ゴールデンカムイ第15話「におい」

 今週も扉絵でやってくれました…。
 杉元(あいつ)…シメる!!! さぁ狩りの始まりだ。
 アシリパさん、ストゥの濫用は決して許されていない筈…!(笑)
 頼むからその変な形をどうにかして!!!
 かくして、ご立腹だけどほっとけない! と、アシリパさんは杉元探しを敢行。
「私にも理由があるから一緒に行動してたのに」
 流石は狩猟系女子。…ここで大人しく引き下がったり、しくしく泣いて終了…ではないのですね。
 アシリパさんの「理由」ですが、本当は父親の敵討ち、という訳ではなくて、父が生きているかも知れないと心の何処かで思っていて、その手がかりを探す為…というのもあるのかも、と思いました。
 それに加え、結局全ての元凶となったあの金塊をどうにかしたい。
 何故あんな大惨事になってしまったのか、その真相を知りたい。
 …とか。
 彼女は賢く理性的な子ですから、「敵討ち」が杉元と一緒に金塊探しをする理由ではないのだけは確かだと思います。
 ただ、杉元は今の所そう思っていますし、彼女も金塊探しに協力する理由について明確に語っていないので、今後彼女の胸の内が語られるのも楽しみです。
 それはともかく、単にあてもなく歩いて探し回ってもなかなか見つける事は出来ないでしょう。…勿論それを分かっているアシリパさんは、鹿笛でレタラを呼びます。
 イヌよりも遥かに鋭い嗅覚を持つホロケウカムイ。
 レタラは、アシリパさんが「助けを求めている」ことを、その匂いから感じ取りました。

 その頃、杉本は小樽の町中で入れ墨について調査中。
 その途中、たまたま通りかかった遊女に一瞬梅ちゃんの面影を見て、慌てて追いかけます。…勿論人違いだった訳ですが、その梅ちゃんにまつわる「におい」の思い出は、切ないものでした。

 目が殆ど見えない分、嗅覚が敏感になった梅ちゃん。子供に周りの草花について教えていますが、そこへ、戦場から帰還したばかりの杉元が訪れます。
 恐らく、ちょっと様子を見て、そして寅次の「形見」を渡して黙って帰るつもりだったのでしょう。
 しかしお手伝いの人が口にした「杉元佐一さん?」の名を聞きつけた梅ちゃんは思わず後を追ってきてしまい……そして、恐らくは杉元の身体に沁みついた「血の匂い」を感じ取ってしまいました。
「あなた……どなた?」
 慣れ親しん杉元の「におい」はそこになく、あったのは死線を潜り抜けた者が持つ返り血のにおい。
 …愕然とする杉元の顔が切ないです。
 眼が治っても すぐに俺だと分かってくれるかな…。というモノローグも。
 分かってくれないかも知れない。やっぱり怯えた顔をするかも知れない。それでも尚、彼女と親友との約束の為に命がけで金塊探しを続ける杉元。戦場で修羅場を潜り抜け、確かに昔の杉元とは変わってしまった部分もあるかも知れないけれど、心の中にまだちゃんと残っている不器用な優しさを、梅ちゃんには嗅ぎ取れなかったのが悲しいです。

 ――そんな杉元ですが、前に親指一本で撃沈した娼館のオヤジから、「妙な入墨をした客」の話を聞き、その客が足を運んだという娼館へ向かいます。
 …表向きは普通にお蕎麦屋さんを営むその娼館で、またもグルメレポートが!
 それは「にしん蕎麦」
 …実はにしんはあまり好きではないのですが、凄い食べたくなりました(^^;)父が北海道出身なのですが、昔は凄く沢山にしんが獲れて、「にしん御殿」なんて言葉が出来る位、にしんで財を築く人達がいたとか…?
 今にしんとかいうと、お正月のおせち料理で食べるにしんの昆布巻き位しかピンと来ない私ですが、どんな味なんだろう……にしん蕎麦…。
 とか思ってたら!!!
 いきなり第七師団の登場。…どうもこの娼館のババア、最初っからこいつらに杉元の事を売る気満々だったようです。
 あの時、羆襲来&レタラの救援で撒いたと思った第七師団ですが、やっぱりあのマタギの谷垣さんがレタラを追っかける前に杉元達の事を告げたのか、それとも、尾形が意識を取り戻して喋ったのか。ともかく、奴らももう既に杉元達をターゲットにしてしまっていました。
 のんびりお蕎麦を食べてたと思ったらいきなりのバトル展開、正に生存競争待った無し!!!
 しかもこの、殺す気満々の容赦ない攻撃。…梅ちゃんはこういう部分を特に敏感に嗅ぎ取ってしまったんだろうなと思いました。…でも、それだけじゃないのに…。
 とか思っている間にも、第七師団の本気は伊達じゃありません。
 あっという間に銃を持った数人に囲まれ、フルボッコにされる杉元。
「さがれ。殺そう殺そう」
 …撃とう撃とうと言い、こういう言い回しが流行ってるんですか、第七師団(^^;)
 汎用性が高過ぎる言い回しです。

 かくして、雪のちらつく街中に響き渡る銃声。
 杉元の運命は………!? 以下、陸軍最強。本気の第七師団の結末。
 って、まだ金塊見つけてねーだろうがぁぁぁ!!!

<追伸>
 街中でも平気で発泡するとか、いよいよこいつらも後がなくなって形振り構わなくなって来たと思いました。
 もう「子供まで殺さない」とか、そんな理屈が通じる人達じゃあなくなって来てるよーな……。
 杉元の後を追うアシリパさんが、ちょい心配です。意外と、アシリパさんの方はこいつらに遭遇するのではなく、土方率いる一派と遭遇したり…なんて事もあるかも知れません。
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ゴールデンカムイで検索しここを見つけ、時々来ています。キングダムはコメントが多いのに…。前回、フチが杉元にアシリパを頼む→敢えてコタンを去る流れは何度見ても泣けます。フチも子熊も、無事で再登場して欲しいものです。
キングダムは絵で敬遠してましたが、気付けば太后様目的で読んでました!横山史記でしかあの時代を知らないので、描き方によって随時変わるものだなと思いました。なだけに、この漫画では太后様とロウアイの結末が少しでも救いのある物であればと祈ります。
結局半分はキングダムの事ですが、これからも陰ながら更新を楽しみにしています。

コメントありがとうございました>とおりすがりさま

 こんにちは、記事の方読んで頂けて嬉しいです。
 フチがアシリパを頼むシーン、私も泣けました。「わかったよお婆ちゃん」というあの優しい言葉も。
 いざ戦闘となれば容赦ない非情さも持つ杉元ですが、本来持つ優しさは変わってない、と思うんですよね…。梅ちゃんにこの優しいにおいを嗅ぎ取れなかったのが切ないですね。
 キングダムの方も、是非楽しみにして頂ければと思います!
 …実は私も、最初はちょっと絵が微妙だなと思っていました(^^;)太后様の描き方は本当に好きで、この反乱の結末がどう描かれるか、気になっています。
 また楽しんで頂ければ幸いです(^^)

お返事ありがとうございます

リクドウで検索したら、またこのサイトが出ました!まさかお返事をこんなに早く頂けていたとは、嬉しい限りです。
杉元は本当に素晴らしい「漢」ですよね!フチは流石に見る目があります。
太后様、17年前がああだからこそ、本当に傷付いてきたのだなあと…。
私に呂不葦の才覚とロウアイの純情&下半身と杉元(作品違うけど)の強さ&優しさがあれば、是非太后様をお救いして差し上げたいとか考えてしまいます。
管理人様の感想は「そうそう、その通り!」な事ばかりです。最近、少し遡って読ませて頂きましたが、私の好きな頃のジョジョの台詞が多くて嬉しいです。
あと前回、初回書き込みなのに挨拶が無く、失礼しました。
返信ありがとうございました。

Re: お返事ありがとうございます

 こんばんは。「リクドウ」でもヒットするのですね…。確かにちょこっとだけ記事で触れてはいますが…(そして気になる作品でもありますが)

> 杉元は本当に素晴らしい「漢」ですよね!フチは流石に見る目があります。

 アイヌ語は敢えて日本語に訳されてはいませんでしたが、きっと一緒にいてやって欲しい的な意味合いなのだろうな、と思っています。フチは人生経験も豊富でしょうし、沢山苦労もして来た感じですし…人を見る目は確かですよね。杉元は正に「漢」ですよね!

> 太后様、17年前がああだからこそ、本当に傷付いてきたのだなあと…。

「美姫」の名に相応しい方でしたよね。…それがあんな事に…。
 呂不韋の才覚+ロウアイの純情&下半身、杉元の強さ&優しさ…。それは最強です(笑)そんなスーパーな人がいれば、もしかしたら太后様の心も救われたかも…!? 政に紫夏さんがいたように、彼女にもそういう人がいれば、と思わずにはいられませんね。
 今後も楽しんで頂ければ幸いです。。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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