第479話「尾平の叫び」

 こんばんは、星野です。だいぶ、夏が近づいて来ましたね…。季節も季節なだけにホラーものでも見ようかなーと、最近「貞子VS.枷椰子」が気になっている今日この頃です。
 更新飛び飛びになっていてすみませんです。m(__)m なかなか時間やら体力やら足りないもので、どーしても優先度順にならざるを得ません…。
 閑話休題。
 今週号では尾平の気持ちが語られていますが、尾平と同じく「フツーの人間」の私としては、よーく理解できるだけに、このまま「決別」で終了だけにはなって欲しくないなー…と、思いました。
■「普通の人間」の叫びは、信の心に届くのか…? 尾平のターン。
 焼かれた村の人達のものだとは、考えなかったのか?
 その問いに何も答えられなかった尾平に対し、信は涙の鉄拳をブチ込み、飛信隊からの追放を言い渡しました。
 …取りなしてくれるよう頼んだ羌姐の反応も、信と同じで。…その彼女も涙を流している処を見るに、切ないものがあります。
 彼女もまた、尾平とは初陣の頃から一緒でした。かなり早い段階から心を開いて信頼していた一人だったでしょう。
「自業自得だろうが。今までやってきたことは何だったんだ。何年飛信隊をやってるんだ。お前は同郷で…古参で一番長い人間のくせに…全く信のことが…まったく飛信隊のことが分かってないじゃないか!!」
 信と羌姐側の気持ちで考えれば、まさに↑に彼らの気持ちって凝縮されてるんだろうと思います。
 時にお調子者で皆に呆れられるような事があっても、今まで誰よりも信の為に命を張ってきたし、一緒に頑張って死線を潜り抜けてきた大切な仲間。…よりによってその尾平がやらかした、という事のショックは相当なものでしょう。
 新入りが「ちょっと魔が差して」やったのとは訳が違います。
 そしてこれほど古参の人間でもやらかすという事は、下手したら今後もこういう事は起きるかも知れません。…否、次こそ本当に「非戦闘員から略奪」するような輩が出てしまうかも知れません。
 …それを考えても、古参の人間だからこそ、その「ちょっと魔が差した」を例外として許してやる、というのは出来なかったのかなぁ…と思います。それに、例外というものは一度認めればキリがなくなるものです。「あいつだって許して貰えたじゃんか」と誰もかれもが同じ事をやりだしたら、もはや例外は例外ではなくなってしまいますし…。難しいとこだなと。
 そして羌姐があれだけ怒ったのは、尾平がやらかしたことのショックというだけではなく、台詞から考えるに信がどれだけ辛い気持ちか、それを想っての怒りでもあるのかな…と思います。
 
 ――そして、そんな様子を見ていた桓騎は「シラケたな。お前らもう行っていいぞ」…と一言。
 更に「もうこれ以上の村焼きは無い」と言い捨てます。…何故ならもう皆殺ってしまったから。
 どこまでも後味が悪いまま、信はそのまま尾平を許さず、隊に戻ってしまいました………。

 因みににここ、桓騎の中でも実は何かしら「思う処」はあったのかな? とも、思いました。
 本当にあの場で半端な対応をしていたなら、桓騎の台詞は「シラケたな。あいつら全員殺れ」になってたんじゃ…とも思いますので。いずれにせよ、このままじゃ張唐将軍が草葉の陰で血の涙を流しちゃう事になりますんで、どうかこれ以上の胸糞悪い展開だけは勘弁願いたい処です。
 お頭の考え方と、信達の掲げる理想と。
 相容れぬ考え方ですが、それがこの戦の結末にどう影響していくのか。そして信は、この黒羊の戦で何を学んでいくのか。
 結末は今後も見守るしかないとして。

 ――追放を言い渡された尾平の側にだって、無論言い分はあります。
 そしてこっちの方が、正直な処私としてはより理解し共感も出来ただけに、…このまま決別して終了にはしてくれるなよ、信。…と、願わずにはいられません。

 他の飛信隊の面々からすれば、このまま尾平を追放させて良い訳もなく。
 慶さんも「俺達が説明すっから」…と、何とか尾平が飛信隊に戻れるようとりなそうとします。
 しかし尾平は「無理だよ」とぽつりとつぶやき、城戸村へ帰ると言い出しました。

 ここまでどんな思いでついて来たと思ってんだ。どんだけ血と汗を流して、何回も死にかけたし、弟の到は途中で本当に死んじまった。
 そんだけやってずっと一緒に戦ってきたのに、たかが腕飾り一個とっただけでクビって何だよ。ふざけんなあいつら。
 俺は普通の人間なんだ。
 信みてェにどでけェ夢もねェし。羌カイみてぇに特別な力もねェ。
 そんな普通の人間が必死こいて背伸びして信にくっついてってんだ。命がけでな。それがどんなことかわかってんのかよあの二人は。


 飛信隊というのは、尾平風に言えば、多分8割以上がそういう「普通の人間」で構成されているのでしょう。
 尋常ならざる強さを持つ信に羌姐。それと、ごく一部の優秀な人達(楚水さんであったり貂であったり、岳雷さんであったり…)を除けば、後の殆どは「普通の人間」の筈。
 副長を務める渕さんだって、例外ではありません…。

 尾平が叫んだことは、きっと飛信隊の殆どの人間が、一度くらいは内心思った事があるのではないでしょうか。
 略奪も犯すのもなし。虐殺も勿論ダメ。…他の隊の皆がどんなに「お楽しみ」だろうが、自分たちは絶対にそれに加担したりはしない。戦場という異常な状況下で、そういう人としての倫理観を保ち続ける事自体、多分容易な事ではないでしょう。

 でも、だからこそ、あの腕飾りは持ち帰っちゃいけないモノだった。
 たかが腕飾り一つ、で片付けて良い事じゃなかった。

 しかし結局、口では信や羌姐の事を「あいつらは普通の人間じゃないから」なんて言いつつも、尾平自身がとっくにその事を心の奥で理解しているのですよね。
 ………だからこその「無理だよ」なのかなぁと思いました。

 もう付き合ってられるか、と叫ぶ尾平ですが、この直後、桓騎兵達の会話を聞いた時、去ろうとした足が止まりました。

 桓騎兵は信が殴り込みに来た件について、「上もアホならついていってる下もアホだ」と笑い飛ばしています。
 我慢、我慢で見返りなし。
 討ち死になんかした日にゃ、犬死ならぬクソ死にだ。…そもそも、隊長の信からして器が小せェから、部下にだって裏切られるんだよ、………と。
 この人たちにしてみりゃ、占領した領地の人間から物を奪って何が悪い、殺しも犯しもOKじゃん? という事なのでしょうね。そういうお愉しみでもなけりゃ、命がけの戦なんざやってられるかってなモノでしょう。
 そんな彼らにしてみれば、信が語る「中華統一」の夢も、「天下の大将軍」の夢も、爆笑モノなのだろうなぁ…と思います。

 しかしここで、尾平は桓騎兵を殴り飛ばしました。…どう考えても体格とか腕っ節的に考えて、返り討ちにあうだろう事は解り切ってる筈なのに………。

「信を笑う奴はただじゃおかねえぞ」
「あいつを守るために死ぬことが"クソ死に"だと!?  ふざけんな弟は立派に信を命がけで守った。守り切って死んだ」
「信がきれいごと言ってんのは百も承知だ。色んな誘惑があるのも否定しねェ。そんなこたみんな分かってる。分かってても関係ねェくらい信のことが好きなんだ。みんなあいつと一緒に命かけて戦いてェんだ

 それが、飛信隊なのだと。
 ここへ来て改めて、どれだけ飛信隊が自分にとって大切だったか、改めて気づいた尾平。
 桓騎兵はそんな尾平の気持ちなんぞお構いなしで「ふざけんな」とボコりに来るし、慶さん達もそれを助けようとするしでこの場は大乱闘となりました。
 果たして尾平は、飛信隊へ帰れるのでしょうか………。

 ――この尾平の叫び、何らかの形で信の耳にも届いて欲しいと思います。
 正直なところ、色々と尋常じゃない信達についていけてる時点で、すでに尾平達も十分「普通じゃない」気はするんですが…というのはさておき。
 今まで、信のきれいごとが「きれいごと」で終わらず実現出来ていたのは、少なくとも隊の皆がちゃんと信のやり方を守ってくれていたからこそでしょう。勿論、信にもそれだけのカリスマが無いと実現できない事ではありますが、信一人の力だけでどうにか出来る話でもありません。
 実のところ、信が尾平の言う、この「普通の人間」の気持ちというものについてどれだけ思いを寄せて理解出来ているか、については今までもそんなにハッキリ描かれてはいないように思います。
 信がこの尾平の気持ちを知った時、どう感じるのか。
 …それとも、そういう尾平の気持ちも全て分かった上でのあの追放劇だったのか。
 ブン殴るくらいはまあしょうがないと思います。…ただ、ほんのちょびっとでも隊の方針に合わぬからと追放していたら、その内「そして誰もいなくなった」…という事にもなりかねないのでは? とも、思います。
 信にとっても、ここは正に将としての本当の「器の大きさ」が試されているのではないでしょうか。
 
 やっちゃいけない事をやってしまったのは確かとはいえ、このまま決別して終わらない事を願いつつ。
 以下、次号!
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コメント推参

ようやっとキングダム感想を書き始めたところです。もうメンタルが痛くて痛くて…。  尾平の普通の人からの視点が今回は一番堪えました。

>このまま決別して終わらない事を願いつつ。

 壁さんにお預けしてもらいましょう。後、羌瘣隊を別に分けるしかないんじゃyないかな。 信と羌瘣がキレちゃうとストッパーが利かないのが分かったから。 

 やはり貂が信の嫁になった方がいいのだよ。ヒロインの首座はもう。。。  それにしても、お頭を政はどう使いこなすんだろうか、そこらへんも気になります。

お疲れ様です星野氏ー!
暑くなってまいりました。去年も書いたのですが自分の会社は新宿から歩いて15分…あ、汗が(笑)

閑話休題。桓騎将軍の話が少し分かる気がするんですよね。弱者をいたぶってはいけない?刃を交えた兵は殺して良し?
結局は殺すのだろ?
一つの生命にお前等は差をつけるのか?お前等が殺してきた兵は誰かの父親であり、誰かの子供だろ?と。結局はお前等がやろうとしてる中華統一ってそうゆうことだろ?と。
俺たちとお前等がやっていることに差なんてあるのか?と。
戦場でそんなキレイごと言っている信こそ桓騎将軍にとっては不純物なのかも知れないですね。
馬鹿げているのかもしれない。
果てしない夢なのかもしれない。
でもそんな夢にこそ、そんな男にこそ生命をかける価値があるのかもしれない。

No title

なんだか尾平がものすげえ顔して泣きながら「ごべーんっ!!」とか言って戻って来て信もものすごい顔崩しながら受け入れるとかなりそうで不安ですww

>信が「普通の人間」の気持ちというものを理解出来ているか
コレって実は廉頗将軍が言ってた『百の精神力』の部類に入るんじゃね?っとか思いました。『知恵』とこれ以外はもう問題ないと思うので
 やはりここ最近の泣いて尾平を殴る事件は、著陽の八つ当たり問題や桓騎軍の雑兵の会話でも指摘されてた「『将として』の器が試されてる時」だと思うんですよね・・・
 
 あと『知恵』の方は、まぁ・・・百とはいわんまでもせめて壁のように基本軍略くらいマスターして欲しいかなと、えぇ咸陽に一年位幽閉して政と貂とあと蒙恬辺りにみっちりと(笑)

雨降って地固まる

今回の話は最も長く戦場で苦楽を共にしてきた最古参が中心になってるんですね、澤さんどこ行ったですが(汗
羌姉の言葉はまさにそういった最古参だからと、一番長く信を支えてきた立場からのものでしょう。混バアのこともあるのに、それには一切触れなかったことでもそれが分かります。

>羌瘣隊を別に分けるしかないんじゃyないかな。 信と羌瘣がキレちゃうとストッパーが利かないのが分かったから。 
>やはり貂が信の嫁になった方がいいのだよ。ヒロインの首座はもう。。。

え(汗)何で今回だけでそうんなんのって感じです。願望入ってませんか(笑)
とういうかこの重い展開がだだの貂上げだったなら確かに糞展開ですが、そんな訳はないでしょう。貂は今回出ていないから矢面に立っていないだけ。この役は、羌姉にしか出来ない、尾平とも深いつながりがあり、かつ尾倒のことも知っていないと説得力ありませんからね。
まぁこんな展開で羌姉を離脱させようもんなら、かなり怒りを禁じえませんがね(笑)

今回は彼らも考えなしではなく勝算があって来てました、慶舎討ち取りという切り札があったのです、普通はこれをスルーする将軍なんていませんからね。そして手を出したのは、向こうが先ですし、貂が一緒に来たらもう信は弓で打たれて死んでかも?(笑)
それにお頭が返してくれたのは、やっぱり慶舎討ち取りのそれもあるかと、彼らが慶舎討ち取ったのは小さいことではありません、それ故趙軍の動きが変わり、お頭の紀彗の存在を確信したのですから。これからの展開にも後から考えると劉冬不在など、ボディーブローのように効いてくるでしょう。
しかし大丈夫だと思いますが、このままの流れで終わってほしくないですね、雨降って地固まるを期待したいです。
でも作者も理由なく主人公とヒロインを落としたりはしないはず、きっと先に何か考えているはずだと思いますよ。
特に羌姉には随分スポットを逆に可哀そうなくらい当てているので何かまだ残っているはず。というか随分元気そうだけど、ちょっと前まで重傷だったのに、大丈夫なのか…

連投すいません

書き残したことが(笑)
お頭に慣れてすっかり忘れそうですが、信は王騎将軍のような大将軍を目指しているのであり、そういう意味では信も決して間違ってはいないのですよ。
1巻から読み直してみると、それは分かります、作者が今さら人の本質は光に影を刺すような展開を何故今さら描くのか、どう締めるのかはまだ分かりませんが、綺麗事と言ってしまえばそれだけだけど、尾平が言うように落ちていくのは意外と楽で簡単で逆にそれを貫くのは難しく、より強い精神がいるのだと思います。
より強い力もいるでしょう、今回はそれを実感するのかな?
例えば紫夏さんなんて、敵国人質であった皇子を逃してるわけですが、それは甘いことで片づけられるでしょうか?
キングダムは人の善なる心を甘い綺麗事で切って捨てる話ではないはずだと思いますよ。

No title

こんにちは星野様、初コメントです。

ちょっと気になったのですが、今回の展開で何故か早々キョウカイ離脱フラグとかネットで流れていいますが、どういうオチかにもよりますが、信を助けたいのが本音の飛信隊命のキョウカイが、変な展開と理由で無理矢理?ひっぺがされるのは勘弁願いたい。
というか、多分キョウカイはいずれは独立などして分離するかなぁとは思っていますが、キョウカイの分離は嫁問題とは関係ないと思っております。
何となく最近の展開やヒントを見るに、テンは軍師として中華統一戦場で添い遂げ、キョウカイはどこかで高い山に登るんだろうな、というあくまで個人的予想です。願望?ええ、大いに入ってます。^ ^

逆に不安が募る。。。

こんにちは!更新お疲れ様です<(__)> 星野さんのペースで更新なさってくださいね!実生活が第一ですから(^^;)

今回の尾平の件、信が将軍を目指すなら尚更許せない事態になりそうで怖いです。孫武(孫子)は軍の命令を遵守させるために従わなかった王の愛妾を切りましたし、三国志演義では呉の呂蒙が軽い盗みを働いた同郷の部下を死罪にすることで民心を得ています。将軍となる以上、身内に甘い顔はできないでしょう。このまま何事もなく復隊するとは思えません。直接略奪したわけではないので、什長から一兵卒に降格くらいで手を打たないかなぁと祈ってます(--;)

戦場は未だに動いてないわけですが、集落の人たちでプレゼントを作って(滝汗)降伏勧告ですかね?さもなくば誘引の策?まさか丘全体を焼き討ちとかないですよね。。。だめだ、ロクな展開が思いつきませんorz

信と尾平の今後は…

敵の大将を倒し、馬上での抱擁というこれ以上なイイ場面を見せてくれた後に、これほど重い展開が待っていようとは……。

惨状というのも甘い状況に激高し、桓騎のもとへ乗り込んだ信と羌瘣。
「信が一番の悪党」というお頭の言う事も、少しは当たるものもあるでしょう。
戦場で戦っている以上は、殺し、殺される。その結果としてたくさんの遺族がうまれる。
信や漂、故・郭備千人将がそうであった「下僕」が戦死者の家族がなるのか、秦国だけのものかは知りませんが、信はそういうことを考えたことはあったのだろうか。
信自身が下僕を生み出しているかもしれない事に。
成キョウも言っていましたが、「中華統一」における犠牲は長平の比ではない…。
物語冒頭の「天下の大将軍になる!」という夢の時にはまだ考えてもいないでしょうけれど。

尾平さんも、確かにあのブレスレットは押し付けられたものだけど、何かを察して早くに手放していれば、巴印さんが「あいつも持ってるぜ」とかポロっともらして、隊長・副長の目がギラリと光って怖い顔で迫られても、
「渡されたけど、とっくに捨てたよ!いくら補給基地でもアレだけ残ってるのも変だろう!、『めぼしい物は他の奴らが持ってった』とか言ってたし、焼かれる前に逃げたにしてもよ…。訳のわからんものそのまま持ってて、乱銅みてえにお前らの怒り買いたくねえよ!」
とでも言えば、飛信隊隊員としては、まだ首の皮一枚繋がていたかもしれません。

古参で一番長い人間…
羌瘣の叱責も最もですし、信の涙もキツイもの。
一兵卒の、最初の伍作りから一緒だった。
そして、尾平のいうように、命がけで、血と汗を流して信についていった…。
思い出すのは龐煖の刃から信を守った尾平の・尾到・澤さん達の姿。
武だけを追い求める龐煖より、彼等の方がよほど強かった、という当時の星野さんのレビューに、大いに共感したものです。
そして重症を負いながらも弟とともに信を守った。
それは隊長とかだからではなく、今回尾平が言ったように、皆信が好きだからでしょう。

あの文句も多分本心でしょうが、信を嘲笑う桓齮兵に殴りかかって「信を笑う奴はただじゃおかない」とぶちまける尾平。
後味が悪いばかりだったここ何号かの気持ちが、すこしばかり浮上しました。

>ブン殴るくらいはまあしょうがないと思います。…ただ、ほんのちょびっとでも隊の方針に合わぬからと追放していたら、その内「そして誰もいなくなった」…という事にもなりかねないのでは? とも、思います。

私もそう思いました。
前号ラストで「追放宣言」をした時には、ここから亀裂が入って、飛信隊崩壊のきっかけなんてことにならないだろうな…とハラハラしていました。
新選組みたいに厳しくなって、その度に「切腹」じゃなくて「追放」していたら…

尾平はただ追放で終わるのではなく、例えば他の軍で、一兵卒からやり直して、いろいろ学んで責任ある立場になり、そこから飛信隊に戻されて、また一兵卒からやり直して這い上がって行くとか。(李信将軍になるまでには戻れるといいですが)
それを遠くから見ている信を、貂か古参の人達がからかい、
「やっぱりあいつがいねえと何か寂しいんだよ。…これで尾到に顔向けが出来る」
と呟く場面があるとか。

長くなって申し訳ありませんでした。

さき

皆さん混婆を含め、集落皆殺しは勝つためなら致し方ないとの見解でしょうか?あの場面は惨状というには甘いのでしょうか?
私はそうは思いませんし、作者渾身のあのシーン、対談から察するにおそらく苦手とするのに力の入ったあの集落虐殺のシーンはそういったことを伝えたいのでしょうか。私は否だと思いますよ。
桓騎は今回大勝利を納めるでしょうが、これが本当に中華統一にベストか?というアンチテーゼも残して行くでしょう。
まあぶっちゃけ、これやるの桓騎くらいでしょうけどね…
信は皆さんが思うよりか分かってるかと思いますよ。万極との会話を思い出して下さい。
自身も一歩間違えばそうなっていたかもしれないと、決して万極を全否定していません。
人が人によって救われる、この作品の大事な大きなテーマをそちらも大事でしょうが戦争の暗部などリアリティを入れようとするあまり、台無しにならないことを祈ります。

追記です

前回書ききれなかったことを。

古参だからこそ、やっちゃいけなかった…
信の初陣からずっと一緒に戦ってきて、本来なら『飛信隊』を体現する立場なのに。
一度は「飛信隊(うち)はそういうの禁止だから」とも断ったのに…。

>このまま決別して終わらない事を願いつつ。
同感です。
前回、尾平の帰隊の希望的観測を書きましたが、「禁止」と「やっちゃった事」の兼ね合いを、原先生はどう描くんでしょうね。
桓騎兵や尾平のいう「信のキレイごと」も確かにそうでしょうが、貫き通せば、何かの力になると思います。

秦国は厳しすぎた・殺しすぎたから後に反乱が起きた…とも言われます(二代目と趙高も問題だったでしょうが)。
劉邦の「法三章」もそこから出来た?。
二千年以上前の古代中国を持ち出さなくても、四、五百年前の本邦にも、信長という苛烈な武将がいました。
敵対勢力を「根切り」で一掃したやり方を、配下の武将達も完全に肯定していたわけでもないと思いますが。

何でもありの戦場で、飛信隊がこの先も「略奪せず・犯さず」を貫き通していればずっと先ではあっても、そのことが知れ渡り。落とされた・降伏した城でも、『飛信隊であれば、無体なことはしない』と信頼してくれるかもしれません。
大王様にとって、紫夏さんが光になってくれたように、飛信隊の名が、戦場での一つの救いになるように願います。
だけど。そこに「やってしまった」人が戻ってこられるだろうか…?
尾平がこのままいなくなるのはもったいないと思うだけに、難しいところですね…。
そういえば、澤さんはどこへ行ったんでょうか。

羌瘣は、手当をしてくれたお婆さんを救えなかったこと、竜冬との約束を守れなかったことの様々な思いがあるでしょう。それを抑えて、信を、飛信隊の事を案じ、尾平を叱責した…。

次回以降の、飛信隊内部の動揺が心配です。
ここ何号か、おっかなびっくりでYJ誌のキングダムのページを開いている自分がいます。

尾平の今後

二回目コメ失礼します、
 尾平の什だった奴が朝起きたら新入りが居て「兵卒の尾平です」で住めば一番いいんですが、軍規違反者に対する「将」としての責任やら「示し」やらの問題で、たとえ信や羌瘣、他の古参が許したからといって安々との帰還はムスカしいと思います・・・ということで、

 信「留守の家に忍び込むのが得意な奴のトコに置いておくのは危ねェからよ、信頼できるダチに預かってもらってる、王騎将軍の矛やヒョウ公将軍の盾と一緒にな」
咸陽の宮廷の倉庫内に出っ歯の姿が・・・・とか・・・?(笑

お頭がやらかすほど蒙ゴウじーちゃんの株が上がる気がするの

尾平が人間の綺麗な所と醜い所(醜いというにはささやか過ぎる行動な気がするが)の清濁両方を同時に見せましたね。
その両方を見せておきながら、最後にとった「清」。
この叫びが信&キョウカイに届けば良いなぁ、と思っていた先週号。


まあ、尾平が熱くても、

「シラケたな。」(お頭のお言葉を借用)

ってなっちゃったんですけどね。野盗兵の発言のせいで…

いや、この「盗み犯す度胸が無い」と嘲笑ったのが、
『万引きすると度胸がつく』とか抜かす馬鹿糞餓鬼と同レベルの発言に見えてしまいまして…

それ度胸があるのと違うから!ただ麻痺してるだけだから!

「り 理解が ひ 低すぎる」

まあ、如何にも目先のことしか考えてません的なこの雑兵さん達ですが、お頭くらいになるともっと深い考え(そして根が深い)がありそうな印象もあるんですよね。
被害者の方々からしちゃどっちだって同じですが。


つーか王剪の旦那もそうだけど、こんなロックな人物を従えてた蒙ゴウじーちゃんマジパネェ!
どうやって言う事聞かせてたんだよ!?
なんだよ「極めて平凡な将」て……人徳とかそういうのが突き抜けておられるぞ?
後世の劉邦・劉備みたいなカンジですかね?

皆さま、コメントありがとうございます!

こんばんは、星野です。
熱いコメントありがとうございます…!! こちらのコメントにてお返事させていただきます。m(__)m

>うしつぎさま
こんばんは! 今回の一連の流れは精神的にきますよね…。
羌姐と信は、元々考え方の根っこの部分とかは似てる処もあるのかな? と思うので、キレるポイントも多分似てるんでしょうね。…故に彼女はストッパーにはならない訳ですが、だからこそ、彼女も感情を制御する術を学ぶ良い機会なのかも…? とも思います。
いえいえ、羌姐隊はずっと飛信隊で!!(笑)…今更離れられるのは嫌だー!!(将軍になったらまた話は別ですが)

>カリツォさま
暑いですよね。…新宿を15分はキツいですね…。私は今は地下鉄の駅から徒歩3分といった処ですが、それでも結構汗だくです。
さて、桓騎将軍の考えは、まさにカリツォさまの仰る通り、「どうせ殺す事に変わりないだろうに、そこにキレイも汚いもあるか」…そこに尽きるのでしょうね。
桓騎将軍の言う事も間違いなく真実の一面で、だからこそ、キレイ事であってもそれを貫こうとする信の心もまた、尊く眩しくも映りますよね。信は今回の件、どう気持ちに決着を付けるのか? そして何より、桓騎将軍はここからどうやって勝つつもりなのか…。まだもう少し、黒羊戦はかかりそうですね。

>am56さま
なるほど、「百の精神力」の部類に入る…面白い解釈ですね。
百の知恵、こればかりはほんとうにどうしましょう(苦笑)…政&貂に王宮で缶詰でスパルタ教育を施してもらっても、何故かこればかりは百になる気がしない…(^^;)
い、今はまずは尾平のこの件で、新たに将としての器を磨いて貰いましょう。(^^;)

そして尾平さん…まさかの王宮の倉庫で、信の宝物を警護する役に!? いずれにせよこのまま何事もなかったかのように戻ってくる、ではなく、一旦どこか飛信隊の外へ出て、そこで色々と学んで改めて一兵卒からやり直す、という形がベスト…なのかな? とも思います。

>ひぐまさま
私としては、別に今回の展開が主人公&ヒロインを落とすようなものだとは思っていないですよ。そしておっしゃるように、信のきれいごともまた、決して間違ってはいないとも。(同時にお頭のいう事も、全部が全部、間違っていると切り捨てられるものではない、と思っています)
人の本質は光だ、と政は語りましたが、逆に言えば人の心にはやっぱり闇もそこに堕ちる誘惑もあって。(尾平が今回うっかりあの腕飾りを手にしてしまったように)…でも一歩間違えれば闇へ堕ちる中で、どれだけ踏み止まれるか。その為に何が必要なのか。
そして、キレイごとをキレイごとで済まさないために、どれだけ力が必要なのか。信達はそういう事も今回の一件で学んで欲しいな…と思います。

>猫まねきさま
こんばんは、初めまして!
羌姐離脱フラグ、そんなに囁かれているのですか…?? 正直私は全然その辺は思っていなかったです(汗)
いずれ将軍となった後に独立というのはありうるかも知れませんが、今回のゴタゴタがもとで…というのは私も勘弁願いたいです。
二人にはどこかで高い山に登って欲しいですし!(笑)少なくとも、今回の戦が終わった辺りでそろそろ…とか思っております…(ボソッ)

>ぎがほ様
こんばんは、お気遣いありがとうございます。。
身内だからこそ、そうそう気楽には許せない…というのはありますよね。今回、信が追放というあまりにキツい処置をとったのには、そういった気持ちもあるとは思います。
ただ、だからと言って即追放はやっぱりやりすぎにも思いますし。
お頭はお頭で、絶対あのプレゼントを作ってる事でしょうし、尾平の件もどうなるやら、ですし…。何事もなく帰還、というのもちょっと…なのですが、私もロクな展開が思い浮かばず、鬱鬱としております(--;)この展開を吹っ飛ばすようなカタルシスある展開が欲しいですね。

>fujisannrei さま
 こんばんは! 信自身が戦災孤児だった事を想うと、確かに中華統一への戦は、大量にその「孤児」を生むのですよね。
 信は最初の頃「戦いで奪われた分、俺達も奪い取る」と言っていましたが、まだ「夢見ていた頃」は、その「奪い取る」の意味をどれだけ解って、考えていたのか…。今はその意味が、じわじわ重くのしかかっているのかも知れませんね。
 今回の件、私も厳しくし過ぎて内部から崩壊…なんてことになったらと、ちょっとハラハラしております。
 尾平は、一旦外へ出て、色々と彼なりに学んで、改めて「飛信隊」の精神をしっかり身に着けて、また隊に戻ってくる…っていうの、アリかもですね。遠くからなんだかんだ見守ってる信と、それを見つめる隊のみんな、というのもやっぱり切れない絆を想わせて微笑ましいですし。いずれにせよ、このまま「追放」で終わって欲しくないですね。

 そして追記で書いて下さった事、大いに同意です!!
 飛信隊が今後も今のやり方を貫いていけば、それこそ「戦わずして勝つ」事も可能になるでしょう。それは戦場という凄惨な場にあって、きっと一つの光になっていくのでは…と思います。
 厳しすぎるやり方というのは、必ずどこかに綻びを生むものですからね。…それは敵に対しても味方に対しても同じで。
 だからこそ、尾平の処遇ってやっぱり難しいなぁ…と思います。

>さきさま
 こんばんは!
 桓騎将軍の「勝利」は、仰るように中華統一の戦として「勝つには勝ったけど、これでよいの?」という問いかけを遺す事になるでしょうね。
 集落皆殺しも数々の略奪も、勝つためなら致し方なし…うーん、そんな風に思ってる人はいないと思いますよ? 私ももちろん思っていません。けれど桓騎将軍の語った考え方もまた、一つの真実である事は間違いないとも思っているだけで。
 戦の暗部をこれだけ描いたからには、乱銅千人将の時とはまた違う形で、単に武功を上げるだけでは得られない「将の器」を改めて試されているんだろうなぁ…と思います。

>nanakiさま
 こんばんは!
 仰る通り、こんな人を従えていた白老将軍、絶対「凡庸な将」なんかじゃないと思います!! それこそ、将の将たる器というか。私も、劉邦や劉備というイメージがあります。
 桓騎兵達のあのセリフは、正に「万引きを度胸試し」的に考える人たちと同じですね。…それ度胸あるのと違う!!! という…。
 お頭がそういう考え方なら、それこそあんな将軍なんてやってられないでしょうし、彼が何を以て、信にあの発言をしたのか。そして彼があれだけの残虐な戦い方を見せるその底にあるものは何なのか。
 …その辺もいつか描いて欲しいな、と思います。

星野さま、丁寧な返信ありがとうございます。
落すというのは語弊がありました、すみません。ちょっとした試練?
改めて今回のこの展開、飛信隊とは?を改めて皆心に問い、結束を高めるイベントなんじゃないかと思っております。
そして確かにお頭にもお頭がの理論がありどちらが正しくて間違ってるというようなことではないでしょうね。私はどちらも大好きです!
他の方への返信の内容で恐縮ですが、羌姉がストッパーにならないのは、今回は特別かと^^;思いがけずあまりに敵側の人間に関わりましたからね。普段は割と冷静な彼女の珍しい一面でした。でも今回で色々学んでまた一つ強く美しくなるでしょうね
(≧∇≦)
仇討ち以降原先生はどんどん羌姉の表情を出してきますね!後は本当に飛信隊、信誇りに思ってるんだなぁというのも終始伝わってきます。

No title

夏本番、暑くなってきましたね、体力の要る季節になってまいりました。
そんな中ご返信いただき、ありがとうございます。
今回の信とキョウカイってある意味見事なシンクロ率でしたね(笑)
考えてみると逆にこんなシンクロ率でいきなり離脱はないように思えてきました。
キョウカイったらすっかり信の理想は私の理想という感じでまぁ、馬鹿が移るとはこういうことでしょうか(笑)
もうとっとと高い山に登ってそっちもシンクロ…(ゴホンゴホン
…と思ったのは私だけではないはず。
と思ったらグラビアのズホン履き忘れキョウカイて、何かの予告?
なんて妄想失礼しました。
体力の要る季節ですが、どうぞお体をご自愛なさってください。また更新楽しみにしておりまあす!

コメントありがとうございました>ひぐまさま

 ひぐまさま、こんばんは!
 尾平の一件で、改めて「飛信隊とは」を信を含めてみんなが考えて理解する。そういう方向性に向かうのが一番ですね。
 そして羌姐のあの激高ぶりは、私もレアだなと思います。仇討ちをきっちりと終わらせて前を向いて進む事が出来た彼女ですが、同時に色々と抑えていた感情もしっかり取り戻したのだろうな…と改めて思います。
 そしてそんな彼女もまた、改めて色んな事を学んで、また一回りも二周りも、強く優しく美しくなることでしょう!
 次号は巻頭カラーですね。お頭のターンが回って来そうな展開ですが、そんな中でも飛信隊がどうやって自分たちのやり方を貫き通すか。
 本当の試練はまだ、これからかも知れません…。

コメントありがとうございました。猫まねきさま

 猫まねきさま、こんばんは!
 本当に、いよいよ体力が必要な季節となってまいりました…。ここから約三か月が色々とキツいです………。

> キョウカイったらすっかり信の理想は私の理想という感じでまぁ、馬鹿が移るとはこういうことでしょうか(笑)
> もうとっとと高い山に登ってそっちもシンクロ…(ゴホンゴホン

 はい、もうすっかり移り切ってますね(笑)
 私も、もうこれは一刻も早く高い山へ登るしかないと思っております………。。
 そしてあのグラビア、同じくドキッとしました。ズボンはき忘れてる!!!(笑)あの恰好で迫られて陥落しない男はなかなかいないでしょうね……。
 

プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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