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干し柿を食べたら、戦争へ行く前の杉元に戻れるのかな

 こんばんは、ちょっとお久しぶりです。星野です。
 この処どちらかというと私事で忙しく、なかなかブログ更新出来ませんでした………が!!!
 今回、これだけは書かずにいられない…ッ!!! 今週は神ってる回だと思います。

 ゴールデンカムイ100回目。…多分ですが、折角の記念回、ここは変態祭りとかではなく、割とイイ話を持ってくるのでは…? とひっそり期待しておりましたが、予想以上に泣けるシーンと、そして白石いい加減にしろ!!! なシーンとがないまぜになり、もう泣けばいいのか笑えばよいのか、解らなくなって参りました(^^;)
 でも、とにかく言えるのは、
 ヒンッ!!! 生きろ杉元ッ!!!
 扉絵は、「翼をください。」とかまた狙ってるなぁもう…!! という感じだったのですが。。
 ウキーッウキーッとか言いながら止まってしまった飛行船の機械をバコバコぶっ叩く三匹の猿と、「やかましいッ」と一人シリアス枠を気取る尾形という素敵な構図を微笑ましく思う間もなく、飛行船はやがて山の中に不時着しました。
 …ちなみにこの時飛行船が通過した岩場「パウチチャシ」の逸話(淫魔であまり心の良くない神。取り憑かれるとその人間は素っ裸になって踊り狂う)がまさか、あの今週のサービスシーン(?)に繋がるとは………。

 さて、杉元達の今の位置ですが、どうやら第七師団の兵営から東に40キロほどは移動出来たようです。
 しかし尾形の双眼鏡には馬に乗って追尾してくる兵士達が見えていて、ぶっちゃけおおよその位置はもう把握されているだろう…とのこと。
 このままのんびりしていたら、追いつかれるのは時間の問題。
 しかし杉元の左胸の傷の出血が止まらない事から、一行は足止めを余儀なくされました。
 …ていうかあの…、弾丸は取り出せたのでしょうか!?(汗) 銃弾が入りっ放しでは、幾ら止血しても色々とマズいのでは…と思うのですが、いつの間にか取ったって事で良いのか…!?

 それはともかく、鯉登少尉の26年式拳銃は「豚の鼻に当たってポトリと落ちた」なんて言われる位低威力の銃だからあんなんで俺を殺せるか、と豪語する杉元に対し、アシリパさんは鈴川さんの事を想いました。
「鈴川はやっぱり殺されたのか……」
 その問いには答えない杉元。
 かくして一行は山中の逃避行を再開しますが、とうとう第七師団の兵達に見つかってしまいました。
 常に殿のポジションで周囲を注視している尾形ですが、戦争に行っていた頃もこういう役目だったのでしょうか。
 この仕草、一行の為というより、寧ろ「ずっと身に沁みついているからそうしている」感じがして、尾形も「まだ戦場から還って来られていない」人のようで、ちょっと切ない思いがします。
 こうして一行は、険しい「大雪山」を超えて逃げる道を選びます。
 …しかし寒風吹き荒び、更に天気まで崩れて来た状況は、杉元達には厳しいものでした。…地味に「どんどん風が強くなる。雨も降りそうだ」のコマのアシリパさんの、寒さで赤らんだ顔がカワイイぜとか思ってしまってすみません。。
 さて、残念ながら穴を掘って身を隠せる程雪は残っておらず、燃やす木も無い今、このままでは凍死という問題が一行の前に立ちはだかります。…現に白石は低体温症になりつつあり、おかしな独り言などをぶつぶつ呟き始めた状態です。
 そんな時、アシリパさんは鹿の群れを見つけました。
 大きいユクを三頭仕留めろ、と指示する彼女。…尾形が速攻で二頭同時に仕留め、もう一頭も確実に仕留めましたが、このあたりは流石の狙撃手です。
 こうして尾形がかっこいい処を見せている中、白石は低体温による錯乱により、サービスシーンを見せていました…。
 こんなシーン、八甲田山の映画で見ましたが、あのシーンはほんとに怖かった(汗)…白石ィー!!!
「パウチカムイに取り憑かれた!!」
 なんてアシリパさんは言ってますが、それよりもっと恐ろしい事になっているような………。

 さて、アシリパさんが鹿を仕留めさせた理由ですが、それは仕留めた鹿の腹の中に潜り込み、寒さを凌ぐ為でした。
 …三頭必要。
 尾形と白石は1頭ずつ、そして杉元&アシリパさんで1頭。
 なんという素晴らしい配置…!!! 尾形&白石が同じ鹿の中にいるのは流石に色々と見たくない絵面ですが、杉元&アシリパさんはイイですねえ。。
 アシリパさんを護るようにしっかり抱え込んでる杉元が紳士です。
 …アシリパさんの年齢がもう少し上だったら、色々とドッキドキなシーンでしたが、これくらいの差ならなんかこう、ほんわかしますね…。
「傷は痛むか? 杉元…」
「うん大丈夫……明日の朝には良くなってるさ」
「鈴川は……苦しんだか? どうやって死んだ?」
 ――杉元は、鈴川は悪人だから人の心が欠けている。だから普通の人間より痛みも感じない、と答えますが、アシリパさんは無論そんな理屈では誤魔化されません。
 彼女にしてみれば、どんな悪行をした人間であるにせよ、自分達の目的に巻き込んで死なせてしまった鈴川の死に際くらいは知って憶えておきたい。…そう思ったのでしょうが…。
 杉元はここで、今までで一番多く、自分の「内面」の部分を吐露します。
「俺はそう思うようにしてきた…戦争のときもロスケは俺たち日本人とは違って苦しまずに死ぬはずだって………。戦場では自分を壊して別の人間にならないと戦えない。俺たちはそうでもしなきゃ生き残れなかったんだ」
 
 鈴川は「本当のオレなんてどこにもいないけどね」と自嘲気味に言いましたが、では、戦場に於いて「違う自分」にならなければならなかった杉元達には、「本当の自分」は残っているのでしょうか…。
「みんな元の人間に戻れなかったのか?」
 この二人のやり取りの中で、コタンで偽アイヌを皆殺しにした直後の杉元とアシリパさんの回想シーンを挟んだのが印象的でした。

「戻れた奴もいただろうさ。故郷へ帰り家族と過ごす時間で、元の自分を取り戻せるのかもな。日本に帰ってきてももとの自分に戻れない奴は、心がずっと戦場にいる」

 鶴見中尉。
 二階堂。
 月島軍曹。
 尾形。
 そして…谷垣。

 谷垣は、もしかしたらその「元の自分」へ戻る道を、少しずつ見つけ始めているかも知れません。
 しかし、ぶっちゃけ他の皆さんには、戻る道があるのかどうか。

 そんな杉元の言葉を聞きながら、アシリパさんは鹿の肝臓にかぶり付いていました。
「杉元も食べろ。たくさん血を失ったんだから。脳みそも食べたいけど風がおさまるまで我慢しよう」
「アシリパさんはホントに脳みそが好きだねえ」
 そんな他愛無い会話に戻った…と思ったその瞬間ですよ。
 まさかここからの2ページで泣かされるとは………。(´;ω;`)

「杉元はオソマ以外に何が好きだ?」
「食べ物? 干し柿かな…」
「なんだ? それ」
「食べると渋い柿の実を乾燥させたものさ。干すとすごく甘くなるんだ。もう何年も食べてないな。最後に食べたのは…戦争へ行く前だ」
「戦争から帰った時に食べなかったのか?」

 ――その時杉元の脳裏を過ったのは、「どなた?」と怯える梅ちゃんの姿でした。
 彼にはもう、干し柿を食べられる場所も、一緒に食べる人も、いなかった…。
「春だったから無かったんだよ」
 この答えが切ないです。

 アシリパさんはその答えを恐らくそのままは受け取らなかったでしょう。ただ一言、ぽつりと呟きました。
「杉元も干し柿を食べたら、戦争へ行く前の杉元に戻れるのかな」
 ………それはもしかしたら、アシリパさんなりの「願い」も込めた言葉だったのかも知れません。
 杉元の心が戦場から還って来られるように、と。
 干し柿を食べたら。…まだ家族がいて、梅ちゃんや寅次と一緒にいたあの日々に戻れるのでしょうか。その答えが否であることが分かり切っている今、その問いは杉元には相当心に来るものがあったでしょう。
 もしかしたら、回想シーンとか以外では、初めて? かもしれない杉元の涙。…戻りたい、でももう戻れない、杉元はそう思っていたのでしょうが………。

「すべてが終わったら…杉元の故郷へ連れて行け。私も干し柿を食べてみたい。いいな? 杉元…」

 彼女が目を閉じたのも、杉元の方を見ずに言ったのも、もしかしたら彼が泣いているのをそれとなく悟っていたからなのかな…とも思います。
 そして今、「梅ちゃんに目の治療費を渡す」事が終了した後の、杉元の「生きる目標」が本当にさりげなくそして当たり前のように、杉元の前に示された、というのがじんわり来ます。
 例えあの日に戻れなくても、これからの道が示されたのは、杉元にとっても大きいのではないでしょうか。
 今まで杉元を「不死身」たらしめていたのはあくまでも寅次との約束と梅ちゃんですが、それにプラスして、新たなものが出来た。
 正に「不死身の杉リパ。
 いい娘じゃないか。…守っておやり!!!

 …必ずアシリパさんを連れて故郷へ行って、干し柿を一緒に食べて欲しい………。
 ヒンッ!!! 生きろ杉元ォ!!!

 そして。
 シライシィ―――ッ!!!

 いい加減にしろォ!!!(苦笑)
 旭川製の特大ストゥを持って来ちゃうぞ……!?
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

星野さん、なかなか読ませますね。
本誌よりもウルッときちゃいました。

「どんどん風が強くなる。雨も降りそうだ」
このコマのリパさんはちょっと今までにない感じの可愛さでしたね。
早速切り取って鯉登少尉のように持ち歩いてます♪

コメントありがとうございます! >尾形一之助 さま

 こんばんは! コメントありがとうございました。。
 
> 「どんどん風が強くなる。雨も降りそうだ」
> このコマのリパさんはちょっと今までにない感じの可愛さでしたね。
> 早速切り取って鯉登少尉のように持ち歩いてます♪

 可愛かったですよね! …最近どうも顔芸とかの方が多くなりつつある気がしましたが、大丈夫。
 彼女はちゃんと美少女ヒロインだ、と再認識致しました(笑)
 あのシーンは私も鯉登少尉のようにブロマイドにして持ち歩きたいです♪
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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