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キングダム第406話「別れ」

 こんにちは、星野です。
 いつ見ても、原先生の太后様の描写はほんとに目を惹くなぁ…と思わずにはいられません。。
 今週号、思わず何度も見返してしまいました。太后様、21年前は本当に「美姫」の名が相応しい人だったのに…何故こんな…。
■感想御題:出逢いから21年。…互いに立場も何もかも変わり果てた2人の、その行く末は…。
 ――それは、21年前のこと。
 舞台を舞うのは、ひときわ鮮やかで美しい一輪の花。男という男を魅了する彼女に、宝石を散りばめたそれは豪奢な花を贈った男がいました。
「一体どなたが」
 呟く彼女の前に現れたのは、呂不韋と名乗る男。
 当時は三国にまたがり、行商をしていたその男は、次からは舞台中を彩らせて下さい、と申し出ました。
 その颯爽たる姿、力強く自信に満ちた眼差しは、恐らく彼女の心をも一瞬で射止めたのでしょう………。

 そして21年後。
 どうしてこうなった………。orz

 2人の身分は、舞妓から一国の太后へ。行商人から一国の相国へ。それぞれ見違える程に変わりました。
 しかし変わったのはそれだけではなく……。
「棘だらけだ」
 呂不韋は彼女をそう評しました。嘗ては「邯鄲の宝石」とまで呼ばれた女に対し。
 棘が刺さり続けその痛みで、嘗ての輝きは消え去った。邯鄲の宝石は、もはや遥か昔の話だと。
「どの口が言ってんだよ、お前」
 …嘗てとは程遠い口調で罵る彼女に対し、呂不韋はしれっと答えます。「人のせいにするな」と。
 弱き者、愚かな者は食われる時代だ、と。…男も、女も。

 いやこれは、ぶっちゃけ別に太后様そんなに好きでもない私でもムカつきます。
 どの面下げてそんな事が言えるのか。…おまけに「刺した張本人として、そなたが望めばその棘一つ一つを抜いてやらぬこともない」とまで言うとは、もはや清々しい…! こいつの面の皮は赤マルジャンプも真っ青です。
 もう、肝心の太后様がそれを望むような心境ではない、というのを百も承知で言ってる辺りが更にムカつき度アップです。

 案の定、太后様はそれを笑い飛ばし、「いつまでも自惚れてんじゃねェよ」と返しました。
 ただ、もうここからの一連の台詞は、本当にどこか悲しささえ漂います。呂不韋へのあてつけの為だけにやってるんだよなぁ…と思うと…(しかもそれは全然呂不韋にとって堪えてないとこがまた…)
 彼女が国を作ったのは、「好いた男」と好き放題やって暮らしていく為。…もう、政の顔も呂不韋の顔も、見るのはうんざりだと………。
「あれが好いた男か?」
「あーそうさ。あんたの百倍やさしいよ。あっちもすごいしねェ」

 嘗ての美姫なら、恐らく見向きもしなかったであろう、本当にナニ以外に取り柄なんてないであろう男を「好いた男」と口にする太后様。…確かにどんな男だって、呂不韋に比べりゃ優しいもんだと思いますが…それにしても。
 それに対し、まだ呂不韋は彼女の神経を逆撫でする台詞を口にします。
「燃え上がったかつての2人の大情炎に比べれば、今の逃避行など豎子達の戯言に過ぎぬ」
 実際、そうなのでしょう。
 太后様がやってる事は、スケールこそデカいですが、その根本にあるのは子供の喧嘩レベルの感情です。
 ですがそれをイチイチ、それも彼女をこんな事にした張本人に言われるのは、腹立だしいなんてモンじゃあないでしょうね………(汗)

 しかし呂不韋は、さっさと用件を言えと言った彼女に対し、そんなものはない、と言い切りました。
 政治的な話なら他の者を寄越している、と。
 彼が今日ここへ来たのは、「恋人としての別れ話」だと。

「そなたの心内はともかく、儂の心はずっとそなたの所にあった。
 荘襄王にそなたを献上した時も。趙に置き去り見殺しにした時も。変貌した醜悪さに眉をひそめた時も。
 実はな 美姫よ。舞台でそなたを見て初めて花を贈ったあの時から、儂は変わらずずっとそなたを愛している。後にも先にもそなた一人であろう。真に我が心を奪った女は」
「だから どの口が」
「我が美姫よ。さらばだ。どうかここで静かに余生を過ごせ」

 …ほんとにどの口がほざくんだ、という感じですが。
 わざわざ嘘を言いにこんな場所まで来ないでしょうし、「愛している」その言葉自体は、本当なんだろうと感じます。だからこそ、未だに太后の心をこうもかき乱すのでしょう。
 本当にタチの悪い、恐ろしい男です。…こういうのに惚れたら負けなんだろうなぁ…。
「りょ」
 思わず呼びかけたその声に、しかしもう呂不韋は応える事なく、一度も振り向かずに扉の向こうへと消えました。
 残された彼女は、ただチキショオと叫ぶのみ。…しかし恐らくこれが、呂不韋の言った通り本当にこの二人の「別れ」になるのでしょう。

(別れではあるが、儂は最後まで愛しているぞ美姫よ。たとえ、これからさらに そなたに恨まれることになろうともな)

 21年前、出会ったばかりの頃の2人は、こんな別れを想像していたのかいないのか。
 そして、北の果てでそんな男女の別れ話が展開されている中、咸陽の政は何を思っているのでしょう…。

 その一方、軍総司令・昌平君は呂不韋が別れ話をしている影でメッチャ働いていました。
 何しろこの状況。せめて中央くらいは揺らいではいかんという訳で、著雍で簡易的な論功式典を執り行います。
 さて一体何をするのかと言えば、それは録嗚未さん・隆国さんの会話で何となく見当が付くのですが…。
 後ろで「お急ぎを」ってしきりに言ってる人が何か笑えます(^^;)2人とも、もっと急いでやれよ………。

 今の状況を考えれば最良の一手ではあるけれど、正直当人が引き受けたのは驚きだ。
 そんな風に言われてる訳ですが…一体、何があったのか?

 それは、著雍の戦での勝利、及びその後の築城・防衛線での実績を評価して、騰を蒙武将軍に続く2人目の「秦国大将軍」に任命するというものでした。
「ありがたく」
 相変わらず、飄々とした顔でそれを引き受けた騰。
 もう、ここまで来たら残党軍とか呼ばせないぜ…!!!

 次号は、信&王賁にも何かありそうですね。2人も更に出世するのか!?
 南の戦線では楚が侵攻し、北は太后様が国を作り。…内外で大いに乱れる秦国、その中で信や王賁、蒙恬といった若手はどう活躍するのか!? 楽しみです。

<追伸>
 しかし、呂不韋は一体これからどう動くつもりなのやら。
 更にそれが、「さらに太后に恨まれる」事に繋がる事、というのも気になります。
 静かに余生を過ごせなんて言ってますが、そうさせる気なんて微塵もないという事なのか。それとも、アイ国を直接どうこうする事以外に、何かしら彼女の恨みを受けるような何かをするのか…?
 政をいよいよ本格的に排除することか、とも思ったのですが、彼女は今更政に対し、母親の情なんて持ってない筈。(表向きはそうでも、心の底では愛しているとかだったら話は別ですが)
 ただ、政がいなくなったら、太后としての彼女の立場や地位もなくなってしまう可能性はあって…。そうなれば、アイ国は幻のように瓦解しても不思議じゃありません。
 どんなに憎んでも呪っても、未だその言葉一つで太后の胸をかき乱す男。呂不韋がどんなに変貌した彼女を見ても愛していたように、太后もまた、歪んではいても未だに呂不韋を愛しているのかも知れません…。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

騰さま大将軍昇格おめでとうございます!管理人様の言う通りもう「王騎残党軍」ではありませんね。
そして今後お頭や王箭も昇格してくるだろうしこの二人の活躍も早く見たいですね(約一名、活躍=惨劇なんですけどね・・・)

コミックス36巻は一寸買おうかどうか悩みましたが表紙の王賁がかっこよかったので買う事にww(例のアレは最悪糊付けでもすればいい(←こら)問題ですしwww)
あとおまけ漫画のギュポー(謎)はホントなんなんだコレww尾平達はともかくとして竜川とか田有とか沛狼とかはどうだったんだろう?
あとキョウカイの「象姐が言ってた」は新手の便利ワードになりそうな気がww

呂不葦のこれから

管理人さま、こんばんわ!
呂不葦はこれからどんな手を打つのでしょうか?現状は普通にヤバイ状況のはずなのに深刻な感じが全くしないのがなんとも…。史実とは反対の印象なんですが…。
騰が大将軍になりましたね!これで王騎残党なんて言われる事はなくなる。
次回は賁様が将軍、信が5千将に任命されそうですね!
東京喰種はやっぱり続編が始まりましたか。アキラさんが相変わらずで良かった!
否だ、とっとと行け
がナイスです。それにしても正義始めましたとは…。捜査官が正義で喰種が悪とは言い切れないと思いますが?なんかヒナちゃんがアヤト君と一緒にいるし…。

コメントありがとうございました>am56さま

 am56さま、こんばんは。
 騰の大将軍昇格はやっぱり嬉しいです…! …王翦、桓騎もきっと時間の問題でしょうね。…仰るように、活躍=惨劇な人が約一名いますが…(^^;)

 単行本36巻買われたのですね!
 表紙の王賁は確かに凄くかっこよいと思います。スペースの問題もあり、最近は新刊が出ても必ずしも買わなくなっている私ですが、おまけ漫画はやっぱり気になります。
 そして、36巻には例のあのエピソードもそう言えば入っているのでしたっけ…。

祝! 大将軍!

星野さま、こんばんは。更新ありがとうございます。今年は秋の深まるのが早い気がしますね。

秋はなぜか別れが似合う季節…。この二人、なんだかんだでずっと愛し合っていたんですね…。21年前の太后様、幸せそうだなぁ。いっそ太后様もきっぱりこの恋を忘れられれば、当てつけみたいな無茶をすることもなく、新しい道を見つけられるかもしれないのに。
こんなにお美しいのだから、言葉遣いももうちょっと上品に…

お嫁ちゃんと孫が挨拶に来る話、どうなったのでしょう。今はめっちゃタイミング悪い!

謄さん、遂に大将軍!王騎将軍は「遅すぎましたねぇ。コココ」とか言っているでしょうか?今後も謄さんらしく活躍してほしいです。

Re: 呂不葦のこれから

 danさま、こんばんは。
 そうなんですよね、呂不韋の打つ手が気になります…。史実では明らかに慌ててる感じですよね。

> 次回は賁様が将軍、信が5千将に任命されそうですね!

 そうですね…! きっとそれぞれ出世することでしょう。しかし矢張り、著雍の戦での実績を考えれば、王賁に将軍は先を越されてしまうのもやむなし、ですかねー…。

> 東京喰種はやっぱり続編が始まりましたか。アキラさんが相変わらずで良かった!

 アキラさんすっかりイイ女になったなーと思いました。。
 しかし、あの新主人公、やっぱりカネキくんと何かしら関係あるんですかね…。クインクスの設定を考えると…。

> それにしても正義始めましたとは…。捜査官が正義で喰種が悪とは言い切れないと思いますが?なんかヒナちゃんがアヤト君と一緒にいるし…。

 私は一瞬「冷やし中華始めました」を想像してしまいました(^^;)
 そして、捜査官側ばかりが必ずしも正義、という風には描かれていなかったように私も思います。今後どんな展開になるのでしょうね。

Re: 祝! 大将軍!

 サンさま、こんばんは!
 そうですね、今年はちょっと寒くなるのも早い気がします。でも、まだ漂うキンモクセイの香りに少しホッとします。まだもう少し、秋を満喫出来そうで…。

> 秋はなぜか別れが似合う季節…。この二人、なんだかんだでずっと愛し合っていたんですね…。

 よく、春は出逢い、秋は別れ…なんていいますが(春の場合、卒業その他から別れの季節とも言われますが)あの輝くばかりの花束の下で初めて出会った時の2人が、まさかこんな形で別れるなんて、と思いますね。
 しかも、実は何だかんだで互いに愛し合っていたというのがちょっと切ないですね。
 太后様も本当にさっさと忘れてしまえば良いのに、それでも忘れられないのが呂不韋という男の魔性なのでしょうね…。あと、私もせめてもう少し言葉遣いを丁寧にすれば、それだけで随分印象が変わるのになぁ…と思います。

> お嫁ちゃんと孫が挨拶に来る話、どうなったのでしょう。今はめっちゃタイミング悪い!

 も、もうどうか、そのままスルーされて欲しいと願っています……(汗)
 太后様も今は太原にいますし、国造りだなんだごたごたしている状況で、流石に政も向ちゃんを行かせないと思いますから…だ、大丈夫だと信じています…。

> 謄さん、遂に大将軍!王騎将軍は「遅すぎましたねぇ。コココ」とか言っているでしょうか?今後も謄さんらしく活躍してほしいです。

 嬉しい出世ですよね! 録嗚未さん達も言っていますが、実力的には全然、もっと早くても良かった位だと思いますし! 仰るように、王騎将軍はきっと遅すぎましたねぇ、って笑ってそうな気がします。
 今後も騰らしく飄々と、けれどキッチリとキメる所はキメて、活躍して欲しいですね!

No title

返信ありがとうございます。
今回のおまけは大雑把に言って、

信が飯作ることになる→貂、尾平を初めとするメンバーお通夜ムードに
→まさかの美味!?で不思議がる面々に信は「有る伝説の食材」を見つけたからと言う→おもむろに地面に手を突っ込み何かを掴み出す信の手に「ギュポーっ」と啼くダンゴムシ巨大化して足長くした怪生物の姿が・・!→尾平達振り向くとそのギュポーが煮られている鍋が!→そこにキョウカイ登場、「それ旨いけど毒あるから普通の奴は食ったら駄目って象姉が言ってたぞ?」→泡吹いて倒れる貂・慶・尾平の後ろで「そーなの?アハハハハ」「ハハハハ」と仲良く笑いあう信とキョウカイ→チャンチャン(ジョジョ風に)

って感じでした。
良く考えるとコレあのエピソードの信とキョウカイのフォローなんかなとか思いましたねwそのくらいあの「「アハハハ」」はどこのバカップルだよとか思うくらい微笑ましかったです。

呂不韋の愛

こんにちは!こちらでもコメント失礼します<(__)>

正直、呂不韋の愛の深さを見誤っていました。どんなに憎まれても、どんなに醜悪になっても、美姫への愛は変わっていなかったんですね。それと同時に見誤っていたのは、彼の強欲!美姫への愛情が変わらなくとも、彼が太后を捨てたのは事実。それはつまり、愛情よりも彼の強欲が上だったということでしょう。荘襄王に嫁がせたところまでは彼女の幸せを願ってというのもあるかもしれませんが、その後趙に置き去りにして見捨ててるし。李牧と話したときも欲の塊のような人間と自負していましたが、予想以上でした(^^;)

呂不韋の次なる一手ですが、太后にさらに恨まれることになる、という言葉からすると、やはりロウアイを亡き者にするのではないでしょうか。彼の存在は呂不韋にとって非情に都合が悪いものですし、毐国も認めるとは思えません。屯留以上の軍容が必要な現状では正攻法は難しいでしょうから、何かしらの手で毐国を弱体化すると思うのですが、果たして??

騰は王騎将軍と並んで大好きなキャラなので、大将軍になって嬉しいです(⌒▽⌒) また「ハ。○○です。」とかやってくれないかな〜。

コメントありがとうございました>am56さま

 am56さま、こんばんは!
 おまけ、情報ありがとうございます…! ギュポーッ…って、一体…(^^;)
 何か凄く和むおまけですね。

> →尾平達振り向くとそのギュポーが煮られている鍋が!→そこにキョウカイ登場、「それ旨いけど毒あるから普通の奴は食ったら駄目って象姉が言ってたぞ?」

…普通の奴は、っていうのもまた若干気になりますが(笑)、象姉…きっと妹分が知らずにうっかり食べちゃった後で言ったのかなあと何となくイメージしてみました。。「象姉が言ってたぞ」は確かに色んなケースで使えそうですね!
 …本当に役に立つ知識なのか、半ば冗談半分の知識なのかは別として…(笑)
 二人とも、アハハハじゃねえ!! って感じですが、癒されますね。このおまけの為だけにちょっと単行本買おうかなって気にすらなります…。。

Re: 呂不韋の愛

 ぎがほさま、こんばんは!
 こちらの記事にもコメント頂き、ありがとうございます(^^)

 私も、正直呂不韋の方も美姫への愛をずっと心に抱き続けていた…というのが驚きでした。
 今まで、呂不韋の方がどう思っているか? は描かれていなかったので、すごく新鮮です。

 …そして、仰るように、その愛よりも己の野心、欲が大きく上回っていた…そういう事なのでしょうね…。

> 呂不韋の次なる一手ですが、太后にさらに恨まれることになる、という言葉からすると、やはりロウアイを亡き者にするのではないでしょうか。

 そっち方面の可能性は…確かにありますね。
 四柱の一人である李斯は、特にその手の事は得意ですし…。朱凶にもまだまだ手練れはいるでしょうし、一番良いのは様々な事が露見する前に、ロウアイを亡き者にする事でしょうね。

> 騰は王騎将軍と並んで大好きなキャラなので、大将軍になって嬉しいです(⌒▽⌒) また「ハ。○○です。」とかやってくれないかな〜。

 私も嬉しいです! 「ハ。○○です」は、もしかしたら、今後隆国さんが引き継ぐのかも…!?(笑)
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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