今宵は御帰還第一夜。

 こんばんは、久しぶり(?)となります、星野です。
 師走とはよく言ったもので、バタバタしている内に、気が付けば明日で仕事納めです。皆さまはどんな一年だったでしょうか。
 来年も良い年でありますように!
 
 さて秋ごろに知ったのですが、BSプレミアムで昔の大河ドラマ「武田信玄」が再放送中で、実はちょっとハマッてたりします(笑)
 年内最後となる先週のエピソードが、日曜から涙腺にかなり来るエピソードだったもので、今宵はちょこっと語りたく思います。
 このドラマで、私は中井貴一のファンになりました(笑)
 若い晴信時代の演技より、老境に入った信玄の演技が改めて渋いなぁと。当時27歳だったんだ…と思うとびっくりです。
 
 さてこのドラマ、リアルタイムで見ていた頃、やたらと三条の方と八重のコンビ(特に八重)が怖いわ!!! というのがとにかく印象に残っておりました(^^;)それと、4回目の川中島での上杉謙信との一騎打ちシーン。風林火山の旗。颯爽たる騎馬隊。赤備え!
 ――が、改めて見返してみると、他にもいくつも見どころありますね。
 長男・義信との対立や、湖衣姫だけではなく、里美・恵理といった個性豊かな側室たち。
 意外と昼ドラも真っ青なお裏方のどろどろの女の戦とか(笑)戦場での選出がド迫力だなーと思いましたが、結構人間ドラマも面白いですね。幼い時に目が見えなくなってしまった次郎に不思議な力があったり、ちょっとオカルト的な要素もありますし。
 
 そんなドラマもそろそろ終盤に入り、三条の方とのお別れがそろそろ近いなあという今回のエピソード「京の夢」。
 
 三条の方が血を吐いて倒れるシーンは今も覚えているシーンでしたが、いよいよ寿命が尽きそうだとなった彼女が取った行動については覚えていなかったので、今週のエピソードは胸に来るものがありました。
 病身でも精いっぱい美しく着飾って、舞でお館様をもてなそうとしたその胸の内には、たった一つの「心残り」が。

「今宵は御帰還第一夜。この歳で、病の身で、この三条、恥を忍んで申し上げまする。ご先陣を賜りたく思います」
「この甲斐に来て30ゆう余年、お前様との間には、言葉に尽くせぬ事、多々御座いました。されどその事、もはや恨みに思うたり致しませぬ。今、この三条にとって唯一心残りは、お前様がおここなる女子を見初めて以来、ただの一度も、第一夜のご先陣を賜る事ができなかった事に御座います」
「お前様の正室でありながら、第一夜の先陣を待ち侘びて叶えられず、悲しき日々に御座いました。今生の御別れに、どうか、狂おしき一夜を、下さいませ……」

 いつも大体「お館様」と呼ぶところを「お前様」という呼び方をしたり、「ご先陣」という公家の姫らしからぬ武家の言葉を使ったり、なりふり構わず伏して夫の手を請う姿に、「あれ、こんな泣けるエピソードあったっけ?」とか思いつつ全私が泣きました………。
 あの舞もきっと、本来なら「ご先陣」を賜ったその時に披露したかったんだろうなぁと…。
「許せ。わしの不徳の致すところじゃ」
 のシーンでは思わず、お館様、ちょっと不徳致しすぎだろ…!!! とツッコまずにはいられない…!
 そんな、どっかの歌舞伎役者みたいな台詞ぬかしおって!!!

 ゑ? ただの一度も??? と、思わず…。(そう言えば、川中島の戦いの直後にも、信玄が来るのを待ってたっぽいシーンがあったなぁと思いました)
 信玄の側からしたら、ぶっちゃけ誰を先陣に選ぶなんて彼にのみ選択権のある話で、それこそ「お前は今まで先陣をやった女の顔を覚えているか」って話でしょうけど。
 
 三条の方については、数少ない史料によれば、信玄との夫婦仲も良かったらしく、とても優れた女性で大事にされていたらしいですが、原作の小説ではおそろしくドロドロした女性だったようで(^^;)
 原作のままだとあまりにも三条の方を演じる紺野美沙子さんのイメージが悪くなる、というので、ドラマでは急遽「八重」という原作にいないオリキャラを登場させて、三条の方のキツイ部分は全部そちらに…という感じにしたようですね。(道理で、たかが侍女のくせにあんな妖怪じみたおどろおどろしさがあった訳だ…と納得(^^;)

 そうしてだいぶマイルドに描かれてもキッツイ感じは否めないものの、今見返してみるとそこまでドギツイ感じでもないと思います。雅な雰囲気を常に纏う姿は本当に公家の姫様だなあという気品もあり、子供達を案じる姿は普通に良い母でもあり。
 なんだかんだ、お館様の心をこちらへ向かせたい、と思う姿は健気さも感じます。(主に実行犯は八重とは言え、おここを殺しちゃったり湖衣姫をいびったり、やった事は色々アレですが)
 そして三条の方のお部屋はその装飾や品の良い調度など、いかにもお公家さん、という感じの優雅さもあるなぁと思います。
 質素な武家の御屋敷の中に、京の雅があるな…なんて思いました。

 リアルタイム時の記憶ではとにかくヒステリックなイメージが強かったのですが、大人になってみるとまた変わる部分もありますねぇ。

 ドラマでは信玄とはあまり仲良しとは言い難かった彼女ですが、そろそろ50になるという歳になり、病気で余命いくばくもないという時になって初めて、本当に心から望んでいた事を言えた、というのが泣けてきます。これを若いころにやっていればよかったんよ!!!(涙)と思わずにはいられませんが、人間、そうも行かないんだろうなと…。
 
 多分もうそろそろお別れだなあと思いますが、あともう一つ、鏡で自分のやつれた姿を見て悲鳴を上げるシーンがあった気がしており、そこがちょっと気になっています。
 
 そして、ふと思いました。
 リアルタイムで見ていた記憶では、信玄の労咳は三条の方からうつされたのかなぁ…と思っていたのですが、これ、逆じゃね??(汗)と。
 ドラマ上、信玄が発病の兆しを感じたのは川中島の直後。時系列的に考えて、どう考えても、アレじゃね…信玄にうつされたんじゃね…?? と…。
 二重の不徳だよ、お館様!!!

 武田信玄は家族もみんなハマッていて、旅行で撮影時に使っていた館のセットや風林火山の旗など、観に行った事を思い出します。どうもまだあのセットはあるらしく、他の大河ドラマでも使い回されているとか。
 また機会があれば、あの辺りは温泉も沢山あるし、行ってみたいなと思います。

 それでは。
 今宵は、ここまでに致しとうござりまする。
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No title

こんばんは、大阪のスネークです。「武田信玄」は私もリアルタイムで観てました。今、見るとやはり親と子供の人間関係の難しさが心に響きます。今年に亡くなられた平幹二朗さん演じる信虎を見て当時は「こんな親父、絶対嫌だなー。ウチの親父こんなんじゃなくてよかった。」(笑)とか思いました。堤真一さん演じる義信も単なるワガママ息子としか思えなかったのも、義信なりの想いがあり謀反を起こしたんだなと感じます。日々、生命が危険に晒される時代、死ぬ恐怖は現代人より遥かに大きい筈。その中で一族を率いるのは想像を越えた葛藤があったに違いありません。
史実の年齢とは逆にした配役の上杉謙信役・柴田恭兵さん。川中島で頭巾ではなく兜だったのが当時は残念ではありましたが、あの戦いの時はまだ「謙信公」では無いのでもしかして兜がホントかな、とも思います。最終回で謙信公は完全にオカルトじみててやり過ぎだろ、と感じたのも懐かしいです。
妖怪こと八重役の小川真由美さんは、この人、普段どんな人なんだって思ってましたね。他のドラマとかで見ても八重にしか見えんかった・・・。見所満載のドラマで毎週楽しみでした。ちなみに私の大河ドラマ最高傑作は、時代が新鮮だった「太平記」です。何気に今はあの時代に近いのかな、と考えてます。
駄文、長々失礼しました。

コメント推参

こんばんわ、うしつぎであります。 大河ドラマの存在を初めて知ったのが「武田信玄」でした。中井貴一さんを初めて知ったのも信玄でした。(というより俳優を知る術が大河ドラマからだと嘘のようなホントのうしつぎである)
      
 リアルタイムで視聴して今でも学べるのが実は武田信玄よりも柴田さんの上杉謙信でした。

 真面目に領主として頑張ってんのに、我欲抑えて政治家の仕事しているのに敵(武田、織田)も味方(北条とか大熊)も都合並べて勝手していた。 遂に耐え切れずに僧になって家出(今でも家出だと思う)する。
 追いかけてきた直江さんが真面目で苦しんでいた謙信さんを慰めた言葉は凄く胸を打ちました。

 「では誰が越後の民を導くのですか?」 当時は柴田さんと同じように泣いたもんでしたわ。 あの感動が無ければ今、キングダムで感想を絶やさず書くことは決してなかったでしょう。だからこそ信が山の民に叫んだ台詞で震えて、キングダムのファンになれたのだから。

 年末まだ大掃除しているうしつぎにとって、キングダムと大河ドラマの感動の連鎖を語りました。 

  以上。

コメントありがとうございました >スネークさま

 スネークさま、こんばんは!
 おお、スネークさまもリアルタイムで観ていたのですね。。
 親子の人間関係の難しさ、このドラマの一つの見どころでしたね。信虎と晴信、信玄と義信、父子二代に渡る確執…因果を感じますね。
 義信は、今見返しても相当頑なな印象を受けましたが、小さいころから母親の嘆く姿を目の当たりにし、元々は優しい子だった事を考えれば、父親に対するあの反発も納得がいくものがありますよね。

> 史実の年齢とは逆にした配役の上杉謙信役・柴田恭兵さん。川中島で頭巾ではなく兜だったのが当時は残念ではありました

 そう、私も兜姿の上杉謙信はちょっと新鮮でした。
 頭巾のイメージが強いですよね。登場初期から割とオカルトじみてる人ではありましたが、最終回、今よりさらにオカルトじみてるのでしょうか!? これは気になります…。

 スネークさまは「太平記」ですか…。渋いですね!
 私は今でも武田信玄かなぁ…あとは「独眼竜政宗」、「徳川家康」なんかも好きでした。
 そして今見返していて思いますが、昔の大河はちゃんと子供時代、青年時代、成人後…みたいな感じで、メインキャラだと大体三段階に分けてちゃんと役者を用意していますね。…最近の大河では最初からすでに成人だったり、又は幼い子供時代からいきなり大人になったり…と結構飛んでしまうので、予算とか昔ほど沢山出ていないのかなぁ…なんて想像してしまいます。

Re: コメント推参

 うしつぎさま、こんばんは!
 うしつぎさまも観ていたのですね。。

 上杉謙信の家出(私も同様の印象でした^^;)及び、それを連れ戻しに来るシーンは結構印象に残りますよね。
 誰も彼も結局は「利」の為に動く中、一人だけあくまでも「美しき流れ」を護る為に戦う独特の考え方は、ちょいと凡人の私には理解しがたい部分も多々あったものの、それでも直江さんが色々気苦労しながらも忠実だったのは、間違いなく謙信の考え方に共感していたからでしょう。
 しかしよもや、このドラマがキングダムの感想にもつながっていたとは…! 

 年末の大掃除は済みましたか?
 私も昨日今日と二日間に渡って掃除が終わり、ゆったり新年を迎えられそうです(^^)

No title

大阪のスネークです。星野様、年末の忙しい時期に早々の返信ありがとうございます。「徳川家康」はDVDで見たのですが、信長の役所広司さん、秀吉の武田鉄矢さん、家康の滝田栄さん。誰が主役でもおかしくないキャストでした。この三英傑が出てくるドラマは他にもありますが、私の中ではこの三人がベスト三英傑です。
大河ドラマは、一年という長丁場もあり、ヤマ場を過ぎると失速気味になる傾向があるのですが、((例)「秀吉」私の中ではです。)
「太平記」は違いました。特に後半の40回辺りから最終回は昼ドラも顔負けのドロドロ展開。しかも史実だから恐ろしい!元々、ハマり役が多い太平記ですが、高師直役の柄本明さん、佐々木導誉役の陣内孝則さん、弟・足利直義役の高嶋政伸さん(この役でイメージが変わりました。)等と主人公・足利尊氏役の真田広之さんとの確執や葛藤は今見ても色褪せません。
南北朝時代マニアの方のブログを読むと1年の放映上、かなりまとめたなあという感想もありましたが・・・。
やはり「太平記」と言えば楠木正成役の武田鉄矢さんと架空の人・一色右馬介役の大地康雄さんが忘れられないですね。楠木正成とヤン・ウェンリーがダブるのは私だけでしょうか・・・。

コメントありがとうございました>スネークさま

 スネークさま、こんばんは! 今年もよろしくお願いします。
 おおっ、徳川家康も観ていたのですね。あの時のキャスティングは本当に豪華でした…!!

> 大河ドラマは、一年という長丁場もあり、ヤマ場を過ぎると失速気味になる傾向があるのですが、((例)「秀吉」私の中ではです。)

 そうなんですよね、どうしても陰気な話になりやすいというか…。
 秀吉は晩年が色々と残念な事になっているので、余計に…かもですね。

> やはり「太平記」と言えば楠木正成役の武田鉄矢さんと架空の人・一色右馬介役の大地康雄さんが忘れられないですね。楠木正成とヤン・ウェンリーがダブるのは私だけでしょうか・・・。

 もう楠木正成のキャラも殆ど覚えていない私ですが、そんなにヤンっぽい感じでしたっけ…?? 何か気になって来ました(笑)過去の大河ドラマを一気見したい衝動に駆られます。。
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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