キングダム第396話「修練の日々」

 こんばんは、星野です。
 何となく27時間テレビを見つつ、のんびりキングダム感想を書いてます。
 …何も予定の無い休日の日は、時間が何か凄くのんびり流れてる感じがします。夕方になって、気持ち涼しくなった道をなんとなーくスーパーへ買い物に歩くとか、そういうさり気ない時間が好きな今日この頃です。

 さて、今週の「キングダム」ですが、正に王賁オン・ステージでした!!
 彼が槍を極めるきっかけになった、ほんの僅かの父とのやり取りの時間。…こういうのいいなぁ…と、じわっと来ました。。
■感想御題:違う。基本は右半身中段だ。…王翦のその言葉が、今の王賁の槍術を…!!
 前日と同じく、矢張り王賁が圧倒的に不利か…!? と思われたその瞬間!!
 王賁の槍が一閃、紫伯の槍を掻い潜り、その腕に僅かとはいえダメージを与えました。今までならあり得なかったであろう反撃に、わずか表情が揺らぐ紫伯。しかしその一撃はまぐれ当たりなどでは決してなく、無傷な右手に持ち替えて再度王賁へトドメの一撃を与えようとたその槍も王賁の槍にかわされました。その切っ先は、今度は紫伯の頬を掠めます。
 それは即ち。
「み…見切ったとでも言うのか…」
 関常さんのその言葉通り、王賁が次第に紫伯の槍を捉えて来ている事を意味します。
 圧倒的な「力」で相手をねじ伏せる紫伯の槍。それを、番陽副長は「型で捕えた」と語りました。番陽副長曰く、実戦&我流で鍛えて来た紫伯の槍と違い、王賁の槍はあくまでも基本の「型」をしっかり身に着け、そこから積み上げ鍛えて来たもの。
 当然、正式な槍術であれば、あらゆる敵・状況に対応する無数の「型」があり、王賁はそれをきっちりマスターしているという事になります。
 守り・返し・攻め。
 そのどれにもきっちり対応出来る「型」。それにハメて戦う事が出来るなら、王賁の槍は正に無敵。…勿論、実戦でそれをやるのは難しい事ですが、槍術を極めた王賁ならば……!!!

 そんな王賁は、今やボロボロの姿で、それでも堂々と宣言します。
「紫伯。貴様の敗因は、俺に長く槍を見せたことだ」
 たった一つのシンプルな答え…!! 槍を長く見せながら、そこで王賁を仕留めきれなかった。……それは、型を極めた王賁にとっては致命的な要因となりました。

 本来なら、そんな事言ってもそうそう簡単に紫伯程の槍遣いを型にハメるのは限りなく不可能に近い筈なのですが、それでも。
 番陽副長は「賁様の槍はそれを実現させるのだ」と断言します。

 …そう。
 番陽副長だけが知っている、ほんのささやかな時間。
 しかしそれは、当時幼かった王賁にとって、今尚心に刻まれた時間であったのでしょう。

 屋敷の道場らしき場所で、一人、槍の鍛錬に勤しむ少年王賁。
 …いや、蒙恬の少年時代もそうでしたが、王賁の少年時代もものっそい可愛い…!! しかもこの時代から、既に独特の眉毛の面影があるのが微笑ましいです。
 それを黙って見守る番陽の前に現れた、仮面を付けた大男。
 そう、それは、自宅の中でも仮面甲冑を外さない男・王翦でした。

「違う。基本は右半身中段だ」

 まだ少年の王賁の手よりも随分と大きなその手が、束の間槍の持ち方を教えます。
 言葉少なに、その手を添えた時間もごく僅か。
「あっ」
 王賁が驚いている間に、王翦はさっさと外へ出てしましました。
「槍をやらせるなら正式な師をつけてやれ。番陽」
 …それだけを言い残して。

 どうでもいいですが、番陽副長。
 アンタが「ガタッ」とか言ってますが…まさか居眠りこいてたんじゃ(笑)
 前頁で王翦の稽古を見つめてるコマ、よく見ると半ば居眠りこきながら見ているようにも…?(^^;)

 それはともかく、慌てて「ハハ」と答える番陽。その日から、王翦はキッチリ基本の「型」を極め続けて来たのでしょう。
 幼い日にただ一言。きっと1分にも満たない時間の中授かった、父からの教えを心の奥にしっかり留めて。

 この時の事を、番陽は「ただの気まぐれであったのだろう」と語ります。
 それ程に、王翦が王賁に声をかける事は少なかったと……。
 この時、王翦が何を考えて王賁に声を掛けたのか。その真意は謎です。滅多に声をかける事も、恐らく王賁の方から声を掛ける事も少ない間柄。蒙恬親子とはまた違う、何か複雑な親子の関係がそこからは垣間見えますが、少なくともこの日の教えが、今の王賁を形作ったのは確かな事なのでしょう。

 そして今、王賁の槍は伝説とさえ謳われる紫伯の槍をも捉える程極められ、今や紫伯に迫りつつあります。
 その頃、信もまた凱孟と激しい撃ち合いを続けていますが…今は再びカメラを王賁の方へと向けてみると。

 それでも、数多の死地をくぐった紫伯の槍は強敵です。
 どんな型だろうが何だろうが蹴散らす圧倒的なパワー。それがあるからこその、伝説の紫伯なのです。
 しかし。
「いかん。若の余力が先に尽きる」
 関常さんの側近の言葉とは裏腹に、王賁は紫迫の致命的な「弱点」を指摘します。

 それは、「生を拒絶している」こと。
 王賁が前日から感じていた「違和感」の正体はそれでした。
 
 季歌さんを喪い、最早生きる意味も守る存在も失った彼に残ったのは、槍と戦場だけ。
 それ故に、彼の槍は今、「守り」を一切考えない攻撃オンリーのそれになっています。
 季歌さんがいた頃の紫伯ならば、王賁は勝てなかったかも知れません。季歌さんがいた頃の紫伯には生きる理由がありました。だからこそ、生き延びる為の槍を振るった筈ですし、たとえ我流であっても、「一点を突かせる」ような隙は見せなかったかも知れません。
 ある意味、「生への執着」でここまで鍛え上げられて来た筈の槍が、今や王賁の前では致命的な欠点だらけの槍になってしまっていうのが皮肉です…。

 無論、王賁にその事情までは分かりません。
 紫伯も今更敢えて語りはしないでしょう。…というかそれで良いと思います。
 戦場に、身の上話など無意味ッ!! あるのはただ、目の前の軍をどう倒すか、目の前の敵をどうやっつけるか、それのみ!!

 相手が王賁程の達人でなければ、きっと今まで通り蹴散らせて来たのでしょう。
 しかし今、時代はもう伝説の肩書だけで乗り切れる訳ではないのです!!

「かいくぐれ」
 …紫伯の突きの中、熱く叫ぶ王賁が印象的でした。
 うん、やっぱり根っこの部分は凄く信に似ていると感じます…(^^;)

 もはやすっかりデレを見せつつある関常さん、そして幼い頃からずっと王賁を支え、見守り続けて来た番陽副長が見つめるなか、王賁は叫びます。これは今迄の王賁の台詞の中でも5指に入る名台詞だと思います!!
「死人の分際でっ 道をふさぐな貴様っ」
 
 刹那の間。
 あくまで未来を見つめる王賁の眼は、一撃必殺の攻撃の雨の中、さらけ出された「ただ一点」を見抜きました。
 そしてその一点へ、正確無比に繰り出される神速の槍。

 ドン。

 賁様ァっ。

 叫ぶ。…これは叫ぶッ!!!

 基本の基本を修練し極めた王賁の努力と鍛錬の日々が今、ここに結実するッ!!
 王賁…今や君こそが、中華ナンバーワンの槍遣いだッ!!!

 魏火龍の一人・槍の紫伯墜つ!!!
 さて、信もしっかり後に続いて欲しいものです…!!

 以下、次号ッ!
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

どうしても、“賁様”と“貴様”が、混同してしまう…w

それはともかく、ついにやりました、大殊勲です!
しかし、なんか余力がなさそうなんですが、これから呉鳳明のところに行けるんでしょうか…

信も“捨て身”と言ってましたが、王賁もかなり捨て身でしたね。
ちゃんとこの先、本陣を落とせるだけの力が残ってるのかな。

あと、この戦で魏火龍全部と著陽の土地を失って撤退なんてことになったら、呉鳳明くんもタダじゃ済まないのでは…
なんかそっちのほうもちょっと心配になってきましたw

王賁やったね~

管理人さま、こんにちは!
生に執着がないのが敗因か…。季歌さんを失う前だったら賁様が勝てたかわかりませんでしたね。紫伯は死に場所を探していたのでしょうか?これで賁様は魏本陣へ迫れそうです!
次は信の番です。魏火龍が過去の遺物である事を中華に教えてあげましょう!呉鳳明もただでは帰れそうにない気が。
賁様も幼い時は可愛いかったのか…。親父さんは変わってないな。あと、爺さんも。

No title

なにげに今回の戦で信より功績評価されるかもですね王賁。火竜の首は信も挙げるでしょうが作戦立案という点で考えるとやはり王賁のが上ですかね。そしてこの件で信も貂頼みじゃなく自分でも何とかしないとって思うようになれば締め方として悪くないんじゃないかなと。
あと録嗚未さんが乱美白討ち取ってくれると個人的に嬉しいかなと

コメントありがとうございました>TOMさま

 TOMさま、こんばんは!

> どうしても、“賁様”と“貴様”が、混同してしまう…w

 言われてみれば、確かに似ていますね…(^^;)
 私も混同してしまいそうです(笑)

 王賁、やりましたね! しかしこれで紫伯軍を撃破したとして、問題は本陣で暴れまわる余力があるか…そこは気になりますね。しかしきっと、王賁ならやるでしょう!
 彼にもまた、往くべき道がちゃんと見えていますから…。

> あと、この戦で魏火龍全部と著陽の土地を失って撤退なんてことになったら、呉鳳明くんもタダじゃ済まないのでは…
> なんかそっちのほうもちょっと心配になってきましたw

 呉鳳明くんは、それ以前に無事に撤退出来るのでしょうか…。
 まさかのこの戦での退場という事もありうるかも…? なんてチラッと思っています。
 ただ、仮に撤退出来たとして、魏火龍を失い、領地も失って敗北、では、確かにタダでは済まない気がします。かと言って、呉鳳明以上の人材がそうほいほいいるとも思えないので、案外なんだかんだ言いつつそのまま大将軍の座には留まれる気もしますが…。
 今回、彼がどういう結末を迎えるのか、そこも注目ポイントですね。

Re: 王賁やったね~

 danさま、こんばんは!
 本当に「生に執着が無い」のが敗因、というのが何とも言えませんね…。

 紫伯は、死に場所を探していた可能性もありますが、もう死に場所とかそんなものすら関係無く、ただただ彼に遺されたものが、「槍で戦う」以外に何もなかったから、惰性で戦場へ来た、それだけな気もします。
 全てを失っても尚、闘争本能的なものだけは残ったというか。
 そして、次は信の番ですね! …王賁に遅れを取らないよう、しっかり後に続いて欲しいです。
 王翦は本当に色んな意味で変わってないですね…(^^;)番陽も。王賁があれだけ幼かった時点で既に結構なお歳に見えるのに、今尚槍を手に賁様と一緒に最前線を駆けるとか、番陽も元気ですよね…。

コメントありがとうございました>am56さま

 am56さま、こんばんは。
 私も、普通に魏火龍を討ち取っただけでは、作戦立案の上で王賁の方が武功としては大きくなる気がします。
 そして録嗚未さんが乱美迫を討ち取る、私も賛成です! 騰にとっても助けになるでしょうし、王騎軍第一軍長としての面目躍如ですよね。録嗚未さんも年代的にはまだまだ今後秦軍を担う立場ですし、信達に若手に負けずに、まだまだ若手達の前を走る存在であって欲しいです。

 そして今回の件で、信もある程度は自分の頭でしっかり作戦を理解し、王賁や蒙恬の話に付いて行けるようになれば…私も嬉しいです。。

父の仮面を見て育つ?

星野さま、こんばんは。猛暑の中、更新ありがとうございます!
久しぶりにキングダムらしい展開を見たような気が。紫伯さんはお気の毒ですが…でも何となく、彼はもう生きる意味を見失っていて、心のどこかで誰かが自分を死なせてくれるのを待っていたのでは?という気がします。だけど強いからなかなか死ねない、という…

肝心な所で最高のアドバイスをくれる王パパ、いいお父さんのように思えますが。父の背中ならぬ、父の仮面を見て育ったからこそ、今の彼があるのでは?子供時代が可愛いので、再登場お願いしたい!
しかしパパ、仮面つけっぱなしで蒸れないのかな?熱中症は大丈夫なのかな?
史実の通りだと、パパさんは今後、キョウカイとも関わることになるんですよね。

来週は信の番!だといいですね!

ま・またも

地上波は29日まで放送休止です(T_T)
信、局の偉い人達をぶっとばしてきていいぞ(半分本気)

向は助かってほんとによかったですが
その後の政の気持ちを思うとやりきれない(ため息)

折角の手柄を横取りされた王噴等に大いに同情すべきでも
今までの行動を思うと蒙恬達に「いいぞもっとやれ」と
考えてしまうのは自分だけかな

この時の信の行動はBS本放送時
アニメ版2chで大いに荒れたんですよね(--;)
蒙恬の言うように行動できないのが信のいい所(^^;)

郭という理解者を得たのもつかの間・・・(T_T)
また王噴に続いてかと思いきや
いい人ポジなのに輪虎は許せん

追伸

今週号の銀魂で影武者になった銀さんが
「キングダム全巻読み終わったから
テラフォーマーズもってこい」と
ファンが聞いたら大喜びするような発言(^^;)

近藤・土方から「だらける目的だろう」と
突っ込まれてましたが

Re: 父の仮面を見て育つ?

 サンさま、こんばんは!
 紫伯は、正に死に場所を求めて的な意味合いもあったのかもですね。今週号では、「やっと帰るべき所へ…」って言っていましたし。
 未来への確かな路を見つめる王賁が、そんな紫伯に引導を渡し、一つの伝説を終わらせるというのがまた王道ながら燃えます…!
 子供時代王賁、可愛いですよね! 私も是非再登場をお願いしたいです。
 滅多に声はかけないけれど、声を掛ける時はいつだって絶妙なタイミングで必要な事をしっかり言ってくれる…だったら良いですね。少なくとも王賁がああいう風に育ったという事は、決して親子の関係も悪いものではないのだと思いますが…。
 暑い中あの仮面は危険ですよね(笑)もしかしたら、うまい事通気性を考慮して造られた高性能仮面かも…ですが…。
 さて、いよいよ我らが信の番。せめて凱孟は豪快に討ち取って欲しいですね…。

Re: ま・またも

 鹿角さま、こんばんは。
 …放送休止は泣けますね…。局の偉い人の所へ突撃して休止を阻止したいお気持ち、分かります。。

> 折角の手柄を横取りされた王噴等に大いに同情すべきでも
> 今までの行動を思うと蒙恬達に「いいぞもっとやれ」と
> 考えてしまうのは自分だけかな

 いえいえ、多分他にも沢山いると思われます(笑)
 あのシーンは思わず笑ってしまいました…。悪びれもしない蒙恬も流石ですよね。

 地上波アニメも順調に進んでいますね。…第三期もそろそろ企画されないかなぁ…と願っております(^^;)

 そして、追伸もありがとうございました。今週号のジャンプを見て笑ってしまいました。…キングダムに続いてテラフォも…! 次は「東京喰種」でしょうか(笑)
 考えてみたら、銀さんの中の人、テラフォに出演するのですよね!
 聖闘士星矢では一輝兄さん、ジョジョでは第二部のジョセフ、そしてテラフォでは一郎…。何だか妙なご縁を感じます。。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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