いや、それが大人の対応というやつなのかも知れません。少なくとも今はぐっと耐えて、反撃の刻を伺う、というのが。

 でも、こうして呂不韋の前に堂々と躍り出、「お前は王様にはなれねぇ」…そう言い放つ信に、なんだか少し安心してしまいました(^^;)
 やっぱり、信はこうあって欲しい!! と。
 その一方。
「大王様のお友達の信だ」
 …とうとう、信の事もはっきりと認識し始めた呂不韋。
 まだ信がボロ服一枚で呂不韋を初めて見た時は、その器の大きさに「恐怖した」程でした。
 今はどうなのか…?

 王様にはなれない。
 それはなぜか、と問う呂不韋に対し、信は「お前には、"正義"がないからだ」と一言答えます。
 それは捉えようによっては只の青臭い一言でしょうし、「何を綺麗事言ってんの」で片づけられるでしょう。
 しかし呂不韋は、信のその言葉を一笑に付す程侮ってもいなければ、信の一言を「軽く」取ってもいないようです。
「………ほう。――して、信殿の言う"正義"とは?」
「お前に言っても分かりっこねぇ」

 そしてこれを、他の取り巻きABCD共のように「なんじゃ、ごまかしおって」で済まさない所にも、久々にこの呂不韋という男の大きさが見えたと思います。
 やがて呂不韋は一言、こう返しました。
「無骨な信殿に、一つ教えておいてやろう。
 世に言う正義とは、その人柄に宿るのではなく、勝った者に宿るのだ」

 ――と。

 今は、その呂不韋をしっかりと見据える事が出来る信。
 しかし尚、その目には呂不韋が「でかく」見えています…。

 政と呂不韋の戦いの決着まで、あと一年。
 信は、政は、そして瑠衣は。
 勝利を以て、この男に正義を見せつけてやる事が出来るのか…!? 以下、次号!!!

<追伸>
 今週ラスト、左のページ。
 DVD15巻のジャケ絵に、木曜朝からめっちゃテンション上がった私です。
 何ぞ!? 戦場のド真ん中で燃え上がる愛の小宇宙は!!!
 お前らもう結婚しろ!!!
 …すみません。ちょっとテンション上がり過ぎました。…そういえば、あの伝説の回のアニメ、見逃した事を思い出しました…。絶対に見てやろうと、改めて思いました。単行本の表紙にまでなったあのシーンですからね…。
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No title

アニメ2期が終わっちゃいましたね^^;

こんにちは。まさか壁が生き残るとは、驚きました。この先、今まで以上に活躍して欲しいです。
それから、呂不韋との戦いも大詰めになっていき、政や呂不韋の陣営だけでなく、王翦、桓キ、騰などといった他の将軍達は絡んでくるのか気になります。

よかった~

星野さま、こんばんは。壁さんの無事を見届けていただいて、ありがとうございます。
史記の「壁」は人名じゃない、とかたくなに自分に言い聞かせて不安を追い払ってきました。よかった!
信やテンがどんどん出世しても、いつまでも呼び捨てでビシッと叱ってくれる「あんちゃん」でいて欲しい…そういう存在、大切ですよね。

黒幕もこれから本気出してきそう…みんなもっと強くならなきゃ、ですね!

星野さまもお忙しそうで大変ですね。お体に気をつけて、無理なさらないでくださいね。

伝説の回って・・

こんばんは。いつもブログみてます。星野さんのつっこみ、とても上手ですね。いつも笑ってみてます。    ところで、あのまさに伝説の回って22卷のアレですか?わたしも「おまえらヤッたんじゃないの!?なにその行方不明の彼女に10年越しに会った的なそれは!?」    と叫んでおりました。    楽しみですな次回が・・

不死身の男

壁さん、マジで不死身ですね。

肩からバッサリ斬られても、首元に矢を受けても死ななかった壁さん。
とうとう、史実の刃まで…


また「とーなりーのじじーいーの金ー玉ーはー」な企画があることを覚悟していましたが…



つーか、あれからリアル時間14か月経ってんのか。
光陰がハリオアマツバメのごとく…

コメントありがとうございました>ふみねこ様

 こんばんはアニメ第二期、終わってしまいましたね…。
 まだラスト2話分が見られてないのですが、どんな感じのラストだったか気になります。
 合従軍編の第3期も楽しみにしたいですね。

コメントありがとうございました>TOさま

 TOさま、こんばんは! …まさか生き残るとは思いませんでしたよね…。私も驚きました。
 でも、生き残った以上は、今まで以上に活躍して欲しいですね。今の所は、政派の筆頭武官ですし…!!
 まだまだ、信の良き兄貴分として頑張って欲しいです。

> それから、呂不韋との戦いも大詰めになっていき、政や呂不韋の陣営だけでなく、王翦、桓キ、騰などといった他の将軍達は絡んでくるのか気になります。

 この三人の将軍が、呂不韋と政の戦いにも何かしら絡んでくるのかは、確かに注目したいですね…!
 特に、騰は王騎将軍の軍を引き継いでいますし、王騎将軍が政の下で戦うつもりだった事を知っているでしょうから、王宮での政争をどう思っているのか、気になります。
 桓騎も王翦も曲者ですし、絡んで来たら面白そうだと思います。

Re: よかった~

 サンさま、こんばんは!
 まさかの「将軍が壁で死んだ」…で来ましたね! 今後は、ずっと信の「あんちゃん」として、地味に(!?)堅実に活躍して欲しいなぁと思います。
 信や蒙恬、王賁達のような華々しい才能の持ち主ではなくても、しっかり戦場を見据えて動く事が出来る、こういう地に足の着いてる人は必要です…!

> 黒幕もこれから本気出してきそう…みんなもっと強くならなきゃ、ですね!

 そうですね。…まだまだ大物感は残っていた呂不韋。
 あと一年、信達も更にパワーアップして、呂不韋に一泡吹かせて欲しいですね。
 
 お気遣いありがとうございます。サンさまもお身体に気を付けてお過ごし下さいませ。

Re: よかった~

 サンさま、こんばんは。
 お返事大分遅くなってしまい、すみません。

 壁さん、遂に生き延びましたね。先週のキングダム特集ページでは、明らかに原先生も史記の例の記述を意識して登場させたキャラだった…といった感じに書かれていましたが…。遂に、最強のフラグまでへし折りましたね。
 この上は、ずっと信の良き「あんちゃん」として地味に! でも堅実に活躍して欲しいです。

 お気遣いありがとうございます。
 大分春めいてきましたが、まだまだ油断は禁物…サンさまも、お身体に気を付けてお過ごし下さいませ。

Re: 伝説の回って・・

 こんにちは、素敵なHNですね(笑)私も羌瘣ちゃん推しです!!
 いつも楽しんで頂けて、嬉しいです。
 
> ところで、あのまさに伝説の回って22卷のアレですか?

 はい、アレです(笑)
 本当に、もうこのまま結婚しろ…否、結婚してる? 位なシーンでしたね。
 本編でもまた、あのシーン以上の熱いシーンを見たいなぁ…と願っております。

Re: 不死身の男

 こんにちは、コメントありがとうございます。
 次回は、HNも教えて頂ければと思います。

> 肩からバッサリ斬られても、首元に矢を受けても死ななかった壁さん。
> とうとう、史実の刃まで…

 はい、………とうとうとんでもない最強の死亡フラグまでへし折りましたね…。
 もはや、誰も壁さんを倒せる者はいない気がします(^^;)

> また「とーなりーのじじーいーの金ー玉ーはー」な企画があることを覚悟していましたが…

 実はやる事になるのだろうか…と半ば覚悟しつつの屯留編だったのですが、本当にそうならなくてホッとしました…!! こうなったら、更なる不死身伝説を重ねていって欲しいです。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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