ロウソクボリボリしちゃおうか。

 こんばんは、星野です。
 そりゃ病魔も逃げ出すわ。
 今週も扉絵が凄かったです。…アシリパさん何してるんですか…ッ!!! 「尻を嗅ぎ合い」…というフレーズにレタラがくわえるストゥを見ていると、あらぬ妄想が。いかん、ページを捲ろう捲ろう。
■第16話 死神
 作者の名前のすぐ横にこんなサブタイトルがあったらドキッとするじゃありませんか(^^;)
 いやしかし、アシリパさん結構しっかり見つめてるんですが……。いやいやいや、そこをそんなしっかり嗅ぐのやめましょうよ!!!(^^;)
 ことのほか嬉しそうなレタラが何とも言えません。そんなにアシリパさん好きなら、傍にいてあげれば…。
 矢張りそれは、ホロケウカムイの彼には出来なかったんですかね…。

 さて。
 雪の街に鳴り響く銃声。…それは第七師団の連中を率いる鶴見中尉殿が空へ向かって放った一撃でした。
 …良かった…漫画が終わってしまう所でした(^^;)

 しかし、事態は未だ楽観できません。
「私はお前の死神だ。お前の寿命のロウソクは、私がいつでも吹き消せるぞ」
 今回の名台詞製造機・鶴見中尉殿の洒落にならない一言に、しかし全く動じない杉元。彼は軍の屯所にしょっぴかれても相変わらずふてぶてしい態度を崩しません。
「俺はただ大怪我させられた娼婦の上客に頼まれただけだ。妙な入れ墨の男を探してそいつに仕返しをしてくれって」
 銃を突きつけられても尚、これだけすっとぼけ通せられるクソ度胸。
 しかも、ここでも密かに出て来た北海道グルメ。…みたらし団子が食べたくなったじゃあないですか…!!(悲鳴)

 今後もこのグルメレポートが楽しみです。
 今朝の「めざましテレビ」を思い出しました。地元の人が知るグルメとか色々やってました。杉元の時代的に「カツゲン」とか「角屋の焼きそば」とかはまだ無かったと思いますが、色々北海道のソウルフードを紹介してくれればと…!
 それにしても、ああ、このおいしそうなみたらし団子…!
 私の唾液腺も弾けそうだぜ!!!

 …そしてこの状況で、普通に食べられる杉元が凄い…。あなたならきっと火星でも生きていける!!!
 そして、ウニウニウニウニやってる鶴見中尉殿の挙動がイチイチ面白い(^^;)

 そんな彼ですが、尾形上等兵が残した「ふじみ」の文字。…それが「不死身の杉元」を意味する言葉であり、そして今目の前にいる男こそがその「不死身の杉元」だという所まで言い当ててしまいました。
 平然と「出口は向こうかな?」と逃げようとする杉元ですが、当然そうは行かず。
 まるで双子みたいにそっくりな死んだ目の兵士たちに阻まれてしまいます。
「おまえらそっくりだな? 銃で俺を殴ったのはどっちだ? 印をつけとけよデコとかに」 
 そして今週は、何気に杉元も名台詞製造機です。

 さて、もうここまで言われればいい加減バレてるのは解り切っているのですが、それでも「人違いだ」と鶴見中尉の言葉を否定する杉元。しかしちょっと遠目から見ただけで「鬼神の如き戦いぶりに目を奪われた」と言う程の杉元の戦いぶり、どれほどだったのか…。梅ちゃんがその「におい」に怯えてしまうのも、少しだけ分かる気はします…。
 これだけ言われても、まだ「俺は第二師団だった、旅順へは行ってない」とまだ白を切る杉元。
 入墨人皮の事を問われても「そんなもんねーだろ」とすっトボけ、「ケツの穴まで調べてかまわんぞ」とニヤニヤ笑うとか、ハンパねぇ…! 冒頭のレタラじゃあるまいし…ッ。しかもこいつら、ほんとにやりそうですよ!? ケツまで調べそうですよ!?
「お前らの大将はアタマ大丈夫なのか?」
「脳が少し砲弾で吹き飛んでおる」

 …吹っ飛んだのは本当に脳味噌だけですか…。
 人間性とか理性とかこらえ性とかその他色んなモノがすっ飛んでませんか……ッ。(汗)

 ははははは。
 
 両者の間に湧き起こる乾いた笑い。それは一瞬にして凍り付き、惨劇の景色がそこに。

 ぎゃあああああああああああああああ!!!
 痛い痛い痛い!!! 嫌だああああ!! 
 お団子の串! 串が…ッ、串が貫通してるよ…いやああああ!!!
 第七師団の辞書には「躊躇い」という言葉が無い!!!(汗)

 しかし尚、まばたき一つせず中尉をにらむ杉元。…その瞳はアシリパさんと一緒にいる時の、あの優しい目ではなく。
 正に「不死身の杉元」の眼だなと…。これが、何よりの「不死身の杉元」である証になってしまっているのですが、だからって演技で痛がってみせるとか、そういう事も出来ない人なんでしょうね。…どこまでも真っ直ぐで不器用で。
 同じ視線を潜り抜けて来た筈なのに、頭の怪我の件もあるかもですが、そういう問題ではなく文字通り人の心をどっかに置き忘れてしまった中尉と、こういう修羅の顔は持ちつつも、心の奥底で優しさを失わない杉元と。
 …一体、何処でどうしてこんなに違いが……。

 さてその頃。
 小樽の街をレタラと共に見下ろし、アシリパは………。
「杉元のかたっぽ靴下ちゃんだ。かわうそを食べたあとに出て行ったから、やっぱり忘れ物をした」
 ………。
 そのつまみ方がリアルだと思いました…。
 プ~~~ン、とか擬音を付けなくても、ものっそい臭そう………。
 アシリパさん、レタラの尻の穴は平気でも、杉本の靴下ちゃんはダメなのか…!?

 杉元の靴下ちゃんを嗅いだ後のレタラの「カッ」が地味にウケます。
 …何…? 何なの…? その「カッ」は、一体何!?

 レタラは目立つから夜を待とう、と、杉元の所へ駆けつける気満々のアシリパさん。…正直、あの連中相手じゃ、幾らレタラが一緒でもヤバい気がしないではありませんが、何だろうこの異様な頼もしさは…!

 しかしその杉元の寿命のロウソクは、今は鶴見中尉殿が握っています。
 彼は矢張りというか、杉元に「私の下に付け」と誘いをかけました。…この為に、杉本を殺さなかったのでしょう。
「私は部下を戦争でたくさん失った。人手が足りん。100名弱の人間が北海道各地に散らばり活動しているに過ぎない」
「金塊を山分けするにはお仲間が多すぎやしないかい?」
「金塊は軍資金だ。旭川からちょろまかした武器弾薬では心もとない」
「あんたらいったい何をする気だ?」
 ……鶴見中尉の描く「絵図」は、一見荒唐無稽に思えます。
 金塊を使ってアメリカから最新の武器を買い、自らの率いる軍を強化し、まずは第七師団を乗っ取り、続いて本州に送る天然資源の通り道である主要な港町を制圧。――北海道を我が手に。
 大体こんな感じです。
 幾ら何でも無茶苦茶だ、と思わずにはいられないのですが、その後に続けられた言葉は切ないものでした。…杉元の表情からしても、鶴見中尉の言葉に思う処はあったのでしょう…。

「戦場では英雄だったのに、故郷(くに)へ帰れば放浪生活。何か報われたか? 失ったものの方が多くはないか?」

 親友は死に。
 梅ちゃんには「におい」で怯えられ。
 もう帰る場所も無く、彼の手にあるのは今、亡き親友との約束だけ。

 何が報われたのか。…今後も何も報われないかも知れない。失うものばかりで、得られるものなんて、今までもこれからも無いかも知れない。
 それでも。

「付き合ってられん」

 串を引き抜きながら、何の躊躇いも無く言い放つ杉元。
 あなた…本当に何という漢だ…ッ。(ノД‘)・゜・。

「ロウソクボリボリしちゃおうか」
 そんな杉元に、これまた恐ろしい一言を呟く鶴見中尉。
 互いに一歩も退かぬ両者。以下、次号!!! 
 
 アシリパさん早く来てくれ―――ッ!!!
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ジャンル : アニメ・コミック

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ゴールデンカムイの感想が見れるのはココだけ!感想お疲れ様です。
今回の杉元を見てると映画『ランボー』を思い出しました、『戦場じゃ数百万ドルの兵器を乗り回してたのに帰ったらガソリンスタンドの店員にすらなれない』つてヤツを。
ランボーは戦場を懐かしむ心情がありましたが杉元がなんとか現実と向き合えてるのは戦友との約束が有るからでしょうね。
約束を果たした後が心配ではありますが、そこはアシリパさんがなんとかしてくれるでしょう(願
荒唐無稽にもみえる鶴見中尉の計画ですが意外と悪くはないようにも思えます、ただアメリカよりもロシアから援助させた方が現実的な気はします、アメリカも日本が割れて争うことに首を突っ込みたくはないでしょうし、ゴタゴタ続きのロシアのほうが日本牽制の意味でも援助してくれそう。でも流石に鶴見中尉もロシアの手先にはならないかな?

コメントありがとうございました>マロン名無しさま

 こんばんは、コメントありがとうございます。
 前作の「スピナマラダ!」も凄く応援していたので、今回の新連載、1月2月で単行本が連続刊行等、確実に人気が出ているようで嬉しいです。
 映画「ランボー」にも、そんな切ないシーンがあったのですね…。
 ガソリンスタンドの店員にすらなれない、というのが、まさに今の鶴見中尉や杉元の境遇みたいですね…。
 
> 約束を果たした後が心配ではありますが、そこはアシリパさんがなんとかしてくれるでしょう(願

 確かにちょっと心配ではありますね…。
 ただ、あそこで何の躊躇いも無く鶴見中尉の誘いをい断った杉元なら、きっと約束を果たした後も、それはそれで上手くやっていけるんじゃないか、とも思います。
 そして今は、アシリパさんもいますし!(笑)彼女の存在は、今後も杉元の心情に色々影響を与えていくのでしょうね。

> ただアメリカよりもロシアから援助させた方が現実的な気はします

 鶴見中尉の心情的には、これはありえないかもですね…。でも、上官まで殺してしまったり、目的の為には手段を選ばない感が相当出ていますので、どうにも目的の為に必要とあれば、ロシアにも援助を求める、位はするかも…!? とにかく今は、杉本の寿命のロウソクがボリボリ齧られない事を願いましょう…。。

No title

戦場では英雄だったのに、故郷(くに)へ帰れば~

元々爪弾きものだったしな杉本。鶴見中将の言うように今は仲間になる(フリする)くらいしかロウソク食われない方法ないんですよね杉本

コメントありがとうございました>瓶さま

 こんばんは、こちらの記事にもありがとうございます!
 家族が病気で…というのもあり、故郷には出兵前から既に居場所が無かったんですよね。
 二年経って、発症しなかったから…と思い切って梅ちゃんを迎えに戻ってみれば、彼女は結婚していましたし。
 切ないものがあります。

 今のこの状況、何かしらの助けが無い限り、確かに表向きだけでも仲間になるフリをしないと、確実にロウソクボリボリされてしまいますよね。どう切り抜けるのか、楽しみです。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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