キングダム第412話「加冠の儀」

 冒頭で、政の身支度を整えながら女官の人が語る「加冠の儀」が雍で行われる理由が少しじんとくるこの回。
 政もいよいよ髪型チェンジですかねー…。あの下ろした髪型が結構好き&慣れてただけにちょっと寂しい気もしますが、いよいよ政も名実ともに「王」になるという事で、ここらでそろそろ…といった所でしょうか。
 いやしかし、大王様イケメンだ!!
■感想御題:遂に始まる加冠の儀。その裏で動く謀略…。
 何故「加冠の儀」が雍で行われるのか。
 それは「しきたり」と言ってしまえばそれまでだけれど、実はちゃんと意味があるそうで。

 一般的には、加冠の儀は、国内外の人間に成人した王の誕生をお披露目する為の政治的な式典という意味合いが強い訳ですが、政の世話をしているこの老女官曰く「そうではない」と。
 この雍には、代々の秦王達の宗廟が祀られています。
 ここで加冠の儀を行うのは、「成人した王の誕生を、天に昇ったかつての秦王たちに認めて貰う為」なのだと。…彼女はそう語り、代々この宗廟を守ってきた一族の人間として、こう付け加えます。
「今朝から皆様方が大変慶んでおいでです」
 ――と。
 ありがとう、と告げる政の顔も嬉しそうですね。…こういうシーンを見てると、嘗てはあの黒卑村で身を隠していた所から、よくここまで来た…と改めて思います。

 そして、遂に始まる式典。
 その場には、勿論壁の姿もありました。…本当に、私も壁と同様「よくぞ、ここまで…!!!」という心境です。
 成キョウの反乱に始まり、刺客に襲われ、後宮勢力は敵に回り、合従軍編では自ら前線に立ち。
 数々のピンチを潜り抜け切り抜けて、ようやくここまで辿り着きました。昌文君も感無量でしょう。
 しかし、ホッとするにはまだ早いようです。…当然、呂不韋も、そして今は「アイ国」を立ち上げた騒動の渦中にある太后様も、このまま黙って加冠の儀を終わらせてくれる気はゼロ。
 その上、各国から集う要人の数々は、「今度即位する秦王がどの程度の器か」を見届けに来た、いわば各国の「目」。
 …冒頭の女官のお話は凄く良かったのですが、昌文君からすれば、今はそれよりもここで集まった各国の要人たちに政が秦王として認められる事こそ、重要なのでしょう。
 だからこそ、何としても無事に済ませる必要があるこの儀式。
 そこへ、続々と役者が揃いました。

 まずは、太后様。
 続いて、相国・呂不韋。
 …誰もが「大きい器だ」と認めるこの男。一国の商人の座から登りつめ、もはや臣下としてこれ以上ない位を極めたにも関わらず、尚上を目指す強欲なこの男にとっても、ここは正念場。…しかし相変わらず余裕こいたこの佇まいは流石というべきでしょうか。
 嘗ての恋人と相対する形で座っていますが、今何を想うのでしょうね…。

 そしてついに、玉座に真打ちが登場しました。見つめる昌文君の目にうっすら涙が浮かんでますね…。
 沓音を響かせ、現れたその若き王。…その瞬間、場の空気が一変しました。
 第31代秦王。
 取り込み光のせいもあり、まるで光を纏っているかのようなその神々しい姿に、各国の要人達も息をのみます。
 うわあああ、もう本当に感無量!!!
 静寂した空気の中、冠を持った者達が厳かに入場を開始。…式典は、今の所順調に進んでいますが…。

 ――その頃、秦国国門・函谷関にはあの樊於期達の軍が迫っていました。
 三年前、合従軍でさえ遂に「抜けなかった」秦国最大の国門。しかし奴らはそこを、易々と通過してしまいました。
 …一体どういう事なのでしょう…? あのアイ国の軍となれば、函谷関を預かる人だって、幾ら「秦国軍」とは言ってもそうそう通すとは思えません。まさか、ば、買収されてる…?
 ともあれ、何故か一戦も交える事無く「敵軍として」函谷関を通過する樊於期軍。
 
 ぶっちゃけ、これでドヤ顔して咸陽へ迫ってみたら飛信隊がズラッと待ち構えていて「げぇっ!? 飛信隊!?」という展開だったらいいなーと思う今日この頃です。式典の最中、昌平君も何か意味ありげな目配せをしていたように見えましたし…。
 どうもあの樊於期の息子が特にイラッと来るんですよ…ッ。なんですかね、あの調子に乗った感じ。…本当に「強い軍」と戦った事があるのかなぁと。今の所、自分達より弱い相手を虐殺して粋がってるようにしか見えないのですが、戦ってみればやっぱり実際に強かったりするんでしょうかねぇ…。飛信隊辺りに瞬殺されて手柄の足しになってくれても、こちらは一向にかまいません。

 ともあれ、加冠の儀の最中、今は手薄となっている咸陽はどうなるのか…!?
 以下、次号!!!

<追伸>
 しかし太后様、反乱が失敗すればいの一番にとっ捕まる敵のド真ん中に、よくぞここまで堂々と来たものです…この辺の大胆さも、流石この子にしてこの母あり!?
 そして軍の中にも姿の見えないロウアイですが、今どうしてるのかも気になります。
 二人の「安息の地」となる筈だったアイ国ですが、どうやら終焉の時は少しずつ近づいているようです……。
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ジャンル : アニメ・コミック

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結末は?

管理人さま、こんにちは!
決着が近くなってきた感じがしますね。感陽に来る軍を迎え打つのと、アイ国を攻める軍は誰が率いるのでしょう?礎の対応と騰将軍以外かな?お頭か王扇に信達がからむ気がします。ロウアイは留守番だと思います。呂不葦の最後は歴史漫画とかで見ると、信じられない感じがします。そんなタマではないと思うので…。
ミッシェルさんは火星に行く前に燈とのやりとりで、「私の眼鏡から下を見たら殺す」みたいな事を言っていたのを見てから気になるキャラです。今週のヤンジャンにも少し出ていましたね。ヒロイン(?)なんだし復活を信じています!

はたして?

こんばんは!更新お疲れさまです<(__)>

今後の展開が読めなさすぎて困ってますw 樊於期が咸陽に迫るのはいいとして、
誰が迎撃するのか?(桓騎か壁?)
太后はどう振る舞うのか?(最悪人質にとられそうなんですが)
呂不韋が国ごと平らげるというのはどうやるのか?

もし呂不韋が以前と同じように、王族全滅〜逆賊成敗〜民衆に持ち上げられて王の座へ、とか考えているんだとしたら、鍵を握るのは(前からしつこく注目しているw)昌平君でしょうか。今回も昌文君に目配せをしていたように見えました。政が絶体絶命になったとき、呂不韋が勝利を確信した時、昌平君が反旗を翻す!とかいう展開も熱いですね(^^) まだまだ目が離せません!!

Re: 結末は?

 danさま、こんばんは!
 お頭がアイ国を攻める側に回ったらエラい事になりそうな…(汗)
 王翦もありだと思います。アイ国で太后様を心配しつつ、勝利を信じて待ってるんですかね、ロウアイは………。ただ、所詮は傀儡の王。子供達と一緒に、どこかに軟禁されているような気もします。

>呂不葦の最後は歴史漫画とかで見ると、信じられない感じがします。そんなタマではないと思うので…。

 キングダムで描かれる呂不韋は、特にそんなタマには見えませんよね…。
 今回も、まだまだ何かしらやらかしそうな気がします。

 ミッシェルさんは復活すると私も信じております。はい、正真正銘、ヒロインですから…!(笑)

Re: はたして?

 ぎがほさま、こんばんは。
 迎撃に来る軍、気になりますよね…! 飛信隊かな? と思っていますが、意外と王翦辺りかも知れません。
 いずれにせよ、あの調子に乗ってる樊於期軍が早々に「本当の強者」に出会ってあたふたする所が見てみたいものです…!

> 太后はどう振る舞うのか?(最悪人質にとられそうなんですが)
> 呂不韋が国ごと平らげるというのはどうやるのか?

 太后様は、最悪そうなる事も覚悟の上で来てるのでしょうね…。最後までふてぶてしく、堂々と振舞いそうです。そして、呂不韋の方も気になりますね。アイ国の反乱に乗じて…を考えているのだとは思いますが、自身もそれなりの軍勢を持ってないと出来ませんし。
 昌平君は、キーになると私も思います。
 呂氏四柱の中で、一番軍事力を持つのは、総司令である昌平君ですし…。蒙武も今回の件に絡んで来たら面白そうです。どんな展開になるか楽しみですね。

大王様ピンチ!

星野さん、こんばんわ!!
更新お疲れ様です。

呂布韋としては…

アイ国軍咸陽襲撃→咸陽占領!→擁を襲撃→大王の首をはねる!→呂布韋サッと擁から脱出→呂布韋が軍をまとめて反乱軍に反撃!→反乱軍制圧→咸陽奪回→大后&ロウアイ斬首→さらに混乱に乗じて王族を皆殺しに→呂布韋は王族同士の内乱を鎮圧した英雄として新しい国を建国!→やったね!
という算段でしょうか…

うーん…大王様ピンチですね。。
蒙武&謄の両大将軍は礎と魏に相対していますし…。頼みの信も魏攻略中ですし…。

あとはサイの住民たちが危機を察知し、自主的に防衛軍を組織し時間を稼ぐか…。昌平君の手紙になんらかの暗号があり、飛信隊が駆けつけるか…。年末まで目が話せないですね!全裸になる準備をしつつ、待機します(^-^)/

Re: 大王様ピンチ!

 ERさま、こんばんは。
 呂不韋の描くシナリオとしては、仰るようにアイ国軍に大王様を討たせる→自分はうまいこと脱出&軍を率いてアイ国軍を鎮圧→王の仇を討った英雄だ!
 …この図でしょうね…。そうはいかせるか! と思いたいです。

> うーん…大王様ピンチですね。。
> 蒙武&謄の両大将軍は礎と魏に相対していますし…。頼みの信も魏攻略中ですし…。

 王翦又はお頭辺りがひっそり待ち伏せしていて!? という展開も面白そうだと思います。
 又は、楚に行ってた筈の蒙武軍がいつのまに…とか…!? 
 ですが、ここはやはり、

> 昌平君の手紙になんらかの暗号があり、飛信隊が駆けつけるか…。

 この展開かなあと思います! 大王様の晴れ舞台ですし、そのピンチに信が来ないというのはまずあり得ないと思いますし…!
 ちょっと寒い時期ですが、風邪をひかないよう注意しつつ、全裸待機しましょう!(笑)

他国の使者ビビりすぎだろ。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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