夏目友人帳にハマッております☆

 こんばんは、星野です。
 そろそろお盆休みの時期ですね~。皆さまも、夏休みをエンジョイされる頃でしょうか。。
 こちらはちょっと私生活の方でバタバタしておりますが、夏バテで参りつつも元気にやっております。。

 さて。
 最近友人に聞いて、6月まで放映されていた第6期を見て、ハマりました。
「夏目友人帳」。
 ご存じの方もそうでない方も、ほんわかしていていいなぁ…と思う作品なのでぜひ! とオススメしたく、ちょっと語ってみたいと思います。
 アニメは第1~第6期までレンタルし、原作は15巻まで読破。ファンブックもちょっと買ってしまいました。。

 深夜で放映されていますが、これ、別に深夜でなくてもいいんじゃない…? という位、とてもほんわかしていて、そして切なく泣ける作品です。寧ろ、普通に子供達にも見て欲しいような…。
 基本的に、ほぼ1話完結方式(続き物もありますが、大抵2~3話で一区切り付きます)の為、大体どこから見ても大丈夫、というのもイイですね。
 第1話の設定さえ抑えておけば、大体大丈夫かなぁと…。

 主な設定としては、
・若くして他界し、謎多い祖母・夏目レイコが遺した「友人帳」(妖怪達の「真の名」を集めた帳面で、主従の契約書。ここに名前を書かれた妖怪は、名前を呼ばれると逆らえない絶大な力を持つ)
・主人公は友人帳を受け継いだ夏目レイコの孫・夏目貴志という少年。
・少年の傍には「用心棒」として、ひょんな事から封印を解いてしまった大妖・斑が常にいて、時に夏目を支えたり、導いたり、飲みに行ったり(笑)
・主人公には祖母譲りの絶大な妖力があり、妖怪も人も分け隔てなく見えてしまうが故、人に疎まれている。幼くして両親が他界しているが、その能力故に気味悪がられて親戚中をたらい回しにされた過去がある
・そんな夏目が、遠縁の藤原夫妻に引き取られ、学校で友達も出来、数は少なくとも同じく妖怪の事を話せる人にも出会えた事で、人と妖怪の間で悩んだり、様々な事件に巻き込まれたりしつつも、少しずつ成長していく

 ………とまぁ、こんな感じです。
 ほんわかしていて泣ける話が多いですが、観終わった後で優しい気持ちになれる、そんな作品です。

 まぁ、私はもう斑(夏目には「ニャンコ先生」と呼ばれる。昔、招き猫に封印されたことから、依り代の招き猫の方に姿が定着してしまい、普段はものっそい丸々とした三毛猫のような姿を取っているため)の大ファンとなってしまい、この可愛らしくも中年のようなニャンコ先生を愛でる為にアニメを見ているといっても過言ではないのですが(苦笑)
 全体的な物語や夏目少年が少しずつ成長していく姿も勿論注目しております。

 夏目がニャンコ先生と出会う第1話は別格として、幾つか私がこれいいなぁと思ったエピソードを挙げていくと…。

■「露神の祠」
 これは、私が夏目友人帳の中で、一番泣けたエピソードです。
 嘗ては人々に信仰されて力を得た妖怪「露神」でしたが、やがて信仰も廃れ、信仰してくれた最後の一人・ハナさんが他界したその時、露神もまた消えていく…。
「愛してしまえば、愛されてしまえば、もう忘れる事などできないんだよ」
 嘗て、人は現金で薄情だから、信仰なんてどうせ廃れる。だからさっさと新しい住処へ移ればいいのに、と言った夏目レイコに対して穏やかにそう答えた露神。
 彼は、「おれが信仰する」と、露神が消えることをなんとか止めようとした夏目の言葉を、静かに否定します。
「駄目だよ夏目殿。君は私の友人だ」
 昔も今も、人とは、可愛い生き物だね。
 ………原作も泣けたのですが、これ、アニメの演出・声優さんの演技・BGM、全てがもうハイクオリティで、涙なしには観れません。
 その後、露神がいなくなっても、また誰かがここを住処にするかも知れないから、と饅頭をお供えする夏目と、その饅頭を食べてしまう先生のシーンにほっこりします。
 ニャンコ先生なりに、夏目に気を遣ったんだなぁと…。

■ニャンコ徒然帳
 原作では短編の特別編として描かれていましたが、アニメだとオリジナルシーンを追加して1話になっていましたね。
 冷蔵庫のエビを盗み食いし、夏目と喧嘩して家を飛び出したニャンコ先生。
 アニメでは、ニャンコ先生が既に「藤原家」の日常の中にもなじんでいるさまや、友人帳を狙おうとする妖怪を撃退するシーンなどが追加されていて、先生が普通の人にとっても、夏目にとってもとても大きな存在になってるんだなぁ…というのと同時に、先生もまた、夏目やその周囲の世界を大切にしたいと想っているのがよくわかる1話となっていました。
 喧嘩して家を飛び出し、挙句二日酔いで(笑)崖下に落ちてしまった先生は、そこで同じく落ちてしまっていた女の子と出会います。
 最初は相手にしていられるか、とさっさと帰ろうとする先生ですが、なんだかんだ少女に引き留められて見捨てる事も出来ずにいる内に、雨が降り出しました。
 雨に濡れたら猫ちゃんが死んじゃう、と泣き出す女の子に「それは、ない」と思いつつも大人しくぎゅうぎゅう抱っこされてる姿が微笑ましい! そしてその後のモノローグで、先生の心の奥底にある温かみや切なさが簡潔ながらも伝わって来るのですが、このモノローグがまた、秀逸です。
 アニメと原作で一部違うのですが、これ、どちらも味わいがあっていいですね。
 個人的には原作の方が好きなのですが、アニメもなかなか。

原作:
 弱い者は、嫌いなのだ。
 弱い者はずるい。
 一人はさみしいと、傍にいて欲しいと。そんな想いを漂わせて、私を波立たせるのだ。
 この子も、あいつ(夏目)も。

アニメ:
 人とは、なんと脆弱な生き物か。
 弱い者は嫌いなんだ。
 力も無いくせに他人を気遣い、弱いくせに何かを必死に守ろうとする。この子も、あいつ(夏目)も。

 原作は、長い時を生きる先生の本音に近い部分が描かれていて、アニメ版は、何故先生が「心を波立たされてしまう」のかの部分をクローズアップしているのかな? と。
 寄り添ったところで、どうせ自分より先に行ってしまうくせに、という思いもそこにはあるのか。
 それでも、寄り添う事を止めない、止められない自分自身も、どこか可笑しく思っているのか。
 先生は「そのうち慣れるさ、私は慣れた」と言い切りますが、それはつまり、「慣れる」ほど、そうした出会いと別れを繰り返して来た…という事ですからね…。
 レイコさんとの出会いと別れもそういう、先生の心に残る出会いの一つだったのでしょうか。
 そして、いつかは夏目とも………。

 違う時と世界を生きる存在で、ずっといつまでも一緒、なんてことはありえない。
 先生はそういう事を何もかも解っていて尚、夏目と「あっという間のその時まで」寄り添う事を選びました。
 それがとてもよく解るエピソードだなぁと。

 因みに、アニメ第6期の「いつか来る日」で、先生が言った言葉は、そんな先生のスタンスをよく表した一言でした。
「阿呆めぇ~。感傷などまだまだガキだな。私は面白おかしく、暇つぶしを楽しんでおるのだ」
「やりたいように生きるがいい。出会ってしまったのならば」
 いつかくる日を恐れる前に、面白おかしく過ごす「今」をちゃんと見つめている先生。
 そんな先生が一緒だからこそ、ふとした瞬間に人の世界より、ともすれば妖怪の世界の方へ行ってしまうような危うさを持った夏目が、自分の「帰りたい場所」でしっかり踏ん張っていられるんだなぁ…なんて思いました。

 アニメだと、ニャンコ先生の独特のぽよんぽよんっとした感じの動きや、声優さんの見事な演技(ニャンコ先生状態と、本来の「斑」の姿の時のイケメンボイスのギャップがまた萌える!!!)も相俟って、ますます魅力が高まっちゃってる気がします。
 きらめいてるよ、先生…!!
 私もあのつるふかな身体を抱きしめてみたい!!!
 なんかいつのまにか、先生を語っていました…。いかんいかん(^^;)

■遠き家路
 短い時間ではありましたが、父親と過ごした思い出の残る実家が売りに出されることになり、その前にと夏目が一度実家へ戻るエピソード。
 幼少期の僅かながらの温かい思い出を、「思い出すと(心が)痛いから」と、忘れようとしている内に「本当に忘れてしまった」と語る夏目。
 今までは両親の写真さえまともに見る事が出来なかった彼が、ようやっと、昔のあたたかな日々を思い出して涙することが出来る日が来たんだなぁ…と、こちらも泣けてしょうがなかったです。
 心の傷というのは、あまりに深いと人は「見て見ぬふり」をして、なんでもないふりをしようとするものです。
 それは目に見えて悲しいとか辛いとか、そういうのが分かるよりも厄介です。
 夏目はやっと、過去の悲しみや心の痛みに向き合える状態になれたんだな、と。

 妖怪の事を話せる数少ない友人・田沼の「つかなくてもいい嘘はつくな」という一言がまた、泣けます。
 こういう友達が出来て、優しい藤原夫妻にちゃんと家族として愛されて、やっと自分を大事に出来るようになれたからこそ、実家へ帰り、かつて母が庭に植えたという花の話を思い出して涙することが出来るようになったんだなと…。

 実家へ帰った夏目が、先生に「この庭のどこかに、母が花を植えたんだって。どこに植えたんだろう。もう、思い出せないけど…」
 そんな風に独り言のように呟いて、そして涙を流し。
 先生は何も言わずに寄り添っている。…とても美しく切ない1シーンでした。

 その後、藤原夫妻と、ニャンコ先生と一緒に「家族写真」を撮影するシーンが、感慨深い気持ちになります。
 今までは奇異の眼で見られてたらい回しにされていた夏目ですが、ここには、少しでも長くいられるといいなと。
 そう思えるエピソードでした。
 アニメ版では、家族写真のシーンの直前、先生の「今夜は~コロッケ―のブルースよ~♪」という謎のソングにほっこり癒された私です。「ちょっ…、先生! さっき流したばかりの感動の涙が!!(笑)」と思うと同時に、先生がいるから、ともすれば結構重たくなりがちな部分もありますが、それが上手く中和されてるんだなぁ…なんて思います。
 まあ、本人がそこまで考えているかは微妙ですが…(^^;)

 アニメ第6期では、何やら夏目の祖父? らしき人の存在がチラついたり、名取さんがとうとう友人帳の存在を知ったり、色々動きがありそうですね。
 7期も早く見たい! と思うと同時に、原作の続きも気になります。

 ついつい、いいなと思う作品を見ると語ってしまう…(^^;)
 これ以上カテゴリは増やさないようにと思いつつ、語ってしまいました♪
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コメント推参

やっと星野さんも「夏目友人帳」に気づきましたか。私も好きでこの作品は音楽もよいのです。  

 ゴルカムのアニメ化決定をききました。 申し訳ありませんが何も感じなかった。。。 キングダム三期で合従軍編も出せない業界に何の期待がわきましょうや!! 今年だって「夏目友人帳」「信長の忍び」が無ければアニメ番組断絶でしたので。 来年は本当にアニメ番組〆かもしんない。。。

和みました

夏目友人帳。第1話/第2話を観ました。
感想です。

妖怪たちの孤独。
妖力を持った特別な人間の孤独。
それを遠くから温かく見守る作者の眼差しが
ほのぼのとした感じを生み出すのかなあと思いました。

スタイルが良い美人の夏目レイコ。
でも、妖力も持ったがゆえに周囲には理解されず疎まれる。
頬には石を投げられた跡が残る。
深い孤独感に苛まれ、妖怪達との繋がりを持とうとする。
といっても絶大な妖力を武器に、無理やり子分に。
それまでしてでも友人を作りたかった深い孤独感とはどんなだっただろう?
#妖怪達にとっては、とんだ災難ですが!

夏目レイコを祖母に持つ夏目貴志。不運?にも妖力を受け継ぐ。
第1話で、友人帳をニャンコ先生に奪われそうになる場面で
「祖母の大事な遺品。確かに祖母は人とうまく付き合えなかった。
唯一血縁の俺くらいはつながりを持ってやりたい。他人事とは思えない」
と決意する(運命を受け入れる)場面はいいんですね。

第2話の「露神の祠」。
夏目たかしを引き取ってくれた遠縁の藤原夫妻。
細かいことには言及せず、温かく見守る姿がいいですね。

ハナさんが道端で桃を落とす場面。
原作ではミカンでしたが、桃のほうがお気に入り。

人は、自分の力ではどうにもならないときは祈るが
願いが叶えば、「現金で薄情だから」やがてその恩は忘れ去られる。
でも、ハナさんは、小さい頃からこの世を去るまで、露神の祠に足を運んだ最後の人。
露神を最後まで愛してくれた人。
露神は孤独ではなかったはず。でも、妖怪から見た人は近い存在だが、人から見た妖怪は遠い存在。「今日はいい天気だな」「そうですね。」という会話を月と地球でしているような感じかも?
ハナさんがあの世に行き、その後、露神もあの世へ。
やっとハナさんと間近で会話できて、孤独から解放されてよかったですね。

別件
・浅草の「今戸神社」ににゃん子先生が奉納されているとのこと。
http://www.alu365.net/entry/20150209223718

・Eテレで放送しても違和感なし。

・第1話が主題で第2話以降がそのバリエーション(変奏曲)に相当するのであれば
第3者の創作もできそう?!
1話分、星野さんも作品作りに取り組んでみては!?読んでみたいです。

・私も孤独な人間なので、この作品は共感できます(^^;)。
機会を見つけて、少しづつ見続けていきたいです。

Re: コメント推参

 うしつぎさま、こんばんは!
 うしつぎさまも「夏目友人帳」お好きなのですね! いやー、もっと早く気づきたかったです。。
 でも、今気づいて良かったかも。…リアルタイムだったら、続きが気になり過ぎて待ち遠しい日々が長く続いたでしょうから…(笑)

 ゴールデンカムイのアニメ化はどうでしょうね…。
 今までが今までだった訳ですが、だからこそ、今度こそ…! なんて思いもあります。
 とにかく、原作の良さを忠実に再現出来れば…! と、それだけを願っています(^^;)

Re: 和みました

 ポラリスさま、こんばんは!
 夏目友人帳、1話&2話、観て頂いたのですね!

 この2話は、やっぱり外せないエピソードだなぁ…と個人的には思います。
 妖怪もやっぱりさみしさを感じていて(恐らく、あのニャンコ先生さえも…)。人には人のさみしさがあって。
 主人公の夏目貴志くんがどうしても「見える」人側なので、ともすれば「見える」人間側の孤独にスポットが当たりがちなのですが、見えない人間には、見えない人なりの「さみしさ」や「もどかしさ」がある、ということも、次第に解る作品です。
 それぞれがそれぞれの立場で、孤独やもどかしさ、さみしさ、温かさ。
 色んなものを感じていて、いろんな視点で見ると、また奥深い味わいのある作品だと思います。

 露神の祠のエピソードは、人の現金で薄情な部分と、最後まで信仰し続けたハナさんのように美しい部分も描きつつ、人と妖の「遠い距離感」も上手く描いていますよね。
 露神とハナさん、あちらでは「今日はいい天気だなあ」「そうですね」…と、間近な距離感でお話しできていたらいいなぁ…と思います。

 とても優しい作品ですので、ぜひ、楽しんで頂ければと思います♪

「儚い光」を鑑賞

儚い

1期/8話 「儚い光」を観ました。

妖=キヨ(ホタル)の(男性への)一途な気持ちを、美しさと儚さを漂わせて描かれていてよかったです。
キヨさんのココロにコロッとなりました(^^;)

■別件
アエラという雑誌を見ていたら、「ガラスの仮面」の記事が出ていました。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19298
当時の担当編集者さんへのインタビューも載っていました。

銀座で「連載40周年記念 ガラスの仮面展」やっているとのこと。
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20170823_garasunokamen_8es.html
星野さんは「ガラスの仮面」はお好きですか?

Re: 「儚い光」を鑑賞

 ポラリスさま、こんばんは!
 儚い光も泣けますよね。「キヨ」という名の由来がまた………。
 螢が飛び立つアニメの演出も、美しくも儚くて、切ない名シーンでしたね。

 ガラスの仮面は、原作の方は読んだことはないのですが、アニメは一部見たことがあります。
 途中から読んでもハマると聞いたので、完結するまで読むのはやめようかなぁと(^^;)

 是非、完結したら読んでみたいです♪

No title

夏目友人帳とは、ちょっと関係ありませんが・・

■「異世界食堂」というアニメがTV東京で深夜放送されているとのこと。
http://isekai-shokudo.com/sp/?from=lower

料理好きなので興味あり。

■少年ジャンプが24日まで無料で読めるフェスが開催されてるんですね。
http://natalie.mu/comic/news/248878
プロフィール

星野 海紀

Author:星野 海紀
徒然なるままに様々な事を書き綴っています。現在は「キングダム」&「ゴールデンカムイ」、「テラフォーマーズ」に熱いです。他に聖闘士星矢や遊戯王、旅行記等、話題の範囲は広いです(笑)

連絡先:natch.2002ina★gmail.com (★をアットマークに変えて頂ければと思います)

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