第435話「内乱の終着点」

 こんばんは、星野です。
 昨日は渋谷のタワレコでハイになりましたが、本日は内乱の終着点で少し複雑な気持ちに…。
 遂に訪れた政の時代。しかしその一方で、断罪される人も………。
■感想御題:政はどんな決断をするのか…? そしてカ燐様相変わらずイイ女過ぎィ!!(笑)
 ロウアイの姿が描かれた扉絵からページを捲ったら、いきなりのご登場でびっくりしましたよ姐さん!!!(笑)
 …そう、今回、アイ国の反乱に影で色々と加担していた楚。…秦国の国境を脅かす楚軍を率いていたのはこの人、皆大好き、とっても可憐なカ燐様。
 ここでは今も、蒙武軍(玉鳳・楽華・録嗚未隊含む)との激闘が繰り広げられていた訳ですが……。
「んだよ。せっかくこれから本格的に蒙武の坊ちゃんを折檻してやろうと思ってたのによォ」
 …蒙武の坊ちゃんの後ろ、死屍累々なんですが…あの…気のせいでしょうか、カ燐様…(汗)
 それはともあれ、楚軍は早々に引き上げを決定しました。正直、この辺の引き際の鮮やかさは、カ燐様のかなり良い部分だなあ…と思います。これ以上続けても仕方ない戦を無理に続けて損害を増やすよりはと、スパッと止める時はやめる、という思い切りの良さは流石だなぁ…と思いました。
 久々登場の項翼、白麗の二人は当然不服ではありますが、上の決定に従わない訳にはいきません。
 悪態をつきつつも撤退していく楚軍。それを見送るのは……。
 お久しぶりィィィ!! な、蒙恬&王賁コンビです。
 この二人も、楚軍と、彼らのいる場所から遥か遠くで動いていたアイ国とがつながっていた事を察知していました。
 そんな中、ちゃっかり若者二人の会話に入って来てる録嗚未のアニキが何かこう、妙に微笑ましいです(^^;)なんというか、かなり信っぽいポジションになってる辺りがまた…(苦笑)
「ちょっと待て。国と呼ぶにもあやしいアイ国如きの反乱を助けるために楚軍が動いたとでも言うのか」
「……たしかに少々大袈裟だ」
 全く敬語を使っていない王賁&蒙恬の二人は、もうちょい目上の人を敬おうぜと思いました(笑)

 しかし、普通に考えれば録嗚未みたいに思うのは当然。この辺り、「実際それ程大事だったのさ」とさらっと言える蒙恬は流石だと思いました。矢張り彼の頭脳は、若手三人組の中でも頭一つ抜きんでてるなぁと…。
 そんな彼の読み通り、正に彼らの全く預かり知らぬ処で、ひっくり返りそうになっていた秦国。
 そう言われれば、事の首謀者が誰なのかは、王賁にも容易く分かります。
「呂不韋か」
「それが敗れた。王賁。秦国はこれから新しい時代に突入するぞ」

 ……そう、いよいよ政の下、秦国が本格的に中華へ向かう時が来たのです。
 今まで以上に、蒙恬、王賁達、若い武将達も台頭し、時代は一気に動き出すでしょう。西風が今、強く強く中華へ吹こうとしています。
 正にその現場の真っ只中に信もいた、と知った時のこの二人の顔もちょい見物です。。

 しかし。

 その一方で、ただ愛する女性の為に、汚名を被る覚悟で反乱まで起こした男が一人、断罪されようとしていました。
 刑場の周りには、世紀末な顔つきでロウアイを見つめる人々。…思わずイノサンを思い出してしまいましたが、惨たらしい殺戮の場に晒された彼らからすれば、その首謀者たるロウアイに憎しみを抱くのは、致し方ない事でしょう。
 ロウアイは既に最も重要な証言をしていました。
 即ち、自分が「呂不韋の手で」偽宦官として後宮へ送り込まれた事。…これで反乱の咎は当然呂不韋にも波及します。そもそも、去勢していない男性を宦官として後宮へ送り込む事自体、大問題な訳ですから、呂不韋の時代もこれで終わったと言えるでしょう。
 そんな中、彼が一つだけねじまげた事実がありました。
 それは、反乱の首謀者についてです。
 全ては自分がやったこと。玉璽の偽物と、太后の璽を盗んで自分がやったことだと。…太后は何も関係ないと、そう証言したのです。
 ある意味、それは政達にとっても都合の良い自白だったのかも知れません。
 幾ら何でも、王様の母親が反乱を起こしたなんて、他国に対して赤っ恥ってレベルじゃありません…。出来ればそっちの事実については隠したかったのでは? と思いますので…。
 こうして全ての責を追い、最も重い罪を犯した者に課される「車裂きの刑」に処されんとするロウアイ。
 しかしその時、刑場へ降り立つ人がいました。
「茶番はやめろ」
 やつれきった表情で、しかし彼女は衛兵達の制止をものともせず、ロウアイのすぐ近くまで降り立ちました。
「何の才覚もなく、野心も持たぬ、取るに足らぬただの小男だ」
 そんな男が、1人でこんな反乱なんて起こせる筈がない。…つまりは、自分が首謀者なのだと、公の場でこうも堂々カミングアウトしてしまう太后様。
 …言わないでくれよーという顔をしている昌文君が何とも言えません…。
 勿論、皆分かっています。分かっていても、こればかりはどうしようもありません……。
 ロウアイを車裂きにするなら、その前に私を車にかけろと叫ぶ太后。
「やってみろ政!!」
 しかしその彼女に対し、政は静かに答えました。
「できません。反乱首謀者として断罪されているのはロウアイです。母上ではありません」
 …仮にも王の母親である太后を車裂きとか、出来る筈もなく。結局のところ、首謀者であるロウアイがこうなる、というのが反乱に失敗した太后側が当然受ける報いなのでしょう。
 どうあっても決定が覆らないと知った時、太后様は出来る限り周りに秘めていた筈の禁断のあの件についても口にしてしまいました。
「私とロウアイの間に生まれた2人の子の命も、奪われるのか…」
 …これは刑場を見守る向ちゃんや陽ちゃん、その他大部分の人達にとっては初耳の衝撃的な事実。
 反乱を仕組んだどころか、2人も子供をもうけていた。昌文君のオッサンに胃薬を差し上げたいです…。公の場で昌文君がこうも苛立ちを見せるとか、なかなかないですね。ただ、これだけべらべら喋られては、舌打ちの一つくらいはしたくなるのでしょう…。
 そして母の問いに対して、政の答えも決まっていました。
 この時といい、政が母に対して答える時の表情が、極めて平静を装っているようで、彼の複雑な心中も伝わって来る気がします。
 実際、どんな気持ちなのでしょうかね。…自分の事は散々虐待し、母としての情など微塵もみせなかった彼女が、なんかよく分からん宦官との間にもうけた2人の子に対しては、それなりに情を示してるところを見るというのは。
「二度とこのような反乱が起きないよう――国家の禍いとなる火種は完全に消しておかねばなりません」
 はっきり明確にその言葉は口にしませんでしたが、その言葉の意味するところは明らかです。
 …それを悟った向ちゃんも「………え」と小さく一言。母となった彼女には、例え自分達が命を奪われる寸前だったとはいえ、今の太后様の心境が理解できたのかも知れません。何より、子供には何も罪は無いのですからね…。
 しかしその時、更に周りを驚愕させる事が起きました。
 そこには何もかもをかなぐり捨て、地べたに頭を付けて跪く太后の姿が。
「美姫…」
 呟く呂不韋、その心の内はいかほどか…? っていうかあの、アンタは何でそんな処で普通にいい服着て突っ立ってるんだ!? とこれは史実を知っていても思わずツッコミたくなります…。アンタも同じ恰好してロウアイと一緒に車裂きの順番待ちしようや………。
 曲がりなりにも、一国の相国まで務めた立場ですから、そう簡単に車裂き…とはいかないのは解るのですが…。
 何だこの納得のいかない感じは!!

 次回、政は母の心からの願いに対し、どう動くのか?
 …個人的には、子供に関しては本当に処罰したフリをしてどこか遠くへ…と思わなくはないのですが。
 ここは、母親が土下座しようが何しようが、厳しく断罪して欲しい気持ちもあります。ここは、中華統一に伴う「痛み」の部分も背負うと決めた政の「覚悟」が試されるのかなと…。
 
 太后様もロウアイも、失敗したら「こうなる」のを知った上で、覚悟した上で反乱を起こした筈です。(幾ら呂不韋が影で色々糸を引いていたとは言え、そこは言い訳出来ない所でしょう)
 反乱はどう決着するのか? そして、太后は政に何を語るのか…?
 以下、次号!
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トレーダー分岐点

もし反乱が成功したら太后様だって実の子たる政を生かしてはおかなかったでしょうから、何を今更と思います。お、思うんですけど…地に跪く太后様の姿が心底哀れに思えて。

どうやったって100点の解決方法なんてないですよね。゜(゜´Д`゜)゜。

なんとなく…次話がこの「キングダム」と言う物語の大きな分岐点になるような気がしてなりません…。太后様の怨念が趙高に飛び火したら(滝汗)

あ、タイトルは語感だけです(^^;

管理人さま、いつも更新ありがとうございます。

いよいよ、審判の日が来たわけですが、大后さまには少々ツッコミを入れたいです。

「あなた、反乱を決意した時なんて言ってました?」と。

細かく確認はしてませんが「大王を殺し、太子を殺し、実権を我が子に強奪する」って言ってたはず。
アイ国の大臣どもにも「そそのかされたじゃ通じない」とか「覚悟出来てんのか?」みたいなことも言ってたはず。

にもかかわらず敗れたら「自分の子は助けてくれ」というのは、いささか虫が良すぎやしませんかね…って正直思いました(汗)

政の心中を思うと複雑ですが、どのような決断を下すのか、次号を待ちたいです。


それとロウアイ容疑者ですが、車裂きは良いんですが、できれば車裂きされてるシーンは描いてほしくないなぁ…と。

乱戦の中で死体が出るシーンは別に良いんですが、処刑シーンは個人的にはちょっと苦手です(汗)

魏戦でお頭による白亀西さんのシーンはちょっと気分悪くなったので…(苦笑)

やっぱりか…

残念ながらそうなりますよね…。子供達にたいしても。自業自得とはいえ太后も呂不葦の被害者とも言えるわけで。死刑になった方が楽かもしれませんね。
来週の政に注目したいと思います!

はじめまして

今週は、なんと言うか皮肉と言うか……複雑な回でしたね…
史実だとたしか二人の子は…
どうなるんでしょうね…
太后様は政に母親の情は今もないんだと思いますが、政の方はどうなんだろう…

あと最後の太后様、政に頭を下げてるのか、秦王に頭を下げてるのか、とちょっと気になりました。まあ どちらにしても複雑ですが´・ω・`

No title

管理人さんいつも更新ありがとうございます。
政もリョフイに人間の本質は光と言いはなったわりには、
子供も死刑にしそうなのはなんともという気はしますな。

コメントしに来ました。

いまさらどうたらこうたらと言うこともないっすね。 負けたらこうなるのはロウアイでさえわかってたでしょうから。 
 
 ただ、太后さまもロウアイとどこか似ていると感想を書きつつ思っちゃいましたね。政治の世界なんぞ知らないで本当は人並みの生活、好きな人といちゃついて幸せならそれでよかった二人なんだろうなと。

 太后様のザ・ワールドがすごかったわ。土下座でみんなの時を止めたんだからな(大笑)。またジョジョのラスト回にコメントしに来ますね。

ついに決着

今回BGMはmoonrevenge  Lasolder
さあ呂不偉一味を月に代わっておしおきよ
(だから違うって)

自分が負けても取り乱したりしないのは
さすがとほめるべきですかね
呆然としてるように見えたのは気のせいかな

相変わらずな桓騎の反応
さすがに今回は側近が静止しましたね

アニメ見返してbestBGMはやはり
11話端和様の「1人たりとも敵を生かしておくな
全員血祭りだ!」の場面の曲  
この曲は27話信等が絶望的になった所で
援軍の場面にも使用されましたね
星野さんのbestはどの場面ですか?

いつも森田さんはワールドトリガーで
信と同じ声とは思えない演技ですが
34話の「風刃起動!」の場面は
完全に信です(^^;)
信が日本に来てくれたみたいで嬉しかったな(おいおい)



皆さま、コメントありがとうございました!

>鹿角さま
 こんばんは! 今回ばかりは流石に制止しないと…って感じでしたね(^^;)呂不韋は呆然としていた、というのと、噛みしめるように「負けたのか」と呟いていましたし、「負けた」という事が頭で認められていても、まだ実感として湧いてなかった可能性はあるかもですね。
 アニメは…どのシーンというのが一概に言えないのですが、正に信達がこれからさあ攻勢に出るぞ! という時にかかる曲が好きです。…サントラとか出てるかも不明なので、どの曲か表現出来ないのですが(^^;)

>うしつぎさま
 こんばんは! 確かに太后様の土下座はまさに「ザ・ワールド」並の威力でしたね…。しかし時が動き出した時、彼女にとってどんな結果になるのか? こればかりは、どんなスタンドにもどうにも出来ないでしょうね…。
 本当に、本来ならただ好きな人と一緒にいていちゃついていられれば良かった人達だったんでしょうね。偽宦官と太后という立場でこんな事になってしまいましたが…。つくづく、呂不韋も罪作りな男です…。

>けんさま
 こんばんは!
 政の覚悟が、次回で分かりますね。…個人的には、人の本質を光と信じる=だからこそ、どんなや哀しみや憎しみを生むことになろうとも、最終的に人はそれを乗り越えられると信じての「中華統一」なのかな…とも思います。これから政が中華統一をしようとすれば、それこそ沢山の犠牲を出すので…。来週、政がどう対応するのか注目ですね。

> 凪ノ介さま
 こんばんは、初めまして!
 史実ではもうロウアイも二人の子供の運命も…な訳ですが、キングダムでどう描くか、注目ですね。
 太后様は「政」に対して頭を下げたのか「秦王」に対してなのか…? この辺は彼女自身にももしかしたらよく分からないかもですね…。跪いて、という辺りを見るにあくまで「秦王」に対して頼んでいるとも取れますし…うーん…。
 政の方が太后様に対してどんな感情を抱いているのかは、私も気になります。次回は太后様の想いが描かれるようですが、政の方の描写も何かしら描いて欲しいですね。

>danさま
 こんばんは!
 太后やロウアイは正直自業自得ですが、子供自身には罪は無いので、どうしてももやっとするものはありますね。
 次回の政の対応に注目しましょう。。

>ぷーすけさま
 こんばんは! 太后の行動は、人間として分からないではないのですが、ではやっぱり最初っからそもそも「国」なんて作るべきじゃなかった…と思いますし、こればかりは「虫が良過ぎ」と思われても仕方無いとは思います。
 太后様だって、反乱に勝ったら政も政の子供も皆殺しにする気満々で、そういうような事は確かに言っていました。…だったら…って感じですよね。
 流石に直接処刑のシーンは描かないのでは…? とは思っています…私も正直、あの白亀西のシーンはかなり「うっ…」となりました…。

>Seagreen さま
 こんばんは! おおっ、懐かしい言葉(笑)
 旅人たちはそこでまた、様々な道へと進むのですね…。果たして太后様の道はどういう道になるのでしょう。
 太后のあの姿は、確かに哀れに思えてならないのですが、一方でそりゃ虫が良過ぎでしょうとも思えますし、こればっかりは100点満点の回答は出来亡さそうですよね。
 そう、そして趙高が今何をしているのか気になります! 一緒に捕まったのか、それとも…? しかし、彼の太后様への偏愛ぶりを見るに、怨念が飛び火しそうな気がしますね…。

感想

久々にコメントさせていただきます。ご無沙汰しております。
こちらの感想は本当好きで毎回のぞかせていただいております。
今週号を読んで思った事
政は初めは子供を殺すつもりはなかったのかなぁと
あんなに大勢の前で言われてしまっては殺すと言わざるを得ない
ただこんな経験が暗黒の政に繋がらなければよいのですが・・・

少々古い話題ですが キングダム芸人 あれで読んだことの無い人に
面白さが伝わったのかなぁ と不安な日々をおくっていましたが
増刷分は全て売り切れ 再増刷しているようです。
テレビっていまだにすごいんだなぁ

史実通り

一応史実通りに話は進んでいるので
ろうあい=車裂きで処刑
王太后=以後記録なし
子供たち=処刑
でしょう

コメントありがとうございました! >その2

>幸村佐助さま
 こんばんは、お久しぶりです。(^^)
 もしかしたら、太后様のあの公の場での弁護が、よけいに子供達を助けにくい状況にさせてしまった…とも考えられますね。周囲の人達の反応からして、子供がいたという事までは公になっていなかったみたいですし…。
 キングダム芸人、短い時間の中で結構熱く語っていたと思いますし、中にはきっと読んでみたい! と思った方もいたのでしょうね。やっぱりテレビで取り上げるって今でも効果絶大だと思います。

>でんでんさま
 こんばんは。政も「救うことはできません」と言っていましたし、この辺りは史実通り進むでしょうね。
 太后様に関しては史記ではその後そんなに姿は見せませんが、あの趙高とも深く関わっていますし、今後も物語上は関わってくるかも知れませんね。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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