鶴見中尉の背負うもの…。

 こんにちは、星野です。最近、YJではブンゴのマコトちゃんが気になっています。女子が頑張る漫画はやっぱりいいものです♪ 中学までで野球終わっちゃうの勿体ないなぁ…マコトちゃん…。
 というのはおいといて。。
 今週、鶴見中尉の過去も少し明かされましたが、そのサブタイトルの通り203高地での戦いのシーンが印象的でした。
 …こんな戦場から生還したら、色々人格や考え方まで変わりそう…。杉元の「におい」が昔と変わってしまったのも、分かる気がします。
 今週はのっぺらぼうが捕まった経緯も明らかになりましたが、矢張り小樽が重要なキーの場所になりそうですね。
 そして次は、空が戦場だ!!(笑)
 扉絵のアシリパさん&フチの図が微笑ましいです。。アシリパさん…口元をベチャベチャにして何か食べてますが、小さな頃からほんとに良く食べ、よく動き、よく育つ逞しい子だったんだろうなー…と改めて思います。
 アシリパさんがフチから色々と教わったその囲炉裏端で、今は金塊の位置についての談義が色々と。
 まず、アシリパさんの父達の死体が見つかった場所から話が進んでいます。

 その場所は苫小牧。…答えるアシリパさんの表情はやっぱりちょっと辛そうです。
 そしてのっぺらぼうが捕まった場所は支笏湖。アイヌ猟師から漁船を奪い、逃げる途中で舟が転覆して捕まったとの事。
 恐らく、運んでいた金塊が重くて転覆したんじゃ…と考えられているようですが、日本で二番目に深い湖の底に沈んでしまったものを今更確かめるすべなどありません。
 そして地図上では、のっぺらぼうが捕まった支笏湖を越え、その更に向こうには小樽があります。
 囚人達には「小樽へ行け」と言っていた事からも、矢張り小樽に何かあるのでしょう。

 そして今まで集めた入墨を見て、矢張り地図なのだろうかと呟く杉元。しかし、白石は「どうかなぁ」と少し疑問に思っているようです。所々に刻まれている文字も気になる処ですし、単純な地図とは違うのかもですねー…。
 白石が見れば、多少入墨の主も分かるらしく、第一話でやられたおっさんの名前が明らかになりました。
 その人は後藤のおっさん。…どうも酔っぱらって奥さんと子供を殺してしまった罪で網走監獄に入獄していました。
 では二人目の人はというと…。
 おぼえてねえな。たぶん雑魚だ。
 そんな事言わずに、名前位覚えててあげて下さい!!(涙)
 白石はなんだかんだ「脱獄王」とか異名を持つ位ですから、それなりに囚人達の中では名前が知られているのでしょうが…。何かこう、白石が「雑魚」とかいうと何とも言えない気持ちになります(^^;)
 さて、そんな中、蕎麦屋で暴れて娼婦に大怪我をさせた男についても、白石が推測しています。
 そう、その名もズバリ「不敗の牛山」。…元は柔道家で、異名の通り十年間負け知らずという強者です。しかしその旺盛な性欲が災いし、師匠のカミさんに欲情して寝とってしまったのがきっかけで、報復しようとした師匠及び他の門下生を殺したり大怪我させたりした結果、網走監獄行きになったという剛の者。
 …こうして聞くと、杉元でもちょっとヤバそうな相手です。
 因みに実は、他にもこういう凶暴な奴がいて、津山という33人も殺したという人がいるそうですが、それは、なんと。 
 鶴見中尉が来ていたあの皮の人でした。
 最強の第七師団が三人も犠牲になって捕まえたらしいですが…すげえ…名前を聞いた瞬間もう死んでるって、なかなか無いスピード展開です。
「そいつは我々が殺した」
 谷垣の台詞に「えーっ!?」ってリアクションしてる脱獄王の顔がじわじわ来ます。
 今週のラストと言い、この人のリアクションは一体何なんだ…(^^;)

 さて、鶴見中尉がしようとしている事について、白石は「それだけ金塊があるなら皆で分け合って遊んで暮らせばいいじゃん」と尤もな事を言います。しかしそれは、あの戦場から帰還した者にしか分からない何かがあるのでしょう。
 …杉元がすぐさま「旅順攻囲戦だろう」と口にした処からも、こればかりは、あの場所にいた者にしか理解出来ない気持ちなのかも知れません。

 その頃鶴見中尉達はどこぞの港で、イギリスの武器商人・トーマスさんから武器を大量に買い込んでいました。
 しかしどれも型が古いようで、最新式のやつが欲しいと呟く鶴見の部下。しかしトーマスは、予算内で数を揃えるならそれで我慢しろと言います。
 …出世払いって言葉をしってるかい?
 不穏な笑みを浮かべて呟く兵士に、しれっと「私は投資家じゃナイ」と言い切るトーマスさんも相当な胆力の持ち主です。確かにその通りで、鶴見中尉が本当に金塊を見付けてくれなければこのトーマスさんは大損。何気に今週では凄く好きな台詞です。
 さて、そのトーマスさん曰く、日本は同盟国だから協力する。近くヨーロッパでは大きな戦争が起こるから、金塊を見付けて武器の工場を作るなら急いだ方が良いと。
 ……戦争は儲かりマス、という言葉。なんかつい最近キングダムでも同じような事いってた人がいたなあ…と思い出しました(^^;)

 その言葉、その「戦争」で沢山の戦友を犠牲にした鶴見中尉の心にはどう響いたのでしょう…。

(まるで死の行進曲のようなマキシム機関銃の発射音……。この無駄な攻略を命令させた連中に間近で聞かせてやりたい)
 地味にポエマーな物言いをする鶴見中尉、この当時はまだ脳みそを吹っ飛ばされてはいません。
 情報将校だったって話ですが、そんな人がこんな最前線でドンパチやるって、どれだけ凄まじい戦闘だったのか想像付きません…。
 手投げ弾を投げ入れようとした部下が撃たれて戦死し、その屍を弾除けにしてトーチカ付近まで近づき、死体ごと爆弾を投げ入れて突破口を開いて進む鶴見中尉。…戦友を盾として進むと言う恐ろしい死闘の果てに鶴見中尉は、203高地に日本の国旗を突き立てた小隊長となりました。
 …しかし。
 その時、一万いた将兵は半分以下に。第七師団長は手柄を立てようと無茶な作戦を命じて部下達を大勢死なせたと揶揄され、帰国後自刃する事態になります。
 更にそれも部下達の落ち度とされ、あれだけ必死に戦った第七師団の地位は陸軍内では地に落ち、勲章や報奨金も貰えず、何も報われぬ日々が待っていたのです。
 戦場では英雄だったのに、国へ帰れば放浪暮らし。何か一つでも報われたか?
 鶴見中尉のあの言葉は、実際谷垣達が身に沁みて味わった事なのですね…。杉元がずっと黙ったままなのを見るに、彼も色々思う事があるのでしょう。
 結局、戦場から帰って鶴見中尉が達した結論は、「軍事政権を作り、私が指導者になる」事でした。
 部下達は皆自分の親衛隊に。そして夕張の石炭、倶知安の鉄鉱石、豊富な資源のある北海道に武器工場の拠点を置き、戦士した者達の遺族には長期的に安定した仕事を与える。
 …日々の食糧の確保さえままならない生活から、部下達の遺族を、そして部下達も救い出す。
 それが死んで行った戦友達への、せめてもの餞である。
 その言葉、聞こえは良いですがどこか狂気じみたものが仄見える気がします。
 大げさな身振り手振り、ポーズで色々語ってますが…部下達や死んで行った戦友の為、というのは勿論あるでしょうが、今は自身の野心の為というのも結構大きいような。谷垣は「鶴見中尉の背負っているものとは比べ物にならん」と言っていますし、マタギの生き方に戻った今となっても鶴見中尉への敬意は変わらぬようですが…、こういう谷垣みたいな人が、きっと今度は鶴見中尉の野心達成には恰好の駒になるんだろうなぁ、と…。
 しかし谷垣さん、いざ軍を抜けたらこれだけべらべら喋るとは(^^;)

 話を聞いた後、1人家を出て空を見上げる杉元。
 まさかほだされたんじゃないだろうな、と尋ねる白石ですが、勿論答えはノー。
「あれだけ大暴れして部下も殺してるんだ。今さら協力し合う選択肢はねぇし、かといってゆずる気もねえ」
 流石の杉元です。…うん、白石も言ってますが、それでこそ杉元だぜ…!!
 こうして、改めて第七師団とは不倶戴天の敵となりそうな事が明らかになった処で。

 杉元は、空を悠然と飛ぶ一羽の鳥に目を向けます。カラスにしては大きいその鳥は、アシリパさん曰く「カパチリカムイ」。オオワシだそうです。
 この時期は殆どが樺太の方へ行ってしまうらしいのですが、まだ残っていた一羽。
 となれば…。
「あのオオワシを捕まえに行くぞ」
 ヨダレ垂らしてるよこの娘!!
 ああ…これはもう、来週の扉絵シリーズの主役は決定した…!!

「え~~? オオワシ食えんの?」
「オーイ、まってくれえい」
 そしてこの、どこか昭和の匂いを漂わせる白石の反応は何ぞ!!(笑)…ほんとに憎めない奴です、脱獄王…。
 今度は空が戦場だ!! 
 こいつがペット・ショップ並の強敵でない事を祈りつつ、次号、オオワシの運命やいかに!?
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No title

こんばんはです

津山、33人殺し
まんま津山事件じゃないですか。けど白石のあの流れは「取るに足らない雑魚だったぞ」の流れかと思ったら結構苦戦したんですね第7師団
それにしてもブス嫁寝取りとやっぱりしょぼくれたおっさんとそれ以下の印象度の雑魚って

鶴見中尉の背負ってる物を重いと感じてたなら何で谷垣はレタラ狩に熱中してしまったんだろうか?(マタギに戻ったのは二瓶さんに感じる物が大きかったからでしょうが)

そしてそれをおいといて今度のアイヌグルメレポートはオオワシ編。
今回は白石もいるしで面白くなりそうだなw

来週の献立

オオワシのチタタプかまたはオハウか?
意表を突いて「ニヘイコバン」ばりのトリモモ焼けました!か?

唐突ですが自分ベジタリアンなんすでもゴルカムは好きなんです。
狩った獲物や自然に対してとても敬意をはらっているからかなぁと思っています。
それにしてもオオワシを見て「ジュル」ってなる少女…全然エロく無いけど何かイイわ!!!

コメントありがとうございます>瓶さま

 瓶さま、こんにちは!
 津山事件、実際にあった事件なのですね…。あの第七師団が三人も犠牲にしたという位ですから、相当な猛者だったのでしょう。

> それにしてもブス嫁寝取りとやっぱりしょぼくれたおっさんとそれ以下の印象度の雑魚って

 …牛山さんも「不敗の牛山」なんて二つ名の割に、刑務所行きになった理由がまた…。ほんとに「旺盛な制欲が災いした」人ですよね。それ以下の印象の「雑魚」で片づけられてしまったあの一匹目のおっさんが何とも言えません…。

> 鶴見中尉の背負ってる物を重いと感じてたなら何で谷垣はレタラ狩に熱中してしまったんだろうか?(マタギに戻ったのは二瓶さんに感じる物が大きかったからでしょうが)

 本人も語っていたように、「山にいる内に、毒気を抜かれた」っていう事なのかもですね。鶴見中尉の気持ちも理解してるでしょうが、その辺を差し引いてもこれ以上兵隊として生きていくのは自分には向いてないと心の何処かでずっと思っていたのかなと…。山に入り、一度第七師団と離れて一人になる時間が出来た時、心の奥にあった本音が出て来てしまったのでは、と思っています。

 オオワシグルメは相変わらずでしたね(笑)
 白石はこれから先、何度頭を齧られる事になるのか…!? 次回はコラーゲンにも救われるとの事なので、まだまだ足の他にもとんでもない珍味が出て来そうだと楽しみにしています。

Re: 来週の献立

 カリツォさま、こんばんは!
 今回の献立は「脚」でしたね…(笑)流石アシリパさん、予想の斜め上を来ます…(^^;)
 次回はコラーゲンにも救われる、との事ですのでどんな珍味が来るか、楽しみです。

> 狩った獲物や自然に対してとても敬意をはらっているからかなぁと思っています。

 そうですね、「自然と共に生きている」からこそでしょうね。「最後まで責任持てないなら、最初から撃つな」という台詞もこれに通じるものがあると思いますし、好きな台詞です。

> それにしてもオオワシを見て「ジュル」ってなる少女…全然エロく無いけど何かイイわ!!!

 …はい、エロくはないですが、イイですよね…(笑)
 流石は狩猟系女子。可愛いだけじゃない処がまた魅力です♪
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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