最後まで責任持てないなら最初から撃つな。(※2/21追記)

 こんばんは、星野です。
 …昨日、肉の専門店で鹿肉を頂きました。すごいタイムリー(笑)
 鹿肉美味しいですね! 次号、鹿肉の料理が楽しみです…! しかしうっかり調子に乗り過ぎて二日酔いになり、ダウンしました。単行本まで買う余裕がなく、明日にお預けです。。
 扉絵の杉元の虚ろな目が印象的です。…谷垣もそうであるように、杉元もまた、あの203高地の激戦で心に深い傷を負ったままなのでしょう…。

※2015/2/21 追記
 昨日、やっと単行本2巻をゲットしました! おまけ漫画の破壊力:Aッ!!(笑)
 そして、あのおまけ漫画を見ていて何か既視感があるなと思ったのですが…、何となくあのカワウソの頭、ナウシカに出て来た巨神兵の、ドロドロになってた姿に似ているなぁと思いました…(^^;)
 そしてフチの言葉の訳がありましたね。…大体予想と同じでしたが、じわっと来ます…。フチの願いが叶うと良いなあ…と祈りたいと思います。続きから、若干加筆・修正しました。。
 今週はリュウがめちゃくちゃ可愛かったです…!!
 羆相手にもビビらないリュウが、そのニオイでオロオロして進めなくなるシーンがたまらんです。野田先生の描く動物は皆可愛い…! 「スピナマラダ!」のセンター分けの猫も、ブサイクですが可愛かったのを思い出します。
 ずるずる引きずられていくリュウと、それを引き気味な顔で見つめてる谷垣が凄いシュールです(笑)
 一方、そのリュウの怯え方で、ここが既に狼の縄張りだと悟る二瓶さん。
 嘗て毒入りのエサに引っかからなかった狼がいた事を例に、「お前がもし、皮を剥いた柿が落ちているのを見たら食うか?」と、わざわざさっき仕留めた羆ではなく、新たに鹿を仕留めて誘き出そうとする二瓶さん、流石の凄腕です。
 谷垣さんには戦争で鈍ったか? なんて冗談めかして言ってますが、あながち間違ってないかも知れません…。

 その一方、アシリパさんもまた、鹿のオソマの跡からその足取りを追い、着々と距離を詰めていました。
 …しかし何故、イチイチ杉元にオソマを触らせるんだ…(^^;)
 無表情で雪で手を拭く杉元がじわじわ来ます。
「食べるなよ? それは食べちゃダメなオソマだ」
「食っていいうんこなんかねーし!!」

 今週の迷言が来ました(笑)
 まさかアシリパさん、まだお味噌とオソマの区別がついてないんじゃあ……(汗)

 さて、今度こそ鹿を仕留める、と銃を構える杉元。アシリパさんの読み通りに木陰に隠れていた鹿を上手く追い出し、その前で待ち伏せしていたのですが……。
 真っ直ぐに向かって来るその鹿を見た瞬間、そこに重なったのは戦場での自分の姿でした。
 自分自身も血を流し、恐らくそれ以上に多くの敵兵の返り血を浴び。
 その身に血の臭いを染みつかせながら、生き延びていた時の………。

「杉元撃てッ」

 アシリパさんの声で我に戻るも、再び鹿を撃ち損じる杉元。どんなにメンタルが強くても、あの戦場で杉元が心に負った傷は相当に深いのでしょう。ふとした瞬間に突如そのトラウマが蘇るのは、実際よくある話みたいですから…。
 また逃がしてしまう、と思ったその時!!
 二瓶さんの読み通り、ここら一帯はレタラの縄張りだったようです。
 現れたレタラが鹿を捕え、駆け付けたアシリパさんが、その山刀で一撃でトドメを刺しました。

「なぜ撃たなかった!? お前が仕留めると言っていたはずだ!」
「傷口の血が……ツララになって揺れていた。ツララを融かす体温も残っていないのに、傷を負いながら懸命に生きようとするこいつに睨まれたら……動けなかった。こいつは俺だ…

 殺されるくらいなら、躊躇なく殺す。それだけの覚悟を持っている男にも、矢張り撃てないものが、動けなくなる瞬間があるのですね。
 自分を殺そうとする相手であれば、人だろうと鹿だろうと、杉元は躊躇いなく引き金を引いたでしょう。
 でも、あの鹿は殺しに来ているというよりは、「生き抜こうと」していた。…その姿に、一瞬あの戦場での自分の姿を鏡で映されたような気持ちになってしまったのかな…と。
 もし、杉元がそれに対して平然と引き金を引ける人間なら、彼はどちらかというと第七師団の鶴見中尉や、羆に顔を捲られた「もういい、撃とう撃とう」のチョビ髭小隊長の側の人間になっていたのでは? と思います…。
 でも、結局そういう戦場の狂気に染まり切らなかったからこそ、杉元は今でも人としての優しさや情を失わずにいられるのかな、と…。だからこそ、苦しみも多いのかも知れませんが…。

 …そんな杉元に、しかしアシリパさんは優しい言葉はかけず「最後まで責任持てないなら最初から撃つな」と返します。
 そして開いた鹿の腹に手を入れてみるように促しました。

 そのかじかんだ手に伝わるのは、まだ残っている鹿の熱。
 アシリパさんは噛んで含めるように、命の循環について語りました。

「鹿は死んで杉元を暖めた。鹿の体温がお前に移ってお前を生かす。私達や動物たちが肉を食べ、残りは木や草や大地の生命に置き換わる。鹿が生き抜いた価値は消えたりしない」

 この時の杉元の表情が凄く良い顔です。
 谷垣も杉元も、まるでこの雄大な自然と大地の中で心の傷を癒しているようです。
「食うか!」
「食おう食おう」
 …そして来週、やっと鹿にありつけるようです(笑)
 なんというか、「食」ってほんとに人が生きる為に必要なものだなぁ…と感じます。単に必要な栄養を得る、というだけではなく、美味しいものってその心も潤わせるものだと思うのです。
 次回、鹿肉の料理が楽しみです…って、次回予告も「ビンッ」じゃありませんよ!!(笑)

 しかし、平和に鹿肉食べて終わり…とはいかなさそうですね。
 杉元が撃ち損じたその銃声は、二瓶さんと谷垣の耳にも届いていました。…その音から、自分が持っている三十年式小銃だ、と気付く谷垣。
 不死身の兵士&アイヌの女狩人 VS. 伝説の熊撃ち&マタギの戦いが勃発する!?
 いやいやいや、折角だから谷垣さんや二瓶さんも鹿肉を美味しく頂いて、仲間に入っちゃえば良いんですよ…!
 レタラは、取り敢えず杉元達と一緒にいた方が良さそうです。谷垣さん、故郷への手土産はレタラの毛皮ではなく、金塊の分け前に替えてはもらえないでしょうか…!! 
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二〇三高地

星野さま、更新ありがとうございます。

来週、巻頭カラーでアイヌグルメとニヘイゴハンの夢の競演が楽しみなでそうざです(血の味VSオソマ味…)。


ところで今週末2/22(日)12:00~NHKBSの「坂の上の雲」再放送は、いよいよ二〇三高地の戦い、精鋭の第七師団が投入される回ですね!
谷垣ちゃんがどこかにまぎれてないか、鶴見さんが脳みそフッ飛ばされてないか、がんばって探してみようと思います。

乃木将軍があんな無茶な使い方をしたから第七師団はヒネくれてしまったのかなぁ…。

野田先生もあきらかに日曜の放送を意識した扉絵アオリ文でしたね!

責任持てないなら撃つな…

自分も兼業猟師なので重い言葉です、鹿や猪が獲物ですがニホンシカは不人気な獲物なので害獣駆除の証の尻尾を取った後はよく放置されるのです。あと杉本が鹿を撃てなかった気持ちもよく分かります、彼奴ら目や姿が美し過ぎて毎回躊躇していますので。
鹿肉食べられたとの事ですがどんな調理をされたのですか?自分のレパートリーだと味噌焼きやレバーの刺身、燻製位しか思い浮かばなくて困ってますけど、次回の話で美味しい食べ方もアシリパさんが紹介してくれるでしょうね。蝦夷鹿は美味しいと聞くのでそこの違いも注目です。

Re: 二〇三高地

 でそうざさま、こんばんは!
 アイヌグルメとニヘイゴハンの夢の競演…! 見てみたいです。
 しかしいずれにしても、杉元がまた凄い顔芸する未来が見えます(^^;)

 おおっ、本日「坂の上の雲」再放送していたのですね!? リアルタイムでも見ていましたが、ほんとに良いドラマでした…。。そうですね、もし本日の放送を知っていたとしたら、意識されるかも知れません。
 谷垣ちゃんや鶴見さんは見つかったでしょうか??

> 乃木将軍があんな無茶な使い方をしたから第七師団はヒネくれてしまったのかなぁ…。

 …本当に、凄い無茶な使い方でしたね…。その上、生きて帰れても見返りなしでは、鶴見中尉のように考える人が出ても仕方ないかも…と思います。

Re: 責任持てないなら撃つな…

 マロン名無しさま、こんばんは。
 そうなのですか、しかしドラマ等で見ても、猟師ってかなり過酷なイメージがあります。獲物だっていつも思う所にいる訳ではないでしょうし、場合によっては何時間もじーっと忍耐して待って…なんて事はしょっちゅうありそうな感じで。。

> ニホンシカは不人気な獲物なので害獣駆除の証の尻尾を取った後はよく放置されるのです。あと杉本が鹿を撃てなかった気持ちもよく分かります、彼奴ら目や姿が美し過ぎて毎回躊躇していますので。

 おお、そうなのですか…! 目や姿が美しい、というのは何か分かる気がします。
 しかし目の前に立たれたら結構迫力ありそう…。

 鹿肉は、エゾシカとの事でした。特に特別な調理等はせず、塩コショウ位で、シンプルに焼いただけ…という感じでしたが、臭み等もなく柔らかくて美味しかったです。。次回、アシリパさんの調理法も楽しみですね。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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