キングダム第395話「王賁の責務」

 こんばんは、星野です。
 今週は王賁が熱かった…!! そして関常さんが想像していた以上にデレッデレだった…(^^;)
 もう、ツン成分が見当たらない………。
■感想御題:紫伯VS.王賁戦第2ラウンド。…そして関常さんのデレが炸裂…ッ!!
 冒頭から再び激しく槍を交わす王賁と紫伯。「伝説の槍」と中華にその名を轟かせる紫伯の力は圧倒的で、序盤にして早くも王賁は昨日の傷が開いてしまっています…。
 王賁曰く、「速さ」には大分目が慣れて来たものの、本当に脅威なのはその「威力」
 王賁の槍と紫伯の槍とはそもそも「質」が異なります。
 一点を貫く正確さをウリとする王賁の槍と違い、紫伯の槍は正に一撃必殺の「力」を極めた槍。
 若い頃から養父に疎まれ、死地にばかり送りだされていた彼が、生き延びる中で自ずと身に着けた力。
 それは王賁の精密性Aの槍を寄せ付けない圧倒的な力で、じりじりと王賁を追い詰めていきます。
 その上。
「一騎討ちとは言っておらぬわァ」
 などと雑兵Aからの攻撃というオプションまで付いて来ます。どうでも良いですがこの雑兵A、かなりイラッと来る笑顔です(苦笑)何という無粋なリアリスト…!!
 援護へ向かいたくても、玉鳳隊はそもそも人数でも紫伯軍に劣る上、迂闊に近づけば、ただ紫伯の槍の餌食になるだけ。その上、王賁も紫伯に押されている状況、と来れば…。もう、玉鳳隊が勝てる見込みは限りなく0に近い状況です。
 関常は「だから朝言ったであろうが」と舌打ちします。
 …一体彼は何を言ったのか? ここで時間を少し遡り、朝の玉鳳隊野営地へとカメラは移ります。

 王賁の策を聞いた関常は、にべもなく「それでは昨日と同じだ」とばっさり。
 普通はまあ、そう言いたくもなる訳です。
 今の状況では紫伯を討ち取る以外に作戦が成功する見込みが無いとはいえ、肝心の王賁が紫伯を討ち取れない以上、その時点で作戦失敗も同然です。
 であれば、今すぐに騰に作戦の中止を請い、態勢を立て直した上で、北の王翦軍に援軍を依頼する。…これが、全軍の傷も浅くすみ、尚且つ王賁の為でもある。関常はそんな風に言いました。
 確かに今回の三点同時突破作戦が失敗した場合、秦軍の傷の深さは洒落になりません。下手をすればそこから魏軍の反撃を受けて大きく崩される可能性もある訳です。…そうなれば当然、作戦の言いだしっぺである王賁は戦犯扱いされるでしょう。それでなくても、若くして相当の地位まで上り詰め、色々周囲からはやっかみとかあるでしょうから…。
 しかし、王賁は言います。
「そういう危険を冒し、無理に見える戦局を覆してこそ名があがるのだ」
 ――と。
 この辺、信と王賁は水と油の如く反発しあうシーンが多いですが、根っこの部分はやっぱり似ているなぁ…と思います。
「勝手に紫伯にかなわぬと決めつけるな」
 なんて言う辺りも、割と年相応の青臭さを感じますし。
 上手くすれば、割と気の合う友人にはなれるのでしょうが…まぁ、難しいんですかねぇ(^^;)

 さて、そんな王賁の後ろ姿に思わず「何を生き急いでおられる」と叫ぶ関常。…確かに王賁のその姿は、信以上にどこか張りつめたようなものを感じます。両者とも多少どころではないリスクを冒してでも勝利を掴み取ろうとする姿勢そのものは同じなのに、信はそこまで切迫したものを感じないというか。…王賁のストイックな性格がそうさせるのかは分かりませんが、関常さんが「生き急いでいる」と言いたくなるのは頷けます。
 一方、職務怠慢だぞと言われる番陽副長はと言えば。
 もはや自分の才覚如きでは及ばぬ遥かな高みを見つめる王賁を信じ、ただ支えていくだけだと躊躇いなく返します。
 …正に昌文君の如き忠義…! 初登場時のあのいけ好かないクソじじいっぷりが嘘のようです…。

 それで若の片腕と呼べるのか、と苦々しい表情で呟く関常。
 なんだかんだでこの人はこの人で若の事を心配してるんだなぁ…とか思うと、なんだこのデレデレめと思わずにはいられません(笑)かなり無茶苦茶な役目もしっかり引き受けちゃいましたし。…元々王翦がどういう意図で彼を送り込んだのかはまだ不明ですが、少なくともコイツは確実に玉鳳隊の色に染まる臭いがぷんぷんします。

 ………が。
 そんなん言ってる場合じゃありませんでした。

 カメラを戻すと、なんかいきなり刺されてる!! しかもかなりヤバイ場所ですよ!?
 こんな事もあろうかと、赤マルジャンプを仕込んでおいてよかったぜ! …くらいの周到な備えをしていないと、到底生き残れませんよ…?(汗)もはや週刊少年ジャンプの厚みじゃ足りません。
 限界だ、と叫ぶ関常さん。王賁を支え続けようと決めている番陽副長も、これには流石に…と思ったその時!!
 未だその闘志消えず!!
 王賁は全兵にそのままその場で戦え、と叫びます。
「バカな。お前等全員ここでっ…」
 もう無理だろ、と全身で叫ぶ関常。その台詞を敵兵が引き継ぐのが何とも(^^;)
「玉砕する気だぞこいつら」
 …嘲笑いながら呟く魏兵達。しかし王賁は「バカを言え」と返します。

「道は始まったばかり…絶対に…何が何でも魏軍大将軍にして"槍の紫伯"をこの手で討ち、ここ著雍を取る。そしてその先も…後退などしている暇はない。やすい戦の勝利でも足りぬ…大いなる勝利を手にし続けねば…中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ

 うおおおおおおおおおお!!!

 …今までイマイチスポットが当たらなかった王賁ですが、遂にその本心ばバッチリ明かされましたね。
 矢張り熱い男だった…!! しかし彼にはどこか切迫したような、張りつめたものを感じるのは、彼が背負うものによるのでしょう。
 彼の場合、その「路」は夢だなんだと浮ついた話ではなく。
「"王"家の正統な後継ぎとしての、この王賁の責務だ」
 信にも今は、只の漠然とした「夢」だけではない、仲間達の想いや、敵味方含めて出会ってきた多くの武将達の魂、そう言った背負うものはある訳ですが、王賁の場合は「責務」という信の背負うものとは質の違う「重み」が加わっています。
 今も尚伝説の天下の大将軍として名を轟かせたのが、「分家」の王騎将軍だった、というのもその辺りと絡んでいるのでしょう。…決して実力としてはひけをとらぬものを持ちながら、長年日陰者だった父と、そんな父を見て育った王賁の胸の奥にはどんな思いが燻っていたのか。
「そういうことか…」
 王賁の心の奥底にある思いを汲んだ関常は、その姿に何を思うのか。
 どうやらもう、この人も本当の意味で「玉鳳隊」の一員になるビジョンしか浮かばない…というか、その前に王賁を庇って…とかそういう展開にならない事を願います(^^;)

 しかし、紫伯はそんなん知ったこっちゃないと言わんばかりに、トドメの槍を繰り出します。
 もはや満身創痍の王賁。終わった!? と思ったその瞬間!!!

 間一髪トドメの槍をかわし、繰り出した王賁の槍は、遂に紫伯の腕を捕えました。
 一点を貫く正確さ求めた王賁の槍。それは果たして、紫伯の圧倒的威力をかいくぐり、その一点を貫く事が出来るのか…!?
 次号、巻頭カラーで決着か!?
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ジャンル : アニメ・コミック

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王賁のターンだ!

管理人さま、こんにちは!
今回は王賁のターンでしたね。今まで微妙にハブられていた賁様にスポットが当たって嬉しい限りです。王家の責務ですか…。この辺は信とは異なりますね。賁様のカッチリした性格はここからきていたのか。てゆーか、賁様が胸にうけた槍は普通に死にそうなんですが…。鎧をつけているのに…。前から思っていたのですが、この時代の鎧は鉄製?あの槍はオリハルコンかよ?って感じです。かつて大騎将軍やヒョウ公将軍がザコ共をバサバサ輪切りにしていましたが、昔の日本みたく木製の鎧かと思っていました。我武神?あの人はいいです。火星で金髪眼鏡美女にボコられてきて下さい。
賁様が勝ってくれる事を期待して良さそうですね!ただ、そうなると戦後に賁様が将軍に昇格?政の号令で出陣する将軍は賁様!?そこは信に譲って~。主人公なのにカッコがつかない…。ただでさえ、個人の能力が蒙恬・王賁の坊っちゃんコンビに劣るのに…。信はハマれば爆発力があるんですけどね。でも賁様の次は信のターンです!
久しぶりに良い所を見せてくれる事を期待!

管理人さま、すみません!
王騎将軍でした!
失礼しました。

王一族

こんにちは。
王一族といえばもうひとり怪力王コツもいましたが彼もまた分家だったら本家としては忸怩たるものがあるのでしょうね。
まあ彼には史実バリアーがある分どうしても安心してみてしまいますがw
秦は6大将軍で魏趙韓楚の4国を相手取っていたのに対し趙は3大天て秦と燕と魏、魏は 火龍七師で秦と趙と韓と戦っていたことを考えると七師ってどう考えても6大将軍の半分位の実力としか思えないんですよね。

No title

こんばんは☆
今週はほんと、王賁が熱かったですね!

「夢だなんだと浮ついた話ではない」は信を意識しての台詞でしょうが、王賁の中で「本家」のプライドは王賁のアイデンディティそのものなんでしょうね^^;

関常の「そういうことか」にも、本家でありながらオウキの陰の存在であった王翦軍に仕えていた武将ならではの感慨があったのかな?と思います。

さて、亡き親友との約束も込めた「夢」を追いかける信、自らの「責務」のために全てをかける王賁。となると、残る蒙恬の「理由」も気になるところです。

3人それぞれの「想い」がどう交差していくのか。お互いの切磋琢磨が、ますます楽しみですね^_^

Re: 王賁のターンだ!

 danさま、こんばんは!
 今週は正に王賁のターンでした! 今まで微妙にスポットが当たっていなかっただけに、正直嬉しかったです。賁様が胸に受けた傷…あれ、絶対死にますよね……ええ…私もそう思いました…(^^;)
 ですが、キングダム世界では人体の強度は大将軍度に応じて変わる感じなので…。将軍に限りなく近い所まで上り詰めている賁様なら、きっとあの程度はかすり傷でしょう!!

> 賁様が勝ってくれる事を期待して良さそうですね!ただ、そうなると戦後に賁様が将軍に昇格?政の号令で出陣する将軍は賁様!?

 いえいえ、きっと信だって凱孟を討ち果たして、一番乗りをキメてくれますよ…!
 ただ、今回の作戦の考案者は王賁ですので、このまま行くと呉鳳明を討ち取る位の事をしない限りは功績の面で王賁の方が上になるかも知れませんが、まだまだ約束の時までは少し時間がありますし、それまでに巻き返しを図れるはず!
 私も、二度目の一騎討ちですし、今回は良い所を見せてくれると信じています。

いえいえ、お気になさらずに(^^)

 すみません、先程の記事への返信で抜けておりました…。
 特にお気になさらずに(^^)誤字誤植はキングダムの名物(?)ですし。
 …私も気を付けてはいるのですが、結構やらかしますので(笑)

Re: 王一族

 ペーターさま、こんばんは。
 …そう言えば、王コツの事を忘れていました…(汗)
 もしかしたら、王騎将軍と同じく、分家の可能性は高いのでは、と思いました。…しかしだとすると、分家から二人も六大将軍が出ているのに、本家からは…? となれば、本家の跡継ぎたる王賁としては、色々思う所はあるでしょうね。

> 秦は6大将軍で魏趙韓楚の4国を相手取っていたのに対し趙は3大天て秦と燕と魏、魏は 火龍七師で秦と趙と韓と戦っていたことを考えると七師ってどう考えても6大将軍の半分位の実力としか思えないんですよね。

 それも、半数は同志討ちで…と考えると、ますます六大将軍や三大天に比べて一歩劣る感じが否めないですよね。強い事は間違いなく強いのだろうとは思うのですが…。

コメントありがとうございました>うえでんさま

 うえでんさま、こんばんは!
 ほんとに王賁が熱かったでうしょね…!!

> 「夢だなんだと浮ついた話ではない」は信を意識しての台詞でしょうが、王賁の中で「本家」のプライドは王賁のアイデンディティそのものなんでしょうね^^;

 そうなのでしょうね…。蒙恬も言っていましたが「名家に生まれた者には名家に生まれた者なりの辛さがある」というのも分かる気がします。関常の「そういうことか」も凄く印象深かったですね。うえでんさまと同じ感想を抱きました。

> さて、亡き親友との約束も込めた「夢」を追いかける信、自らの「責務」のために全てをかける王賁。となると、残る蒙恬の「理由」も気になるところです。

 はい、実は蒙恬が戦う理由に関しては、本人も飄々とかわしているせいか実は明らかではないのですよね。
 …今回は王賁の胸の内を描きましたので、また次の機会にでも、今度はしっかり蒙恬の胸の内も描いて欲しいと思います。蒙恬に関しては、「軍師の適性」について語っていた所も気になっているので、過去に戦場で何かあったのでは…? と個人的に思っています。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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