スターダストクルセイダース第21,22話 …笑え笑え! …って…(苦笑)

 こんばんは、星野です。
 スターダストクルセイダース、エジプト上陸まで、いよいよあと僅か。
 矢張り何といっても、今週はあの御方の復活&最後のオチ(苦笑)が楽しみでしたが…想像以上にエグいですね…花京院のおしおき以上に………(笑)
 今回のスタンド「審判」のカメオは、正直な処、「恋人」のダンとはまた違う方向でかなりゲスな敵だな…と思いました。
「人間は心の底から願う事に最大の弱点が現れる」
 この台詞は、ある意味至言だと思います。しかし、そこを逆手にとってのあのエグ過ぎる攻撃。
 ポルナレフのように情に厚いタイプの人間であるほど効果が高いというのがまた、イラつきます。

 今週に限った事ではないのですが、本当にポルナレフ役の小松さんの演技が光っていました。
「漫画家にしてみせろ!」(あのポルナレフランドのチャリオッツ像にウケました)
 だの
「富や名声より、愛だぜっ!(力説)」
 だの、あのおちゃらけた感じから一転。
「死んだ人間を…生き返らせる事は出来るのか…?」
 この辺りのギャグ→シリアスの切り替えの演技は、本当に鬼気迫るものがありました。後半戦でもかなり演技が光っていましたが、それはまた後述するとして。

 妹を生き返らせてみろ、の時の謎のポーズも完全再現。
 HAIL 2U!! の名台詞に、カメオのダルそーな名演技、そしてランプの魔神の如く、あの願いを叶える時の煙のキレイな演出に、夜の島の風景、さざめく草に月の光…と、景色も凄く美しかったと思います。

 月の光に照らされて現れたのは妹・シェリーの姿。
 ここでえげつないなー、と思ったのが、この土人形のシェリーがポルナレフやシェリーが知っている「昔の思い出」を当たり前のように語った所です。
 誰だって、頭では「死んだ人間が生き返る筈が無い」と分かってはいても、あれは本物だと信じたくなりますよ…。
 ただ、このシェリーは、後にカメオが語ったようにあくまでも「ポルナレフの心が生み出した」土人形なんですよね。それを象徴しているのが、シェリーが語った、小さな頃に熱帯魚をネコにあげてしまった件なんだろうな、と思います。
 熱帯魚の件は、ポルナレフも当時怒った事を覚えている位ですから、彼も覚えている記憶です。
 だから、この土人形のシェリーが語っても不思議じゃないんですよね…。

 これを見ていて、「鋼の錬金術師」をふと思い出しました。
 エドワードが、鎧に定着させた弟・アルフォンスの魂が本物かどうかを確認する為、敢えて「自分の知らない」アルフォンスだけが知っている思い出について尋ねたシーンがありました。(その記憶が本当か確かめる為に、第三者の幼馴染み・ウィンリィにも協力してもらっています)
 結果、エドワードの知らないアルフォンス「だけ」が覚えている記憶を色々思い出しているのを見て、これは「本物だ」と判断する訳ですが…、この土人形のシェリーには、きっと、そういう「シェリーだけ」の記憶というのは無いんだろうな…と。
 
 勿論あの状況下ではそんな事をイチイチ確かめるような事は出来ない訳ですが、普通ああして昔の思い出話とか語られたら、ああこれは本物の妹だ、と信じたくなるものです。
 そして喜びの涙を流したと思ったら、いきなり「お兄ちゃんを食べれるから嬉しいのよッ!」です。
 …これはほんとにえげつない…。
 
 妹を土に帰してくれ、と躊躇しながらも泣いて叫ぶポルナレフの声も悲痛なものがありました。
 …ほんとに、審判その1は、ポルナレフの気持ちに凄く同調してしまって、こちらも何かこう、泣けるものが…。
 しかし。
「いやだよぉ~~~ん」
 そこへ来てこの返事だ!!! ものっそい投げやりな「いやだよぉ~~~ん」。嘗て、こんなにも腹の立つ「嫌だ」なはかなかありません!!!

 更に、お前はもう「願い」を三つ言ったじゃん、とカメオは嘲笑いながら姿を消します。
 愕然とするポルナレフの視線の先には、アヴドゥルの姿が………。
 それにしても、「その2」で改めて思ったのですが。
 
 ポルナレフ、ちょっと食べられ過ぎじゃあないでしょうか(汗)
 アレもう、あんな程度の出血じゃあ済まないですよね………。
 ヴァニラ・アイスにガオンされた時かそれ以上に身体が減ってる気がするんですが……(ガクガク)

 いよいよ意識が朦朧として来たポルナレフ。さあて死ぬとするかな…と観念したその時!!
 土人形のアヴドゥルを抑えつける、「もう一人のアヴドゥル」。…ていうか何気に、土人形とは言っても、素手であの太い腕を握り潰すってハンパねぇ握力だと思いました(笑)
 そして翻るタロットカードは「魔術師」。
 燃え盛るのは正真正銘、「魔術師の赤」の発する灼熱の業火!!

「モハメド・アヴドゥル!!」
「Yes, I am!!」


 このシーン、原作で読んでいてもめちゃくちゃ燃えます!!!
 正にファイヤー!!!
 地獄を! きさまに! HELL 2U!!!

 ただこの回、もしかしたらかなり賛否両論、分かれそうな改変がありました。
 今までのアニメのオリジナルシーンは、原作の流れを補完するような類のもので、元々の展開を変えたりするようなものは殆ど無かったのですが……。
 アヴドゥルに向かって、土人形のシェリーを投げるカメオ。それは防御したアヴドゥルの「魔術師の赤」に当たり、粉々に…と思いきや。
 原作と違い、上半身のみがポルナレフの上に落ちて来る形になります。
「お兄ちゃん」
 囁くシェリーですが、それを「お前は、偽物だ」と。…自身に言い聞かせるように噛みしめるように呟いて、「銀の戦車」のレイピアでトドメを刺すポルナレフ。…今迄とは結構大幅に変わるシーンなので、ここはどうだろうなぁ…と思いました。
 ポルナレフは、その情の厚さ故、幾ら偽物と分かっていても、自分にとって大切な存在の姿形をしているものを本気で破壊したり攻撃したり、といった事は出来ない性格なのでは…と思います。
 あれだけ食べられまくっていた時でさえ、どちらかというと土人形を破壊する為、というよりは追い払う為に「銀の戦車」を出していた感じなのを見ると、特にそう思えます。
 それを考えると、あの場でシェリーの土人形を自分の手で破壊するのは…とも思ったのですが…。
 個人的には、アリだと思っています。
 ジョジョって、やっぱりいつまでも過去の事だけに囚われていないで、生きている人間はちゃんと前を向いて歩いていく(決して、死んだ人の事を忘れてしまう、という意味ではなく)っていうのも、一つのテーマなんじゃないかな…と思うのです。だから、ここでどんなに辛くても妹の死をしっかり受け入れて、前へ進もうとするポルナレフを描くのは、アリかなと。
 尚、この後の流れは、ほぼ原作通り。最初は「吊られた男」にやられた背中のキズをかばっていたせいでパワーを出し切れていなかったアヴドゥルですが、一転して本気を出します。その本気パワーの前に、「願い事」を三つ→四つにされ、「痛みの叫び」「恐怖の悲鳴」「後悔の泣き声」…と立て続けにフルボッコにされるカメオ。
 最初に全力を出し切れていなかったアヴドゥルが、一転して本気を出して一気にカメオを倒す流れに持って行ったのは、辛い想いをおして妹の幻影にトドメを刺したポルナレフを見て、背中のキズを押してでも戦おうと頑張る気持ちになれたからなのでは? と思いました。(原作だと、「いやいや、そこで本気出せるなら最初っから本気出そうぜ…」なんて若干思っていたので^^;)
 成長しとらんな、なんてポルナレフには言っていますが、内心ではきっと、カメオのやり方に相当怒りを感じていたと思いますし。
 
 それはともかく。
 かくして、まだ四つめの願いを残したまま、カメオのスタンドは姿を消し、2人は本体を探し始めます。
 そうして見つけた、空気の管。
 …ポルナレフの「おのれー、どうしてくれようか!」からの小学生じみた「HELL 2U!」のやり方が微笑ましくて、メチャ可愛いと思ってしまいました(笑)
 ドロ。砂。くも。蟻。マッチ(しかも火が付いてる)
 色々なものを片っ端からブチ込むポルナレフを、妙に真面目な表情でじーっと見ているアヴドゥルが凄いシュールです…(笑)
 前半のどシリアスな演技から一転、この辺りの声音のギャップとか、ホントに凄いです。…めっちゃ凄いです…。
 何というか、ジョースターエジプトツアー御一行様の漢達は皆好きですが、アニメで改めて好きになったのがポルナレフと花京院です。…声優さんの力って本当に凄い…と重ねて思います…。

 さて。
 こんなもんじゃあ気が済まねえ、と「まだまだまだまだまだまだ」と怒りを滾らせるポルナレフ。
 そんなポルナレフに、アヴドゥルが恐ろしくえげつない発言を…。
「なんかもよおしてきたのおー」
 ………。
 こうして始まる、「男の友情 ツレション」。
 いやいやいやいやいやいやいや(笑)
 なんていうか、久しぶりに…なんて言ってますが、実際、ツレションとかしてたのかなぁ…とふと思いました。何となくなんですが、なんだかんだでジョースター御一行ってあんまり立ちションとかそういう事はしなさそうなイメージだったので…。
 しかし今までは車で一夜を明かしたり、それこそ野営したりとかそういう事も今まであった訳で、ツレション位は普通にしていたのでしょうか…。
 承太郎や花京院なんかもしてたのかなぁと考えると、何やら微笑ましいやらくすぐったいような(^^;)
 それとあの…どんだけ出るんだよ。と、思いました(笑)
 なんかこう…汚ねぇ虹だぜ…。(^^;)

 カメオさんにはぶっちゃけ全然同情は出来ませんが、これもまたなかなかえげつないお返しです(苦笑)

 しかもまだ、「四つめの願い」は残ったまま。
 その「四つめの願い」は。

「ひいいいいいいいいいいーっ! ゆるしてくださーい!!」
 定番の命乞いをする敵に対し、それは発動します。
「『4つめの願い』それは………おまえの願いはまったく聞かないこと…魔術師の赤はゆるさん……だめだね」
 ギャグ漫画の如くこんがり丸焼けになるカメオ。
 チャンチャン♪ …は、よく聞くと大川さんの声ではなく、もしかしたらポルナレフの声…? と思いつつ。

 まだオチがあった(笑)

 アヴドゥルが生きていたんだぜ! …と、嬉々として承太郎達に告げるポルナレフ。
 しかし彼らは全く無関心な様子で、ごくナチュラルにアヴドゥルと日常の会話を続け………。
「ちょっと待てと言ってるんだ!」
 からの。

「ありゃウソだ」(カル~~~ク)
「なっなっなにィ~~~」(ぶっ飛びポーズ)
「ポルナレフは口が軽いから…いや、失礼、嘘が吐けないから、黙っていようと…」
「ありゃ変装した俺だ」
「にゃにお~~~ん」

 …すげぇ再現度だと思いました。特にポルナレフのリアクション(笑)
 さっきまで瀕死の怪我をしていたとは思えないぶっ飛びだのズッコケだの、更にあのほんとに泣いてる感じの「にゃにお~~~ん」とか、完璧過ぎです。
 そして花京院が原作よりひでえ(笑)何もフォローになってないよ君ィ!!
 ただ、次回予告にもあった「君がこんなに傷つくなんて」の所は、ほんとに謝ってるんだなぁ…と改めて。ちょこっとだけここは原作にフォローを入れたのかな? と思いました。
 こっから実は潜水艦を買っていたんだ! の流れになり、一行は紅海を渡っていよいよエジプトへ。
 …しかしあれだけいじけて泣いてたのが、潜水艦を見て速攻で気持ちが切り替わる辺り、ポルナレフってほんとにいい奴だなぁ…と思います。
 このカラッとし過ぎなくらいカラッとした切り替えの早い所、魅力の一つだなぁと改めて感じます。

 こうしていよいよ、タロットの敵はあと一人。
 「女教皇」です!!
 次回は「ピシガシグッグッ」を楽しみに待ちたいと思います…!!


<追伸>
 なんですけど、あの………。
 あの………。

 次回予告、あの…。「その1」ってなってましたね。「その1」って………。
 もしかして、2話やるんですか!? つまり、前半戦24話、そのラストは「女教皇 その2」ですかぁ~~~!?

 Yes! Yes! Yes! Yes! Yes!
 OH! MY! GOOOOOD!!!

 だって…ええ、だって、「女教皇」のエピソードって、原作で4話ですよ!?
 しかも今回で「その1」の途中までやってるんですよ…?
 どう考えても、今までのペースで考えれば1話で終わる筈なんですよ。…だからあの…イギ―登場分、1話残るかなぁなんて…。24話はタロットがキッチリ揃う「愚者」で締めかなぁとか、思ってた訳ですよ。
 次回予告では、恐らくスージーQと思われる女性の声もありましたし、色々オリジナルも入れるのかな? と思いました。多分、ジョセフとやりとりしているシーンとか入るのかなぁとか、これはこれで、ちょっと楽しみなのですが…。

 …ああああああああああ…。orz
 や、やはりイギ―は後半戦からなんですかぁ………。

 テラフォーマーズは9/26深夜24:30~なので、もし、9/19まで放映するとするなら、あと3話分。つまり、「女教皇」戦の後、あと1話余裕が…とか思うのですが、普通に考えて24話ですよねぇ…ゴホゴホ。
 せめてちょびっと顔見せだけでも…と思っただけに残念ですが、後半戦を楽しみに、まずは承太郎達のエジプト上陸までの道のりを見守ろうと思います!
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テーマ : ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル : アニメ・コミック

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ポルナレフの奇妙な冒険

星野さま、更新ありがとうございます。
羌小姐が活躍するほど、変態仮面さんのスカウトが怖いでそうざです。
「うぬがいたままでは、飛信隊に真の成長はないぞ」とかね…

ところで体調は大丈夫ですか?
この時期の温度変化には「内臓を冷やさない」事ですよー。夏場でも冷たい飲み物は控え、涼は筋肉や血流を冷やす事でとりましょう。

ゴールデンカムイ、スピナマラダの作者でしたか。という事はあの独特な巻末マンガも楽しみです。アシリパがブラックになるのかなぁ。

それにしてもジョジョ。
承太郎「アブドゥル……(絶句)」
花京院「ま、まさか!」
「あの父親もスタンド使いなんですか?あの様子では…」

こいつら絶対性格悪い。
このタイミングで黙ってる必要ないだろ…。

Re: ポルナレフの奇妙な冒険

 でそうざさま、こんにちは。
 お気遣い頂きありがとうございます。体調の方は、大分よくなりました…! 熱中症予防には、運動した直後等は冷たい飲み物も良いそうですが、あまり冷たいものばかり…というのは良くないようですね。私も一応、気を付けております。。

> 羌小姐が活躍するほど、変態仮面さんのスカウトが怖いでそうざです。
> 「うぬがいたままでは、飛信隊に真の成長はないぞ」とかね…

 王賁について、今回やけに気にしているような描写がありましたし、何となくその内王翦の目に留まって…って事になりそうで、私も若干怖いなぁと思っています…。
 いずれは独立する事もあるかも知れませんが、あまり変な形で離れて欲しくはないなぁ…と願っています。

> ゴールデンカムイ、スピナマラダの作者でしたか。という事はあの独特な巻末マンガも楽しみです。アシリパがブラックになるのかなぁ。

 はい、巻末漫画は今から楽しみにしています!
 スピナマラダ! の時は、センター分けの猫がロウを箱の中で待っているシュールな一コマが未だに忘れられません…。とうとう、あの猫の名前も性別も分からないままだったのが未だに残念でなりません…。

> それにしてもジョジョ。
> 承太郎「アブドゥル……(絶句)」
> 花京院「ま、まさか!」
> 「あの父親もスタンド使いなんですか?あの様子では…」

 …ここは本当に酷いと思いますね(苦笑)
 あそこまで来て、もはや小芝居打つ必要は確かに無いでしょうから…。ただ、今回は幸い命をとりとめましたが、一歩間違えていたら矢張り最悪の結果だった訳で…。皆ちょっとお灸を据えてやる位の気持ちはあった気がします。
 それにしてもキツイとは思いますが、いつまでも根に持たない辺りはポルナレフらしいなぁ…と思いました。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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